
ツナ缶っておいしいですよね。個人的には大好きな缶詰です。そんなツナ缶ですが賞味期限が切れたものどれくらいまで食べられるのか?調べてみました。
ツナ缶の賞味期限は
ツナ缶の賞味期限はズバリ3年です。
一般的に賞味期限と言えばおいしく食べる事の出来る期限を定めたものとなっていますが、実はそれだけではありません。
農林水産省が水産物の缶詰の賞味期限は3年と定めているのです。
なので、ツナ缶はおいしく食べる事の出来る期間ではなく、農水省が定める最長の期限を設定しているという事になります。
実は例外もあって災害備蓄用の缶詰には最長5年の期限を付けてもいいという事になっています。
しかし、条件があってイージーオープンタイプは5年の賞味期限がつけられません。
缶切りで開けるタイプの物であればOKという事です。
また賞味期限を5年にする為には、缶の厚さを厚くするなど基準が厳しくなりコスト的に合わないため5年の賞味期限の缶詰はあまり出回っていないという事です。
賞味期限切れのツナ缶はいつまで食べる事が出来るのか?
賞味期限が3年というのはいろんな事情があってのこととご理解いただけたと思います。
当然賞味期限を過ぎても食べる事が出来るのですが、どれくらいまで食べる事が出来るのか?
缶詰は製造工程で長期保存できるようになっている
賞味期限切れの物を話す前にどうやってツナ缶が作られているか理解しておきましょう。
缶詰は缶の中にツナをいれオイルや調味料を一緒に入れて蓋をされます。中身は真空状態になっています。
蓋をした缶詰に熱を加えて殺菌処理します。この時点で缶の中の微生物は死滅します。
缶詰はこのような製造工程を経て作られるために外部から空気や微生物が侵入しない限り中身は傷まないという事です。
傷まないので長期保存が可能なのですが、賞味期限は設定しなければならないのです。
衛生上の問題はないが味は落ちるかも
賞味期限を設定するうえで味などに変化があればその時点で賞味期限の設定がされます。
しかし、ツナ缶の場合は3年という限界値まで賞味期限が設定されているため味が落ちている為に設定されてるとは言いにくい状態です。
実際に工場に勤める人間が賞味期限が過ぎた方が美味しいと答えていることもあります。
缶詰は蓋をしてから徐々に素材にオイルや調味料が染み込んでいくため、時間が経った方が美味しくなります。
缶詰が製造後すぐに出荷されないのはそのためです。
また、賞味期限の3年は缶のメーカーが機能を保証する期間であり中身の状態とは関係なく設定されています。
なので、缶に異常が無ければ衛生上の問題は少ないという事です。
しかし、味に関してはだんだん染み込んでいくためあまりに古くなると逆に美味しくなくなることもあるのです。
これに関しては好みもあるのでしょうが・・・
缶に異常が無ければ食べる事が出来る
イギリスで100年以上経った缶詰を開けて食べたなんて記録がありますが、基本的には食べられるという事です。
しかし、缶が錆びていたり膨張していた場合などは中身に何らかの影響があると考えて食べるのはやめておきましょう。
また安全と言っても絶対ではないので、食べる際は臭いや味を確認して安全と判断できた時点で食べるようにしましょう。
開封後は速やかに容器を移しましょう
ツナ缶は開封後の日持ちは3日~4日と非常に短いです。
空気に触れた瞬間から劣化が始まるので早く食べるようにします。
また、缶詰から中身を取り出して別の容器に移しておきましょう。
まとめ
ツナ缶は賞味期限3年となっている
しかし農水省が定める最大の期限であって中身の劣化によるものとは別である。
賞味期限が切れていても十分に食べる事が出来る可能性が高い。
缶詰の容器をしっかりと確認して錆が無いことや膨張していないことを確認した後、臭いや味を確認して食べるようにしましょう。