
タオルハンガーにかけていたタオルを洗濯しようと思ったら・・・、壁にカビが!しかも黒カビ!
持ち家はもちろん、賃貸物件だったら尚更動揺してしまうでしょう。
今回は、タオルハンガー付近の壁に生えてしまうカビ対策について紹介します。
タオルハンガー付近の壁にカビが生える理由
衣類や収納などにも当てはまりますが、カビが生える原因は大きく2つあります。湿気が溜まりやすい(抜けにくい)ことと、日光が当たりにくいことです。
タオルハンガーの場合、特に複数人で住んでいる家の場合は、タオルが濡れっぱなしなことも珍しくないでしょう。しかも、タオルハンガーにかけているタオルが壁に触れてしまう構造の場合は、カビが生えるべくして生えている、という状態なのです。
タオルを壁に触れされないようにするのがタオルハンガーのカビ対策
従って、タオルを壁に触れされないようにするのが、タオルハンガーのカビ対策における最も初歩的かつ重要なことになります。
持ち家の方であれば二段タイプのタオルハンガーへの買い替え検討も
賃貸物件だと難しいかもしれませんが、持ち家の場合は、タオルハンガーそのものを入れ替えるのも賢明です。建売で一戸建てを購入した場合やマンションを購入した場合、タオルハンガーは備え付けのを使っていることが殆どでしょう。
筆者的にベストと考えるのは、二段タイプのタオルハンガーの前目の部分のみを使うことです。そうすれば、まず壁にカビが発生することはないと思います。
アンティーク調のおしゃれな感じのタイプでも大して値段はしませんし、取り付けも難しくありません。
現存のタオルハンガーを活用する場合はクリアファイルなどでカビ対策を
タオルハンガーの付け替えが難しい場合は、クリアファイルや洗濯ばさみを使ってカビ対策をしましょう。要は、タオルが壁に触れなければいいのです。
どちらも効果的だと思いますが、筆者のおすすめは、クリアファイルを使うパターンです。なぜなら、洗濯ばさみを使う対処法は、リングタイプのタオル掛けに限定されてしまうからです。
ちなみに、それぞれのやり方を簡単に説明すると、次のようになります。
洗濯ばさみを使う場合
タオル掛けのリング箇所に洗濯ばさみをかけ、壁に装着している土台に向けて立て掛ける方法です。立て掛けたスペースが、タオルと壁の接触を避けるだけではなく、空気の通り道にもなり、カビ発生を防いでくれるわけです。
クリアファイルを使う場合
クリアファイルにひもを通し、タオルと壁の間に吊るして、双方の接触を防ぐやり方です。
A3のクリアファイル(A4でもOKですが、より大きい方が確実です)にパンチなどで穴をあけ、その穴に紐を通します。
その紐を、タオル掛けに同様に掛ければ完成です。掛けるスペースがない場合は、別途画鋲をフック代わりにして吊るしてください。
クリアファイルの淵が気になる場合は、淵をセロハンテープまたはマスキングテープなどでカバーしましょう。見た目が特段拘らなければ、ガムテープでも問題ないでしょう。
タオルハンガーの付近にカビが生えた場合の除去方法
カビが生えた箇所の壁の種類によって、除去方法は異なります。壁の素材がビニールクロスの場合は、塩素系の漂白剤を薄めたもので拭き取るか、カビキラーなどのカビ取り専用洗剤で落としましょう。カビ取り専用洗剤の場合、風呂場のカビ掃除と同様に、ビニール手袋の装着と、窓を開けることは忘れないでください。
壁の素材が紙素材の場合、基本的には張替えとなってしまいます。壁紙の張替えとなると、業者に頼むのが一般的です。プロに頼めば、奇麗かつ確実に仕上げてくれるので安心ですが、一帯を丸ごと張替えとなるので、少々高くなるのも事実です。 じつは、壁紙の張替えはDIYも可能なので、検討してみるのも良いでしょう。方法については、また改めて紹介できればと思います。
まとめ
1.タオルハンガー付近の壁にカビが生えるのは、多量の湿気を含んだタオルが壁に触れ続けているから。
2.タオルハンガー付近の壁にカビが生えないようにするためには、タオルが壁に触れないようにすることが大切。
3.ベストな対策は、タオルハンガーを二段タイプのものに変えること。難しい場合は、A3タイプのクリアファイルを活用した工夫で対策を。
4.壁がビニール素材なら、カビキラーなどのカビ取り専用洗剤で除去を。紙素材なら、基本的には業者に頼んで交換となりますが、DIYも可能です。