
一年の計は元旦にあり、なんて言うように、ビジネスでも年初の行動は大切です。今回は、取引先への新年挨拶メールについて触れます。
取引先への新年の挨拶でメールを選択する場合とは
取引先への新年の挨拶の手段としてメールが妥当(メールでも問題ない)シーンとは、一体どのような場合でしょうか?
訪問して手土産を渡すのがベストだが
ICT環境が整っている昨今ですが、折角の新年挨拶です。取引先に直接訪問のうえ(アポイントメントは忘れずに!)挨拶をするのが理想的ではあるでしょう。更に、インパクトのある好印象な手土産も渡せばベストではないでしょうか。
遠方の取引先や合理主義者などへはメールが無難
ただし、取引先が多数かつ他地域となると、そんなことも言ってられません。あなたの勤務地が東京なのに、大阪の取引先に新幹線や飛行機で挨拶のためだけに伺うなんて考えられない話です。
また、同地方の取引先でも、いわゆる「合理主義者」タイプの方の中には、古くからの商習慣を嫌う方もいます。そういった方へも、メールでの挨拶が良いでしょう。
電話という手段もあります。しかし、取引先の年代にもよりますが、相手側に時間選択の余地がより大きい、メールでの挨拶の方がベターであると言えるでしょう。
新年の挨拶は1月7日(松の日)までに! 以降は寒中見舞いで
近代的なツールであるeメールだからと言っても、新年の挨拶の仕来りを守ることは大切です。新年の挨拶ですから、新年とされる1月7日(松の日)までに送るように気をつけましょう。
万が一、1月7日以降になってしまう場合は、新年の挨拶ではなく「寒中見舞い」の件名で挨拶をする必要があります。
年賀状でいただいた挨拶に対しては年賀状で
もう一つ注意点があります。予め挨拶を貰っている取引先へ返事(返信)をする場合です。
もし、その取引先が年賀状にて挨拶をされている場合には、きちんと年賀状で返信をしましょう。効率的だからといってメールで返信をすると、相手の方の気分を害してしまう可能性が高いです。その辺は、自分がそうされたら・・・を想像すれば、恐らく理解できるでしょう。
一斉送信は避ける
言うまでもありませんが、メールは便利です。便利であるがゆえに、電話と違って、一度に複数へ連絡することができてしまいます。あなたにおいても、新年の挨拶は、失礼のないようにしたい一方、効率的に処理したいでしょう。となると、一斉送信という手段を選択したくなるのが性です。
しかし、新年挨拶での一斉送信は避ける方が良いでしょう。失礼に当たる行為になってしまいます。手間ではありますが、一人ひとりにしっかりと送りましょう。
コピペでも使える例文集
そうは言っても、挨拶をすることだけが年明けの仕事ではありません。
雑な対応は避けなければならない一方で、効率性が求められます。そうなると、肝となる部分以外は、コピペで処理したいですよね?
そんなあなたに向けて、例文集を用意しました。
挨拶例文その1
件名
新年のご挨拶(会社名+あなたの名前)
本文
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
今年から○○への配属となりました。心機一転、あらためて業務に邁進する所存です。
引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
挨拶例文その2
件名
新年のご挨拶(会社名+あなたの名前)
本文
謹んで新春をお祝い申し上げます。
旧年中は、格別のご愛顧を賜り、厚くお礼を申し上げます。
本年もより一層、サービスの向上に努めて参る所存ですので、変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
挨拶例文その3
件名
新年のご挨拶(会社名+あなたの名前)
本文
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、〇〇様には大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。
弊社は1月〇日以降通常通り営業いたします。
ご用命がありましたら、お気軽にお申し付けください。
上司への新年の挨拶は?
今回紹介した例文は、あくまでも一例です。あなたの状況などを踏まえて、それぞれの良いとこ取りでコピペして利用していただくのも良いと思います。
また、取引先と同じく、文章に気を遣うのが上司です。上司への新年の挨拶でお悩みの方は、こちらも参考にしてください。
まとめ
2022年は、冬季オリンピックやサッカーW杯開催が予定されているなど、世界的にも動きがある年になります。定型文にプラスして、そういった話題を含めてメール文章に個性を出すのも良いかもしれませんね。