
毎年、東京に雪が降るとニュースが騒がしくなります。
交通網が混乱して、電車は定時に来ない、車は大渋滞、タクシー乗り場は大行列と、いつでもこうなりますね。
転んで大けがすることも
私の友人は関東近郊に大雪が降った時、仕事に向かう途中に滑って転んでしまった。
その時、腰を強く打ち、腰の骨を折るという大けがをしてしまいました。
バックと傘を持っていたせいで両手がふさっがっていて、腰を強打したそうです。
約2か月の間、松葉杖を使う生活を強いられました。
雪道で転ぶことを軽く見ていると、こんな大けがをすることもあります。
どんな靴がいい?
慣れない雪で怖いのは、準備ができていない事。
関東地方の都市部では数年に1度大雪となりますが、その為に準備をしている人はごく少数だと思います。
靴屋さんに行けば、滑り止め防止機能が付いた靴もありますが、持っていない場合は、溝の深いパターンのゴム底の靴を選びましょう。
大雪の場合は長くつを履いて通勤して、会社で革靴に履き替える人もいます。
ケガをする前に安全対策をしておく方がいいですね。
歩き方のコツ
雪道では普段と違う意識で歩かないと思わぬ事故にあってしまいます。
意識したい点をまとめました。
歩幅を小さく、足を高く上げない
雪道では普段歩く歩幅の半分くらいを意識しましょう。
歩幅を大きくしてしまうと、重心がぶれやすく転倒の原因となります。
足を高く上げずに、出来るだけ低く踏み出すようにします。
靴の裏全面で着地する
地面との接地面を出来るだけ多くすることで安定しやすくなります。
出来るだけ垂直に足をおろすようにします。
一歩、一歩雪を踏みしめるように歩くことを意識しましょう。
重心が「つま先」や「かかと」に乗ってしまうと接地面にかかる体重が多くなり、滑った時に勢いよく倒れる原因となります。
足元を見ながら歩く
雪道では出来るだけ足元をしっかり見て歩きましょう。
突然凍った路面があることもあります。凍った路面は滑りやすいので十分に注意して歩きます。
当然、周りにも気を付けなくてはいけないのでゆっくりと歩くようにします。
膝を少し曲げる
膝が伸びきった状態は重心がぶれやすくなります。
安定させるためには膝を少し折り歩くようにします。
スキーと同じ要領です。
転んだときは?
もし、転んでしまった時に気を付けることは?
頭を守る
まず、転んでしまった時は顎を引き頭を打たないようにします。
転んだ際に頭を強打することが一番怖いことです。
一番に頭を守ることを意識しておいてください。
手とおしりを使う
滑って転んだ際にお尻と手を同時について転ぶようにします。
その時注意したいのは、体の下に手が入らないように気を付けてください。骨折する原因となります。
手は体より少し開いた状態で体の下に入らないようにします。
大きく転んだ際は、体全体で転んだ方がケガをしにくくなります。
柔道の受け身を知っている人なら分かると思いますが、体重を出来るだけ多くの場所に掛けるようにします。
片手一本で全体重を受ければ骨折しやすくなりますが、頭以外の体全体で支えれば体重が分散されケガもしにくくなります。
まとめ
雪道では歩幅を小さくゆっくり歩くことを心掛けるようにしましょう。
雪のせいで多少の遅刻は大目に見てもらえます。
自分の身体を第一に考え、余計なケガなどしない方が賢明です。