
お気に入りのテーブルクロスに、いつの間にか食べジミが・・・。
でも安心してください。取れますよ!
今回はテーブルクロスの染み抜き方法について解説します。
まずはテーブルクロスの種類を頭に入れておく
テーブルクロスの染み抜き方法は、テーブルクロスの素材によって、染み抜きの方法が異なります。布製のものもあれば、塩化ビニール製のもあります。当たり前に思えますが、意外なときに頭から抜けてしまうので、甘く見ずにしっかりと押さえましょう。
布製テーブルクロスについたミートソースなどの食べジミの染み抜き
テーブルクロスにつく染みで、最も頻度が高いのが食べジミでしょう。ミートソースやカレー辺りが再頻出でしょうか。
まずは、綿や麻などの、布製テーブルクロスの染み抜き方法からです。布製の場合、色柄があるかどうかで、染み抜きのアプローチ方法が異なります。
色柄の無い布製テーブルクロスの場合は容赦なく漂白剤を投入
染みを落とすことだけ考えれば、ベストな選択肢なのは漂白剤を使うことです。では、だけじゃない場合はどんなか?と言えば、テーブルクロスに色柄がある場合です。色柄がないテーブルクロスです。迷わず漂白剤で落としましょう
酸素系漂白剤を使ってテーブルクロスの染み抜きを行う
ご家庭にある漂白剤は、塩素系漂白剤でしょうか?それとも、酸素系漂白剤でしょうか?
布製のテーブルクロスの染み抜きをする場合には、酸素系漂白剤を使いましょう。具体的には、「ワイドハイター」などの商品です。塩素系漂白剤(キッチンハイターやカビキラーなど)と間違えないように気を付けてください。
酸素系漂白剤+重曹+スチームアイロンで染み抜きを
漂白剤で食べジミを抜く場合、重曹と混ぜたオリジナルの染み抜き剤をつくることが効果的です。比率としては、漂白剤と重曹が5:5または4:6程度で、ややペースト状のものにするイメージです。
それを染みの箇所にしっかり塗ったら、アイロンのスチームを使って熱蒸気を吹き付けてください。熱蒸気が、重曹の洗浄効果を高めます。 一回で取れない場合は、取れるまで繰り返しましょう。汚れが取れたら、水で濯いで、通常の流れで洗濯をすればオーケーです。
色柄有りの場合は石けん→アルカリ性洗剤→漂白剤のアプローチで染み抜きを
前もって申しますが、筆者は慎重派の人間です。色柄が抜けても特に気にしない場合は、ここの記述は無視して上記手順で染み抜きをおこなってください。
これから書く内容は、色柄を落とすのが嫌な人向けの染み抜き方法です。
正直、手間はかかります。ですが、色落ちリスクが低い順でアプローチをしますので、色柄が抜けることはまずないと思います。
洗濯用石けんで擦り洗いをし35℃弱のお湯につけて染み抜き
よほど頑固な汚れでなければ、恐らくこの工程で解決できると思います。洗濯用せっけんで染みがついた場所を軽く擦り洗いし、35℃前後のお湯に15~30分程度つけてみてください。洗濯用石けんとしては、上履き汚れやシャツの汚れ洗いなどにも使える「ウタマロ石けん」が筆者のオススメです。
洗濯用せっけんで難しければ弱アルカリ性洗剤でつけおき洗いを
洗濯用せっけんでは完全にシミが取れない場合、次は洗濯機でつけおき洗いをしましょう。洗濯機を使っての洗濯ですので手順は割愛しますが、ポイントとしましては、中性洗剤ではなく、弱アルカリ性洗剤を使うこと。水よりも35度前後のぬるま湯でつけおき洗いをするとよりベターでしょう。
ちなみに、弱アルカリ性洗剤の代表的なものには、「アリエール」や「アタック」などがあります。
万が一、洗濯用せっけん、弱アルカリ性洗剤でも難しいようなら、最終手段として酸素系漂白剤で染み抜きをしましょう。
塩化ビニールのテーブルクロスは塩素系漂白剤で染み抜き
塩化ビニール製のテーブルクロスの場合には、正直なところ、対処が簡単です。
こちらの方は、塩素系漂白剤を薄めたもので拭き取ればOKです。キッチンハイターなどを希釈させた液体を掃除用の布に染み込ませ、さっと拭き取りましょう。
筆者の経験上ですと、塩素系漂白剤でなくても、簡単な汚れでしたら、アルコールをキッチンペーパーに染み込ませ、それで拭き取るだけで染みがきれいになりました。
小さなお子さんやペットがいるご家庭の場合、まずはアルコールで拭き取ることを試してみるのも良いかと思います。
まとめ
1.ミートソースの食べジミなど、テーブルクロスの染み抜き方法は、テーブルクロスの素材によってアプローチが異なる。
2.漂白剤で言えば、綿や麻などの布製テーブルクロスには酸素系漂白剤を使うのが望ましく、塩化ビニール製のテーブルクロスの場合は塩素系漂白剤を使ってもOK。
3.色柄がある布製テーブルクロスの染み抜きの場合、慎重を期して洗濯用せっけんを使っての染み抜きから始めるのがオススメ。