
潜在意識と顕在意識
潜在意識と言う言葉は聞いたことがあるでしょう。
潜在意識とはわかりやすく説明すると、「無意識の行動」です。
対して顕在意識とは「意識して行う行動」です。
自己啓発セミナーではこの潜在意識を書き換えれば成功すると言われます。
無意識に成功メゾットを実践すれば誰でも成功できるとなるのですが、そう簡単にはいきません。
なぜなら、それを知った全員が成功者とならなくてはおかしいですね。
みんな、行動できないのです。
潜在意識とは今まで生きてきた経験や知識が脳にストックされ構成されています。
人に愛される人は、愛される行動を無意識にとり、嫌われる人は無意識に嫌われる行動をとります。
この、過去の経験や知識を書き換えるにはコツがいるのです。
潜在意識を書き換える
潜在意識を書き換えるには、顕在意識をコントロール必要があるのです。
「どういうこと?」ですよね。
顕在意識とは脳で考え意識して行動する事、すなわち普段の生活は物を考え行動する顕在意識が働いているということです。
「何かを頑張ってやる」と決めます。
しかし、潜在意識が「そんなに頑張ったら辛いぞ!」と悪魔のささやきを行うのです。
がんばる=辛いと潜在意識に刷り込まれていると、「何かを頑張ってやる」を止めてしまいます。
潜在意識が勝ってしまうのです。私のような怠け者はまさに典型です。
脳は顕在意識が10%に対して潜在意識が90%と言われています。
無意識の行動が大半を占めているのですから、辛いことを止めてしまうのも無理はありません。
習慣化が大切
がんばる=辛いと認識しているのなら、頑張らなくて済むようにします。
それは「習慣化」です。
物事を習慣化すれば、無意識に行動が出来るようになります。
習慣化のコツは「無理をしない」です。
脳が拒否反応を示さないに、辛いと思わないように継続させます。
そう、がんばる=辛いと思っている潜在意識に邪魔をされないようにするのです。
そのうちに、その行為は自然と潜在意識の中に刷り込まれていくようになります。
そして、潜在意識が書き換えられ当たり前の行動として認識します。
こういった成功体験は、積み上げれば積み上げるほど、あなたの潜在意識の中に残っていきます。
上手くいく人は上手く行くように潜在意識が働いています。
だから、「成功者は行動力がある」などと言われるのです。
肯定形で刷り込む
一つ、注意する点があります。
「~をしない」この様な目標は良くない。
と、目標を立てる際によく言われませんか?
なぜ、これはいけないのでしょうか?
実は脳が否定形を認識しないのです。
例えば、「明日は白いネクタイを着用しないでください」と指示が出ます。
この文を見てイメージすることは?
「白いネクタイ」でしょう。
脳は、白いネクタイの映像をイメージ出来ても、その後の着用しないでくださいはイメージしにくいのです。
この様に否定形では脳に認識されにくいので、目標設定に適さないとされます。
たくさんある脳の引き出しから、引っ張り出しやすいようにしておくことが大切です。
前向きに「~をする」とした方が分かりやすく良いですね。
まとめ
この様に、潜在意識とは、日々の行動を改めていく事で定着していきます。
その「改めていく行動」には、長年培った潜在意識が働き、その行動を邪魔するかもしれないと思うことです。
また、「行動する事」の先に「甘い蜜」があることを知っている人は、まっすぐそこに向かい行動します。
「甘い蜜」があることを知らない人は迷い、行動を止めてしまうかもしれません。
一回の成功体験が、次への原動力となるのです。