シバンムシって?知っておきたい駆除のやり方や特徴・生態・被害など

暑くなってくると、虫の活動も活発化しますよね。 

室内で、コバエでもなく、ゴキブリでもなく、小さなゴマ粒みたいな黒い虫を見たことありませんか?それはたぶん「シバンムシ」です。 

でも、シバンムシなんて聞いたことない人は多いはず。どんな被害があるか解らないけど駆除したいですよね。 

そこで今回はシバンムシの特徴・生態を知ってどんな被害があるかや駆除のやり方を勉強していきます。 

シバンムシって? 

シバンムシは漢字で書くと「死番虫」と書きます。名前だけ聞くとすごく怖い虫のとうに思いますが、刺したり吸血したりすることはありません。 

シバンムシ類は、茶色いゴマ粒のような虫で、1部の種類が屋内に生息して、建材や書籍、畳や乾燥食品などを食害します。 

屋内害虫として有名なのは、タバコシバンムシジンサンシバンムシなどがいます。 

また、都市部においてシバンムシ類に寄生する「シバンムシアリガタバチ」による人体の害も問題になっています。 

タバコシバンムシ 

成虫の体長は2~3㎜でカブトムシのメスを小さくしたような長楕円形です。茶色のせなかに黄色の微毛がびっしりと生えています。 

幼虫の体長は老熟すると4~5㎜になりますが、通常はコガネムシの幼虫のように地中型に体を丸めているため、3㎜程度の大きさにしか見えません。全身はかすかに黄色味がかかった白色で長くて繊細な毛が蜜に生えています。 

成虫の活動は保温性がよく暖かい部屋では通年見られますが、通常気温が上がる5~11月に活発になります。羽化した成虫は4~5日の間は繭の中に留まって成熟性を待ちます。繭を食いちぎって脱出した成虫は一切摂食することなく、水分を摂取するのみで10~25日間生存し、その間に交尾と産卵をします。1匹のメスで10~60個の卵を食物となる乾燥物・植物質の隙間や表面に産みます。 

タバコシバンムシは貯蔵葉煙草を食害して大害を及ぼすことでその名前がつけられたが、煙草とりも加工穀類を好み、小麦粉などの穀粉や素麺、パスタといった乾麺などで最も発育します。その他、鰹節・干し椎茸・海苔などの乾燥食品の他、昆虫標本やウールなどの動物繊維も食害します。 

ジンサンシバンムシ 

成虫の体長は2~4㎜でタバコシバンムシよりやや細長い長楕円形です。濃い赤褐色で背中に黄褐色の微毛がびっしり生えています。 

幼虫の体長は4㎜になり、強くC字型に体を曲げています。全身は黄白色で、繊細な短毛が頭部に蜜に、ほかの部分はまばらに生えています。 

成虫の活動は保温性がよく暖かい部屋では通年見られますが、通常4月中旬から下旬にかけて出現し始める。羽化した成虫は、4~12日の間は繭の中に留まって成熟性を待ちます。1匹のメスで20~60個の卵を産みます。 

タバコシバンムシと同じくほとんどの動物質・植物質を食害します。そのほか、タバコシバンムシが食害しない、木材や書籍を食害することがあります。 

食物の範囲はタバコシバンムシより若干狭く、温度に対する適応力も多少劣るが、家庭での発生頻度はタバコシバンムシより高く同時に発生するとジンサンシバンムシの方が競争力が強く、たいていタバコシバンムシの方が駆逐されてしまいます。 

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シバンムシを駆除する 

シバンムシを駆除するには、スプレー剤・燻煙剤・フェロモントラップ・ライトトラップがあります。それぞれの適した場所に使用していきます。 

スプレー剤 

市販の殺虫剤を選ぶときは、シバンムシにも有効なものを選んでくでさい。パッケージに対象の虫が書かれているので、確認して購入してください。成分としては、ピレスロイド系の薬剤がよく使われていて、虫の神経に作用して興奮状態にして殺す仕組みになっています。1回撒くと約1ヶ月予防効果があるものもあります。ピレスロイド系の殺虫剤は、人間や哺乳類、鳥類には分解能力があり、速やかに代謝されるため、安全性が高いです。しかし、爬虫類や魚類には毒性を示すことがあるため、ペットには注意が必要です。 

燻煙剤 

燻煙剤は殺虫剤の煙を素早く室内に充満させて駆除するものです。大量発生したシバンムシを1度に駆除する場合や、室内をうろうろしている俳諧・飛翔しているシバンムシを1度に駆除したい時に使用します。

使用方法

1 窓・換気扇などを閉め、戸棚・引き出し・押入れは解放する
2 食品・食器・精密機器などは、カバーをかけるか、部屋の外に出す
3 ペット・鉢植え植物などは、部屋の外へ出す
4 燻煙剤を部屋の中央に置き、使用する
5 所定時間がたったら煙を吸い込まないように窓を開けて換気する
6 使用済みの容器を各自治体の廃棄方法に従い廃棄する

 

フェロモントラップ 

シバンムシ専用の性フェロモンで雄成虫を誘引し、粘着のついたトラップで捕獲します。(ゴキブリホイホイと同じ感じです) 

これを設置することでシバンムシの発生を早期に発見でき、問題が大きくなる前に対処できます。しかし、雄の成虫しか捕獲することができないので根本的な対策にはなりません。 

ライトトラップ 

シバンムシの特徴として、光で捕獲するライトトラップが有効です。 

業務用であったり比較的高価なものが多いので、フェロモントラップの効果が不十分であったり、殺虫剤をどうしても使いたくない人にはいいかもしれません。 

フェロモントラップと同じく、成虫しか捕獲することができないので根本的な対策にはなりません。 

まとめ 

さまざまな食材を食い荒らすシバンムシは、人を刺したり吸血することはありませんが、人を刺すシバンムシアリガタバチが発生する原因となるため、立派に害虫として認識されています。シバンムシは市販のスプレー剤や燻煙剤などで簡単に駆除できるので、1匹でも見かけたら素早く退治して、大量発生させないようにしましょう。 

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