
ポイントカードの日常的に活用しようと考える中でぶつかる選択肢の1つが、クレジット機能つきのものにするか否かという点でしょう。
今回は、Tカードのクレジット機能について考えてみます。
Tカードはクレジットカードタイプでも年会費が無料なものが半数ある
一般的に、クレジットカードというと年間費が少なくても数千円単位、多いと万単位でかかってしまうイメージを持たれるでしょう。
しかし、Tカードの場合、年会費が無料でつくれるタイプが多くあります。
現在、クレジット機能が付いているTカードは29種類あるのですが(T-site参照)、そのうち半分以上の16種類が年会費無料で利用できます。
特におすすめはYahoo! JAPANカードとファミマTカード
年会費が無料という、クレジットカードらしからぬ特典がありますから、総じてそれもおすすめなのが本当のところなのですが、敢えて厳選するとしたら、Yahoo! JAPANカードとファミマTカードになるでしょう。
Yahoo! JAPANカードはTポイント3倍!
Yahoo! JAPANカードは、何といってもネットショッピングの際にその威力を発揮します。Yahoo!ショッピング、およびLOHACOで商品を購入すると、Tポイントが3倍貯まるという特徴があるのです。
また、Yahoo!の公共料金支払いサービス「Yahoo!公金払い」の利用においても、100円辺りでTポイントを1ポイント貯めることができます。
Yahoo!公金払いについては、こちらの記事の「2.Tポイントの使い道で外せないネットの活用」もあわせてご覧ください。
ファミマTカードでファミマを普段使いするとTポイントが貯まる
続いてのおすすめが、ファミマTカードです。入会でもれなくTポイントが1,000ポイン付与されるのも魅力的なのですが、なんといっても、クレジット決済をすると、200円(税込)ごとにTポイントが2%つくというのがお得です。つまり、1,000円ならTポイントが20貯まるということです。
ただし、ファミマTカードを利用する際には注意があります。支払い方法を「ずっと全額支払い」に予め登録しておかないと、リボ払いが前提になってしまいます。リボ払いですと、金利が高くついて大変ですので、一括払いを前提にしておきましょう。
Tカード(クレジット機能つき)はデザインが限られる
Tカードをクレジット機能つきのものにすれば、Tポイントを効率よく貯められることは、なんとなくご理解いただけたかと思います。しかしその反面、Tカード(クレジット機能なし)ならではのメリットを受けられない部分があります。それは、カードのデザインです。
Tポイントの特徴の1つは、なんといってもその豊富なデザインです。人気漫画・アニメのキャラクターや、プロスポーツチーム、歌手など、様々な絵柄のものが存在していますが、クレジット機能つきを選択してしまうと、これらの特典は失われてしまいます。
そういった意味で、Tカード(クレジット機能つき)は、Tポイントを効率よく貯めることに特化していると言えるでしょう。
Tカードのデザインについては、こちらも記事もご覧ください。
Tカードのクレジット機能の有無は変更できるの?
生活環境の変化や、消費スタイルの変化などにより、今まではクレジット機能付きのTカードだったけど普通のTカードに変えたい、または、クレジット機能なしだったけど、クレジットカードタイプに変えたいと思われる場合があるでしょう。
Tカードをクレジット機能付きに変更する場合
TSUTAYAやファミマのTカードを持っていた場合、それが高校生であれば、進学または就職にあわせて、クレジット機能つきのタイプに変更したい場合もあるでしょう。そのため、クレジット機能付きのTカードも発行している場合には、各カードウェブサイトにアクセスをし、諸手続きをすることによって申し込みは可能です。
ただし成人の方は、その限りではありません。その際に筆者がおすすめなのは、Yahoo! JAPANカードへの申し込みです。
Yahoo! JAPANカードは、それまで使っていたTカードからのポイントなどの移行が楽だからです。申込時に登録したであろう、Yahoo!IDが活きてくるのです。Yahoo!IDを活用しての手続ですから、Tポイントの移行が楽なのも利点でしょう。
Tカードをクレジット機能なしに変更する場合
今度は、Tカードをクレジット機能付きのものから、クレジット機能なしのものへと変えたい場合です。
まず前提としまして、ファミマTカードのように、クレジット機能なしのタイプもある種類でなければ、この移行手続きはできません。そうでない場合は、解約という手続きを取らなければいけなくなります。
種類の多さから言うと、クレジット機能ありのTカードを、クレジット機能なしのタイプに変えたい場合は、解約をするのが一般的と考えた方が良いかもしれません。
そうなると、気になるのは、これまでに貯めたTポイントの取り扱いです。
結論から申します。解約する場合には、その前にT-siteにある「Tカードポイント移動手続き(https://tsite.jp/r/ptido/)」に予め必要情報を入力しておきましょう。そうすれば、Tポイントはしっかり引継されますので安心です。
Tカードでクレジットなしのタイプにはデビッドカードなどもある
クレジットカードを持つのは恐いけど、クレジットカードのように現金を持たずにTポイントを活用した買い物がしたい。という要望もあるでしょう。
そのようなときには、デビットカード、またはプリペイドタイプのTカードに変えるのも方法でしょう。
デビッドカートのタイプとしては、「VisaデビットTカード」が、プリペイドのタイプとしては、「ソフトバンクカード」などがあります。
まとめ
1.Tカードは、クレジット機能がついているタイプでも、年会費が無料なものが多い。実に16種類も存在している。
2.クレジット機能付きのTカードなら、Yahoo! JAPANカードが特におすすめ。Yahoo!公金払いで効率よくポイントを貯められるほか、ネットショッピングでポイントを多く貯められる。
3.クレジット機能付きのTカードから、クレジット機能なしのものへと変える場合、解約しか選択肢がないこともしばしば。貯めたポイントを無駄にしないためにも、予めT-siteへの情報登録は忘れずに。