
トマトジュースって贈答品などでもよく送られます。
賞味期限の切れたトマトジュースはいつまで飲めるのか?缶とペットボトルと紙パックそれぞれ違いがあるのか?調べてみました。
トマトジュースの賞味期限はどれくらい?
生の野菜のトマトはそんなに日持ちしないですが、ジュースになると結構日持ちしますよね。
なぜそういった違いが生まれるのでしょうか?
濃縮還元とストレートの違い
トマトジュースには濃縮還元タイプとストレートタイプがあります。
濃縮還元とはトマトをすり潰して熱を加え水分を飛ばしたものを再度水分を加えてジュースにしたものを言います。
対してストレートタイプとはトマトをそのまま絞って低温で殺菌したものをジュースにします。
一般的にスーパーなどに出回っているものは濃縮還元タイプが主流でストレートタイプはあまり見かける事はありません。
お土産などの高級トマトジュースにストレートタイプはあるくらいで、それ以外だと高級食材を取り扱っているデパートの食品売り場などに行かないと手に入れる事は出来ないかもしれません。
ストレートタイプの物は基本的に日持ちしません。濃縮還元タイプは一度熱を加えるので雑菌などは死滅しているので日持ちします。
賞味期限切れのトマトジュースがどちらなのかまずはしっかりと見極めましょう。そしてストレートタイプの場合は長期間保存できないことが多いので注意が必要です。
缶とペットボトルと紙パックの賞味期限の違い
トマトジュースの容器には主に缶とペットボトルと紙パックが使われます。
それぞれ賞味期限が変わってくるのでこの違いにも注意しましょう。
缶入りのトマトジュースの場合は製造日から約一年くらいを賞味期限と定めているものが多いようです。
ペットボトルと紙パックは少し短い9か月程度となっています。
しかし、商品によってはさらに短い設定のものもありますのでしっかりと確認が必要です。
メーカーによっての違いもあるのですが、高級なトマトジュースほど短い傾向にあります。
長期保存によって風味が損なわれるとおいしくなくなりますから、高級トマトジュースの様なものはどうしても賞味期限が短くなるのでしょう。
メーカーによって考え方の違いや保存技術にも差がありますのであくまで目安として考えてください。
賞味期限切れのトマトジュースはいつまで飲める?
賞味期限切れのトマトジュースはどれくらい過ぎても飲めるのでしょうか?
当然ですが未開封が前提です。因みに開封後のトマトジュースは3,4日で飲み切るように書いてあります。
トマトジュースの開封後は日持ちしないので注意してください。
さて本題ですが、缶のトマトジュースは賞味期限が1年と結構な賞味期限が設定されています。
賞味期限の設定が1年という事はその1.5倍~2倍程度の期間は衛生的に問題なく飲めそうです。
なぜ?それくらいは大丈夫かというと賞味期限はおいしく飲める期間を指していて過ぎても飲むことは可能なんです。
その賞味期限じたい余裕を持って設定されているので1.5倍~2倍程度の期間では衛生的に問題なく飲めることが多くなります。
衛生的にというのは雑菌が繁殖しないという事で、おいしさとは別です。
賞味期限の設定には「官能評価」という項目があり、おいしさなどの味も考慮されます。
缶入りの物などは開封しない限り雑菌などの混入は考えにくいので、賞味期限の設定においては官能評価が最初にダメになることが多くなります。
それを踏まえて考えると、衛生面では賞味期限の2倍くらいはクリアできるという事になります。
但し容器に穴などが開いていればその限りではないので賞味期限切れのトマトジュースを飲むときは十分にチェックしてください。
あと、保存方法も指定する方法が守られていないと賞味期限前にダメになることもあるので注意してください。
賞味期限切れのトマトジュースを飲む際に気を付ける事は?
賞味期限切れのトマトジュースを飲む際には必ずいくつかの点を確認してから飲むようにしましょう。
まずは外観に錆や穴が無いかチェックしましょう。
缶入りの場合は錆などがあるときはやめておきましょう。その他のものでも容器に穴などが開いていた場合はやめておきましょう。
臭いはどうか?きつい刺激臭などがする場合はやめておきましょう。すでに腐っている可能性があります。
少し飲んで味に違和感があれば飲むのをやめましょう。
以上の点を確認してから飲むようにしましょう。
まとめ
賞味期限切れのトマトジュースは濃縮還元かストレートか確認してから飲むようにします。
ストレートの場合は賞味期限が短いので注意が必要です。
缶入りのトマトジュースは比較的に賞味期限が長いです。
飲む際にはしっかりと確認してから飲むようにしましょう。