
スマートフォンを扱う上で無くてはならないパーツであるSIMカード。そもそも、SIMカードとはどういうもので、どのような時に必要なのでしょうか?
また、そのSIMカードを再発行しなければならない場合、どうすればよいのでしょう?
スマートフォンに挿しこまれているSIMカードって何?
SIMカードのSIMとは、「Subscriber Identity Module」の頭文字をとったものになります。SIMカードには、契約者の利用情報(契約している通信キャリアや利用者番号など)がインプットされています。いわば、モバイル機器における身分証明書といったところでしょうか。
電話番号そのままに他の通信キャリア(スマホキャリア)に乗りかえるMNP(Mobile Number Portability)を行う人が増えてきたことで、SIMカードの存在はより重要となってきています。
MNPの台頭でSIMカードの存在がより重要に!期限切れは再発行になる
MNPは、「Mobile Number Portability(携帯電話番号ポータビリティ)」の略語です。電話番号をそのままに、SIMカードの発行または入れ替えにより、別の通信キャリアのスマートフォンを使える便利なサービスです。
MNPを行う際には予約番号が必要になりますので、管理には十分注意しましょう。予約番号の有効期限は15日間で、有効期限を過ぎると、手続きが不可となる抑止期間(凡そ2日~3日)を経て再発行をしなければならなくなります。キャリアによっては、有効期限が10日以上残っていないと転入できないところもあります。
MNPの予約番号の再発行には手数料はかかりませんが、上記のような面倒ごとが発生してしまいますから、再発行をしないに越したことはないでしょう。
MNP予約番号の再発行については下記でも触れていますので、良ければご覧になってください。
スマートフォンのSIMカードの再発行には手数料がかかる
MNPの際はもちろんなのですが、そもそもの話として、SIMカードが無ければスマートフォンをまともに操作することができません。
SIMカードには、標準SIM、microSIM、nanoSIMといった具合に、様々なサイズが存在します。特にnanoSIMは特に、縦幅が8.8mm、横幅が12.3mmしかないですから、ちょっとした不注意で無くすことは充分考えられます。また、経年劣化などでSIMカードが突然機能しなくなることもあるでしょう。その場合は、SIMカードを再発行する手続きを進めなければなりません。
どのキャリアにおいても、SIMカードを再発行する場合には、手数料がかかります。キャンペーンを行っている場合などにより、価格に多少差が生じることはありますが、基本的には、スマートフォンのSIMカードを発行する場合には、3,000円(税抜)の手数料がかかります。
スマートフォンのSIMカードの再発行の手続きは各社で異なる
手数料がかかる点は共通していますが、SIMカードを再発行するための手続きの方法は各社で異なります。店舗のみでしか手続きができないキャリア、どちらでも可能なキャリア、オンライン(電話またはwebのマイページ)のみでしか手続きができないキャリアの3パターンに分かれます。
ざっくりですが、店舗のみは、大手3社(NTTドコモ、au、ソフトバンク)とイオンモバイルおよびワイモバイル、オンラインのみは格安スマホと覚えておけばほぼズレはないでしょう。
SIMカードの再発行の方法については、各社ごとにまとめていますのでご覧になってください。