
羊羹の賞味期限切れって結構ありませんか?日持ちするから後で食べようと思い、つい忘れてしまって賞味期限切れになってしまうことも・・・
そんな羊羹の賞味期限切れについて調べてみました。
羊羹賞味期限は種類によって違う
羊羹の「賞味期限切れ」に関して調べてみると様々な情報が出てきます。30年でも大丈夫だという情報まで出てくるのですごいことです。
まず最初にわかっておいて頂きたいのは羊羹は種類によって賞味期限が大きく変わるということです。
一括りに羊羹と言っても様々な商品があって製法も異なります。当然同じ賞味期限で語ることはできません。
また、メーカーによって包装技術も異なるため当然賞味期限も変わってきます。
これらのことから羊羹は30年持つということは当てにならないことがわかります。
代表的な羊羹の種類は3つ
代表的な羊羹の種類は3種類で「練り羊羹」「水羊羹」「蒸し羊羹」となります。
練り羊羹は一般的な羊羹として流通しているもので小豆と砂糖主原料として寒天で固めたものです。
水羊羹は寒天の量を減らして水分量を多くしたものです。現在では夏の贈答品として人気があります。
蒸し羊羹は歴史が古く練り羊羹より前に広まったものです。しかし、練り羊羹が一般的に広まると蒸し羊羹は芋羊羹やういろう等の形で広がっていきました。
種類によって賞味期限が変わる
羊羹の賞味期限は練り羊羹、水羊羹、蒸し羊羹それぞれ変わります。原材料や製造工程が違うので当然といえば当然なのですが、羊羹として一括りに賞味期限が語れないのはこれが原因です。
例えば羊羹で有名な「とらや」の場合は練り羊羹の賞味期限が1年なのに対して蒸し羊羹は24日と大きく変わります。
とらやに限らず様々なメーカーが様々な羊羹を発売しています。その羊羹の賞味期限はバラバラで長いものだと2年と短いものでは数日となっています。
賞味期限切れの羊羹はいつまで食べることが出来るのか?
羊羹の賞味期限がバラバラな理由をご理解いただいたうえで、賞味期限切れの羊羹はいつまで食べる事が出来るのでしょうか?
包装によっても変わる賞味期限
種類によって賞味期限が変わるのは先述した通りですが、実は包装の仕方によっても賞味期限が変わってきます。これはメーカーがそれぞれ工夫して長期保存を可能にしていたり、逆にすぐに食べてもらうことを前提にしたものもあります。
賞味期限切れの羊羹を食べる事の出来る目安は?
賞味期限が過ぎたからと言ってすぐに食べられなくなることはありません。賞味期限はおいしく食べる事が出来る期限を定めたものなので過ぎても食べる事が出来ます。
しかも賞味期限に関して言えば形が崩れるなどの「官能検査」にかかることが多いです。官能検査とは品質の変化を見極めるものであり実は数値に明確に表れないものもあります。
例えば羊羹の場合は寒天の保水力が衰えると弾力性が落ちてきます。食感に変化がみられるのですが、これも品質変化とみることになります。
「理化学検査」「微生物検査」では何も変化が見られないとしても賞味期限として設定されます。
何が言いたいかというと、微生物や雑菌の繁殖など衛生上の問題がなくても賞味期限は設定されていることは多くあります。
賞味期限の設定方法は15か月経っても商品に変化が無いとすると安全係数0.8(推奨されている数字で商品ごとに変わる)を掛けると12か月が賞味期限となる。少し余裕を持って設定されています。
賞味期限切れの羊羹を食べるかどうか悩むときに一つの目安となるのが賞味期限なのであります。賞味期限から逆算すると消費できる期間は1.5倍から2倍くらいになるということです。
羊羹の賞味期限が1年になっていたとすると2年位は問題なく食べる事が出来るであろうと推測することが出来ます。
これは保存方法が適正であった場合の話で保存状態が悪ければ当てはまらないので注意してください。
このようなときは食べるのをやめましょう
羊羹の賞味期限切れを食すときは以下の点を気を付けましょう。
まず気を付けたいのが包装に穴などが無いか?です。包装が破れたりしていると雑菌やカビが繁殖している可能性があります。
温度変化の激しいところに保管していたり湿度の高い場所に長期保存してあったりすると、何らかの原因で中身が傷んでいることもあます。食べる際は異臭が無いか?少し食べてみて味に違和感が無いかをしっかりと確かめてから食べるようにしましょう。
まとめ
羊羹は種類も多く包装方法もメーカーによって異なり賞味期限が様々です。
一つの目安となるのが賞味期限から逆算した期日です。1.5倍から2倍程度を目安にしてみるのも良いでしょう。
賞味期限切れの羊羹を食べる時は見た目、臭い、味としっかりと確認してから食べましょう。