
日本最大の異業種連携型ポイントサービスであるTポイント。より賢く使うためにも、そのネットワークを活かしたポイント交換方法も会得したいところ。
今回は、Tポイントの交換がテーマです。
Tポイントの交換先はPontaの交換先を若干ながら数で上回る
Tポイントの交換を見る際に最も特徴的なのが、その交換選択肢の多さです。40通りの提携先のポイントや料金から、Tポイントへと交換することができます。ただし、Tポイントを他のポイントに交換するという選択肢は限られていて、4通りにとどまっています。
ただ、ポイント交換における構造は、Tポイントを追随するライバルである、Ponta(ポンタ)も同様で、Pontaの場合、提携ポイントをPonta(ポンタ)ポイントに交換する方法は38通りと豊富になのに対し、提携ポイントへ交換方する方法は3通り(※)にとどまっています。
(※)そのうち、Pontaポイントとdポイントとの相互交換サービスが、2020年9月30日23:30で終了したがって、現在、ポイント交換の選択肢は、僅差ではありますがTポイントの方が数で上回っている状況にあります。
Ponta(ポンタ)のポイント交換については、こちらをご覧ください。
Tポイントから交換できる先はANAマイルや関西電力など4通り
Tポイントを交換できる先は、全日空のANAマイレージバンク、関西電力、中部電力ミライズ、JRキューポ(JR九州)の4通りになります。
Tポイント交換先早見表
Tポイントを交換できる先は、次の先になります。
①ANAマイル(全日空)
Tポイント500→ANAマイル250
※500マイル以上から。500マイルごとの交換
交換率50%
②関西電力
Tポイント100→電気料金・ガス料金100円分
交換率100%
③カテエネポイント(中部電力ミライズ)
Tポイント100→電気料金・ガス料金100円分
交換率100%
④JRキューポ(JR九州)
1ポイント→ JRキューポ1ポイント
交換率100%
TポイントとANAマイルは双方向でのポイント交換ができて便利
どれも魅力的ではあるのですが、その中でもANAマイルとの交換は特に魅力的といえるでしょう。
ANAマイルもまた、巨大なショッピングサイト「A-style」を有しています。TポイントからANAマイルへの交換もできるし、ANAマイルからTポイントへの交換もできることは、そういった点から便利でしょう。
ANAが10,000マイル以上になれば交換率100%でTポイントに交換ができる
ANAマイル→Tポイントへの交換の場合、10,000マイル未満ですと、交換率は50%止まりなのですが、10,000マイル以上になると1マイル→1ポイントの比率(交換率100%)でTポイントに交換することができます。
Tポイントも様々な特典や商品に交換できる
Tポイントもまた、Pontaなど他のポイントサービスと同じく、商品交換サイトにアクセスすれば、限定グッズをはじめとした様々な商品と交換することもできます。
詳しくはTポイントの商品交換ページ(https://tsite.jp/tm/pc/shouhin-koukan/STKIp1202001.do?C_SHUPPIN_PATTERN=03)をご覧ください。
Tポイントは40の提携先からTポイントへと交換ができる
先ほども触れましたが、Tポイントは計40の提携ポイントから、Tポイントへのポイント交換をすることができます。
Tポイントへの交換となると、電力会社も先ほどの関西電力と中部電力のほか、四国電力も可能な先となりますし、東京ガスや京葉ガスといったガス会社においても、同社オリジナルのポイントをTポイントに交換することができます。
詳細はTポイントの該当ページ(https://tsite.jp/pc/r/al/listchg.pl)よりご確認ください。
Tポイントを現金へ交換するならジャパンネット銀行とYahoo!ショッピング
競合関係になるPonta(ポンタ)も、dポイントとAmazonギフト券を活用化することで現金化はできるのですが、Tポイントの場合はもっと簡単に現金化ができます。
ジャパンネット銀行口座開設でTポイントが現金化できる
ただし、そのためには条件があり、ジャパンネット銀行に口座を開設する必要があります。同行に口座を開設すれば、貯まったTポイントを、85%の還元率で現金へと変えることができるようになります。交換対象は1,000ポイント以上で、100ポイント単位での交換となります。
ポイントではなく、現金ベースでお金を管理したい場合には良いでしょう。
Yahoo!ショッピングにてTポイントで商品券やギフトカードを買って現金化
もう1つが、Yahoo!ショッピングで、Tポイントを使って商品券やギフトカードを購入することで、間接的にTポイントを現金に換える方法です。
ただし、こちらに関しては、あくまでも、現金にすることができる、という話で、手間などを考えれば、そこまでして現金化するのもどうかとは感じます。私見ですが。
そうは言っても、手間をかける価値はある程度あって、商品券やギフトカードなら、凡そ95%前後の換金率で現金にできるでしょうから、ある程度まとまった金額を現金化する場合には良いでしょう。
まとめ
1.Tポイントは40のポイント交換先があり、同38のPonta(ポンタ)を上回っている。
2.Tポイントを別のポイントに交換する場合は、ANAマイル、関西電力と中部電力の電気料金、JRキューポ(JR九州)の4通りとなる。
3.Tポイントを現金化することもできる。その場合は、ジャパンネット銀行に口座を開設するか、Yahoo!ショッピングでTポイントを商品券かギフトカードに変える必要がある。