
灯油の臭いは手強い
灯油の臭いって石鹸で洗ってもなかなか消えませんよね!
車の中で灯油をこぼした時は、強烈臭いで気持ち悪くなって暫く窓を閉めて運転できませんでした。
灯油を買いに行って、後ろのシートに灯油缶を乗せ走っていたところカーブで灯油缶が倒れてこぼれてしまうといったありがちな話なのです。
なぜ、ちゃんと蓋を閉めなかったのだろうか?後悔しても始まらない。
こぼれた灯油は後ろのシートに浸みこんでしまっています。
これは大変だと思い臭いを消す方法を調べるといろいろな方法が出てきます。
お茶の葉、小麦粉、粉石けん、アルコール、重曹、コーヒーのカス、ミカンの皮・・・
まあたくさんあること・・・
何が正解なんだ??
ヒントは駅での嘔吐物処理の仕方
駅や電車の中で嘔吐してしまった場合の処理って「おが屑」を使ったり、何か白い粉末を掛けて掃除をしていたのを思いだしました。
嘔吐物を固めて、その粉をほうきで吐き出し消毒剤と消臭剤を掛けて処理をするんですね!
その原理で言うと「やはり粉だよな!」と思い小麦粉を選択!
まあ、重曹や粉石けんでもいいとは思ったのですが、あいにくうちにはありませんでした。
お茶の葉やコーヒーなどは2,3日放置としないと効果がないようなので、時間がかかるという点で却下でした。
そんな悠長なことは言ってられない状況でしたから!
車のシートに付いた灯油の臭いを消す
実際に試した方法を紹介します。
小麦粉で灯油を吸い取る
1.灯油をこぼしたシートに小麦粉を振りかけます。
2.上からキッチンペーパーで押しあてます。
最初はキッチンペーパーまで浸みこんでくるのが分かりました。
3.灯油を含んだ小麦粉は掃除機で吸い込みます。
4.それを3回繰り返し行い、3回目には殆ど吸い込んでいる様子がなっかたので終わりにしました。キッチンペーパーに灯油が吸い込まれてないのを確認して終わりにしましょう。
5.ファブリーズなどの消臭剤を吹きかけます。
3日くらいは車に乗り込むときにかすかに臭いがしましたが、その度にシュッとファブリーズを吹きかけていました。
結構匂いに敏感なので、ほとんど臭いは取れていたのかもしれませんが、閉め切った状態からドアを開けた瞬間にどうしても灯油の臭いを感じるんです。
4日目以降はほとんど気にならなくなりました。
灯油は揮発してやがて臭いが消えるのですが、出来るだけ灯油を取り除いてあげる方が早く臭いが消えます。
これを実践して思ったのですが、手袋はちゃんとしましょう。手に灯油の臭いがついてしまいます。
服についた灯油の臭い
灯油の掃除をしていた時にどうやら袖口に灯油がついてしまい洋服が臭います。
服についた場合はそのまま洗濯機に入れると臭いが移ってしまうらしいので、洗濯前に下処理を施します。
1.灯油の付いた袖口に食器用洗剤を2,3滴たらして叩くように浸みこませます。
食器用洗剤は界面活性剤を含んだものを選んでください。界面活性剤はどの商品にも使われているので一般的に売られているものなら大丈夫だと思います。
2.この時袖の裏側にキッチンペーパーを入れて食器用洗剤を吸い込ませます。
3.更に上からもキッチンペーパーで叩き食器用洗剤で吸い取ります。
4.洗濯機に入れて洗濯します。
洗濯後しっかりと臭いは落ちていました。
手についた灯油の臭い
灯油を入れると手についてしまうことって良くあります。
石鹸で洗っても臭いが取れないですね。
ミカンの皮で擦れば落ちるそうですが、いちいちミカンの皮を用意するのもなんだかな~
手っ取り早いのが、食用油です。普通に料理で使うやつ。
1.食用油で手を擦ります。
2.食器用洗剤で洗います。
3.よく水で洗い流します。
食器用洗剤で洗って水で流せば綺麗に臭いが取れます。これは簡単です。しかも効果は抜群でした。
「油汚れを油で落とす。」ですね!
これが一番楽です。界面活性剤は油を落とすには効果抜群ですから、食用油と一緒に灯油も洗い流してくれます。
ミカンの皮も皮に含まれる油分を使って落としますから、まさに「油で油を落とす」方法ですね。
灯油も油ですから、油汚れ落としの方法が使えます。
まとめ
車のシートに付いた灯油の臭い消しは、灯油を出来るだけ吸い出してあげることが大切です。
吸い取りが甘いと長時間灯油の臭いに悩まされます。
服に付いた灯油も同様です。しっかりと灯油を抜き取ってから洗濯するようにしましょう。
手についてしまう事は良くあると思います。その時は食用油で擦った後に食器用洗剤で洗いましょう。