車庫証明は引っ越しをしたら住所変更手続きが必要!罰金の可能性も!

引っ越しをした時に「車庫証明の手続きっていなきゃいけないの?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか? 

また、「手続きは面倒くさいから後にしよう」なんて考えている人もいると思います。 

しかし、車庫証明の手続きを怠ると罰金を支払わなくてはならない可能性も出てくので注意が必要です。 

車庫証明は車を購入する際、ディーラーなどに任せている人もいるので、車庫証明の手続きをしようとしても「手続きはどこでどうやってするの?」とわかない人もいると思います。 

そこで今回は、引っ越しをした際にやる車庫証明の住所変更のやり方などを解説していきます。 

手続きしないとどうなるの? 

車庫証明の手続きを行わないと多くのデメリットが発生してしまいます。 

ここでは『罰金が発生する場合がある』『前の車庫の保証金が返ってこない』『自動車税の通知が新しい住所に届かない』『自動車保険が適用されない可能性がある』この4つのデメリットを紹介します。 

デメリット①罰金が発生する場合がある 

車庫証明の手続きをしなかったり、手続きが遅れた場合は法律上の罰金が発生する可能性があります。 

車庫法17条に「次の各号のいずれかに該当する者は、3ヶ月以下の懲役又は20万円以下の罰金に処する。第7条第1項又は第13条第3項の規定による届け出をせず、又は虚偽の申請をした者」とあります。 

なお、近距離引っ越しで車庫が変わらない場合でも、住所が変わった場合は手続きをする必要があります。 

デメリット②前の車庫の保証金が返ってこない 

基本的に保証金は住所変更の手続きが完了してから返ってくる事になっているので、住所変更の手続きをしないと保証金が返ってきません。 

住所変更の手続きが完了したら、前の車庫の管理会社に連絡を入れるようにしましょう。 

デメリット③自動車税の通知が新しい住所に届かない 

車庫証明の住所変更の手続きをしないと車検証の住所変更の手続きもできないので、新しい住所に自動車税の通知が届かなくなり、税金の支払い漏れが発生してしまう可能性があります。 

デメリット④自動車保険が適用されない可能性がある 

万が一事故にあった時に車の住所や車庫の実際の所在地が違う場合、自動車保険が適用されない可能性があります。 

車庫として認められない場合があるので注意が必要 

車庫として認められるには、下記の全ての条件を満たす必要があるので、1つでも該当しない場合は車庫として認められないので注意が必要です。 

車庫と認められる条件 

1 車庫・空き地等、道路以外の場所である事 
2 使用の本拠の位置(自宅住所)から2㎞を超えない事 
3 自動車が通行できる道路から支障なく出入させ、かつ自動車の全体を収容できる事 
4 保管場所として使用できる権限を有している事(賃貸契約も含む) 

特に2の条件については、「料金を気にして契約をしたら、2㎞を超えていた」なんてケースもありますので注意が必要です。 

スポンサードリンク

車庫証明の住所変更のやり方 

車庫証明の住所変更をするには申請が必要になりますが、手続きは取得時と同様で新しい住所を管轄する警察署で行います。 

警察署の受付時間である平日の9時頃~17時頃に窓口に行かなければなりませんが、どうしてもスケジュールが調整できない場合は、委任状を用意して代理人に依頼する事もできます。

必要書類等 

・自動車保管場所証明申請書※1 (警察署窓口で入手可能) 
・保管場所標章交付申請書 (警察署窓口で入手可能) 
・保管場所の所在地・配置図 (警察署窓口で入手可能) 
・保管場所使用権原疎明書面(自認書)※2 (警察署窓口で入手可能) 
・保管場所使用承諾証明書※3 (大家や不動産会社へ問い合わせ) 
・自動車の使用本拠の位置が確認できるもの(住民票・免許証等)※2 
・収入証紙(手数料) 
・印鑑(シャチハタ不可) 
※1軽自動車は自動車保管場所届出書  
※2自己所有の駐車場の場合  
※3他者所有の駐車場の場合(賃貸) 

車庫証明の住所変更の手続きの流れ 

車庫証明の住所変更に必要な書類を把握したら、実際に手続きを進めて行きましょう。 

手続きの手順 

1 車庫証明の申請に必要な書類等を揃える 
2 車庫証明の申請に必要な書類を記入する 
3 警察署の窓口にて申請する 
4 後日に保管場所標章が交付されるので受け取りに行く 

ステップ①車庫証明の申請に必要な書類等を揃える 

上記で述べた車庫証明の申請に必要な書類等を揃えていきます。 

他者から借りている車庫を使う場合は、「保管場所使用承諾証明(もしくは賃貸駐車場の写し)」が必要になるので、事前に大家さんか不動産会社へ問い合わせて入手しておきましょう。 

ステップ②車庫証明の申請に必要な書類に記入する 

警察署窓口で入手する各書類の記入方法は、窓口で教えてもらうか、警察庁のサイトなどでも確認する事ができます。 

ステップ③警察署の窓口にて申請する 

申請書を入手し記入が終わったら、窓口に提出して申請します。 

なお、収入証紙は書類を提出する窓口で料金を支払ってしまう事も可能ですが、証紙を販売している窓口が閉まってしまう場合もあるため、あらかじめ販売時間も調べておきましょう。 

ステップ④後日に保管場所標章が交付されるので受け取りに行く 

滞りなく申請が受理されれば、後日警察署に保管場所標章(車庫証明ステッカー)や車庫証明書などの書類を受け取りに行けば、すべての手続きが完了です。 

まとめ 

引っ越しした際の車庫証明の住所変更を解説しましたが、いかがでしたでしょうか? 

普通自動車を所有している人であれば、車庫証明の引っ越し後の手続きは絶対に必要です。 

車庫証明書は、車検証の住所変更にも必要になる書類なので、引っ越しをしたら早めに手続きを行いましょう。 

スポンサードリンク