
タケノコの食べごろは?
春の食べ物と言えば「タケノコ」ですね!
旬の時期になると、ご近所の方からタケノコを頂いたりする機会もあり、いつもおいしくいただいています。
タケノコは掘り出してすぐの食べるのがえぐみが少ないって知っていました?
「えぐみ」とは苦味とか渋味なのですが、タケノコは掘り出して時間が経つと、このえぐみが増していくんですね。
タケノコ堀りに行くと、その場でお刺身で頂くなんてこともありますが、スーパーなどで購入するとそういう訳にもいきません。
時間が経つとと言うより、タケノコが土から顔を出したところでえぐみは増すそうです。
なので、大きくなったタケノコはあまり食べないですよね!
先っぽが土を押し上げるくらいの物がおいしいとされるのはその為なのです。スーパーなどでタケノコを選ぶときは、先端が緑より黄色いもので皮は濃い茶色より薄茶色の物かつ切り口が黄色より白いものが新鮮でえぐみが比較的少ないものです。参考にしてみてください。
タケノコは先端部分にはシュウ酸も多くえぐみが強くなります。
食べすぎに注意
タケノコのえぐみ成分はシュウ酸が含まれており、結石の原因となります。
野菜で言うとホウレンソウなどに含まれていますね!
シュウ酸はカルシウムと結合しやすく、結石の原因となるシュウ酸カルシウムとなってしまいます。取り過ぎには注意です。
シュウ酸は水に溶けやすく、しっかりとあく抜きを行えばその量を減らす事が出来ます。
また、カルシウム食品と一緒に取ることにより、尿の中のシュウ酸とカルシウムが結合して便として排出できることがわかっているので、リスクを減らすことも出来ますから工夫してみてください。
タケノコの灰汁抜きの仕方は?
まずは、しっかりとした処理を行いましょう。
米ぬかが無い場合は?
タケノコの灰汁抜き方法は「米ぬか」ですね!しかし、最近のご家庭では米ぬかが無いご家庭も多いです。
米ぬかが無い場合はお米のとぎ汁でも大丈夫です。
無洗米でとぎ汁が無い場合は生米を使って代用出来ます。
お米を使う理由は、お米の中に含まれるカルシウムがシュウ酸と結合して灰汁が抜けるからです。
カルシウムは水に溶けやすいので、とぎ汁でも大丈夫なんです。
重曹を使った灰汁抜き方法も有りますが、重曹の場合灰汁が抜けすぎてしまい味が落ちてしまう可能性があります。
鍋料理もそうですが、ある程度の灰汁は旨味でもありますから、抜きすぎるとおいしくなくなってしまいます。
タケノコの灰汁抜き下準備
1.タケノコは先端部分を斜めに切り落とします。先端部分はあくが多いので切り落としてしまいます。
2.次に芯の部分まで、縦に切り込みを入れます。火の通りが良くなります。
3.外側の皮を2、3枚はがします。この時全部を剥がさないようにします。旨味が全て抜けてしまわないようにするためです。
茹でてあく抜きをする
1.鍋に水を張ります。タケノコが全部浸かる程度の量にしましょう。
2.米ぬか、とぎ汁入れます。生米の場合は大さじ2杯~3杯くらいを入れます。
3.沸騰したら弱火にして、1時間程度茹でます。この時灰汁をしっかりと取り除きます
4.根元に竹串を刺して、中まで火が通っているのを確認して火を消します。
5.そして、そのまま鍋にタケノコを入れたまま一晩おきます。
保存方法は?
タケノコをいっぺんに調理して食べるのは大変です。灰汁が抜けたタケノコを調理しても残ってしまった場合はどのように保存すればいいでしょうか?
タッパーなどに水(タケノコが浸かるくらいの量)と一緒にタケノコを入れて冷蔵庫保存します。
水に浸かっている間タケノコは灰汁を出し続けます。翌日は新しいきれいな水に入れ替えましょう。
毎日水を替えていれば、4,5日くらいは問題ないですが、味は落ちてしまいます。
出来れば早く調理して食べた方がいいですね!
まとめ
タケノコが大好きで、毎年よく食べます。
タケノコはとにかく新鮮なうちに食べることが、おいしくいただく方法です。
上手に灰汁抜きをして、おいしく頂きたいですね。
灰汁も抜きすぎると、旨味も落ちてしまうので、何事も加減が大切です。