
会社の20代の後輩が生麺の焼きそばはコスパ最強と言ってます。
何でコスパ最強なの?と聞いてみると東京で一人暮らしする若者に取っては安くておなか一杯に出来るのは焼きそばが一番だと言っていました。
何でも、スーパーで安売りしている時に大量に買って、あとはカット野菜を夕方安くなった時に買っていけば簡単に出来ておなかがいっぱいになるそうです。
確かに1人で3袋食べればおなか一杯になりますよね。
節約のためには肉は入れないそうで、そこまでして貯金したいか?とも思うのですが、もう一つ気になるところが、大量に買い置きした焼きそばって日持ちするの?と疑問に思いました。
生麺の焼きそばの賞味期限は?
生麺の焼きそばは賞味期限がどれくらいなのだろう?そんな疑問を抱き調べてみると、生麺の焼きそばと言っても2種類存在するんですね。「蒸し麺」と「ゆで麺」があるんです。
それぞれどんな違いがあるのでしょうか?
「蒸し麺」と「ゆで麺」の違い
蒸し麺とは中華麺を蒸して作られ、ゆで麺とはゆでて作られるというのはわかります。その結果どんな違いが生まれるのでしょうか?
まず蒸し麺ですが、蒸し麺はゆでるより高温で処理され水に浸けないので麺の水分含量が少なくなります。
水分量が少なくなるともちもちとした食感になります。
その為麺がほぐれやすく、一般的に焼きそばに使われる中華麺は蒸し麺です。
ゆで麺はゆでる事でかん水が流れ出て癖が無くなりやわらかい食感となります。
主に業務用として流通しています。
蒸し麺とゆで麺の賞味期限の違いは?
蒸し麺とゆで麺で賞味期限は変わるのでしょうか?
蒸し麺の場合は10℃以下の保存で3日~2週間程度の商品が多いようです。ゆで麺の場合もほとんど同じような賞味期限が設定されています。
賞味期限に関しては蒸し麺とゆで麺の違いよりメーカーによって差があるようです。
賞味期限切れの焼きそばいつまで食べる事が出来るか?
保存料の違いや包装による違いが賞味期限の差を生んでおり、一概に大丈夫と言いにくい感じです。
あくまで賞味期限なので過ぎたところで食べる事が出来ないわけではないのですが、3日しか賞味期限が無いものと2週間あるものでは、まったく違うことになりそうです。
食べようとしている焼きそばが、賞味期限切れ3日が経過した場合は賞味期限が3日の物はかなり注意が必要でしょうし、逆に2週間の物の場合は大丈夫ではないか?と推測できます。
賞味期限の設定は衛生上の問題だけではありません。衛生上の問題とは食べてお腹を壊すなど健康被害が出るようなケースのことです。
官能検査と言って食感や味などが失われることでも、賞味期限の決定に影響します。
なので、メーカーによって差が生まれる事があります。
焼きそばの場合、麺の周りの食用油によって麺が切れないよう工夫されていますが、この油の効果が薄れ麺が切れやすくなっても官能検査にパスできないケースも考えられます。
賞味期限から計算してみる
それでは、賞味期限切れ何日まで食べる事が出来るか?賞味期限から逆算して考えてみましょう。
賞味期限の決定はメーカーによって違いがあるのですが、理化学検査や微生物検査、官能検査などを行って決められています。
例えば3日の賞味期限の焼きそばの場合は、4日目までは何の変化もなく5日目に変化があったとします。この場合4日までは問題ないのですが、賞味期限は余裕を持って3日に設定されます。
余裕を持って決める数値を安全係数と言います。推奨値は0.8です。この場合は4日間は問題が無いので4×0.8となり3.2日つまり3日が賞味期限となるのです。
このように賞味期限が決められていることから、2週間の賞味期限がある商品は製造日より18日程度は問題なかったと推測できます。つまり賞味期限切れ4日程度は過ぎても問題無いことが推測できるのです。
これは、未開封でメーカーが指定する保存方法を守った場合です。
賞味期限切れの焼きそばの状態で判断する
賞味期限からの逆算は問題が無かった日にちを推測したもので、目の前にある焼きそばが食べる事が出来るのかは当てはまるとは限りません。
食べる際には自分の目と鼻と舌でしっかりと確認してから食べるようにした方が良いでしょう。
賞味期限切れを2週間過ぎた焼きそばを食べても問題なかったなどの情報に惑わされずに、自分の感覚を信じて判断したほうが良いです。
まずは見ためで判断します。変色やカビなどがある場合はやめておきましょう。
臭いを嗅いで酸っぱい臭いなどがするときはやめておきましょう。
少し食べて味に違和感がある際もやめておきましょう。
基本的に値段の高いものではありません。無理に食べる必要は無いので上記のような状態であった時は食べない選択することも大切です。
まとめ
焼きそばの賞味期限は蒸し、ゆで共に3日~2週間程度でメーカーによって開きがある。
賞味期限切れを食べる際には十分に自分で確認してから食べるようにする。
高額なものではないので、無理せず安全を優先した方が良さそう。