
お煎餅の賞味期限切れはよく見かけます。田舎の家に行くとお煎餅が山積みになって出てきます。食べてみると湿気ていておいしくない煎餅もよくありました。いったい賞味期限はいつなんだと思ったものです。
今回はお煎餅の賞味期限について調べてみました。
お煎餅の種類って?
お煎餅と言ってもいくつか種類があります。焼いたものから揚げたものまであります。原料も米、小麦粉、でんぷんなど地方によって特色のある煎餅が発売されています。
京都の「八つ橋」なんかも甘味煎餅とされています。
当然製法が変われば賞味期限も変わるということでそれぞれ調べる必要があります。
今回はお米を主原料とする煎餅に絞っていきたいと思います。
お米に絞ってみると醤油煎餅など「焼いたもの」と「揚げ煎餅」その他に「ぬれせんべい」の様なものがあります。
それぞれ製法が違い賞味期限が変わってきます。
種類によって違う賞味期限
醤油煎餅などの焼きせんべいの賞味期限は3か月~6か月程度となっているのが多いようです。
揚げ煎餅の場合2か月~4か月と焼いたものより若干短めに設定されています。
濡れ煎餅は数日から3か月程度となっています。
煎餅は保存食でもあり比較的日持ちする食べ物です。それぞれの賞味期限の違いは水分活性によるものや包装方法などによる違いによるものが大きいといえるでしょう。
水分活性とは物が腐るためには水分が必要とされます。煎餅は含まれる水分量が低いために腐りにくい食べ物ということです。
昔から保存食と言われるものは天日干しして水分量を下げて保存しています。同じ様な原理だと思っていただくとわかりやすいかもしれません。
包装に関してはメーカーによって大きく異なります。最初から長期保存を目的としたものやすぐに食べる事を前提にしたもの様々です。
賞味期限切れの煎餅はいつまで食べる事が出来るか?
賞味期限が切れた煎餅は食べる事が出来るかといえば答えはYESです。
賞味期限はおいしく食べる事の出来る期間を設定しているので過ぎたからと言って食べる事が出来ないわけではありません。
それでは賞味期限を過ぎてどれくらいまで食べる事が出来るのか?ということですが、商品によって大きく異なります。
その煎餅が長期保存できるように包装されて販売されていれば、当然賞味期限を多少過ぎても問題なく食べる事は出来ます。
ぬれせんべいのように元々賞味期限が短いものは賞味期限を過ぎた後,そう長くは持たないでしょう。
賞味期限を参考に消費できる期間を探る
賞味期限が長ければ長い程、消費期限は先になります。
賞味期限の設定方法はおいしく食べる事の出来る期間です。商品が劣化しないであろう期間をメーカーが定めたものです。推奨する保存方法を守った場合ですが、根拠を持ってメーカーが設定しています。
賞味期限は設定する段階である程度の余裕を持って設定されます。安全係数というものを掛けて計算されます。
例えば180日で商品がダメになるとすれば、安全係数0.8を掛けて賞味期限を150日にしようとなります。
安全係数はメーカーや商品によって一定ではありません。管轄する官庁が推奨している目安の数字は0.8となっているだけです。
このように賞味期限はある程度の根拠を持って設定されています。
賞味期限が過ぎた煎餅をどれくらいまで食べる事が出来るのか?考える時に一つの目安となります。
賞味期限に1.5~2倍程度の期間であれば衛生上問題なく食べる事が出来そうです。
しかし、煎餅の場合は保存方法がしっかりとしていないとこの限りではないので保存状態は十分に注意しましょう。
また、煎餅の場合は長期保存した場合は食感が大きく落ちるので味は良くないかもしれません。
煎餅の保存方法は?
煎餅にとって大敵は湿気です。賞味期限内であっても湿気の多い場所に保存しておくと食感が悪くなります。
開封前のお煎餅には乾燥材が入っていることが多く、湿気対策はされています。開封後も出来るだけ乾燥材と一緒に保存するようにしましょう。
温度差が激しい場所もよくありません。
食べる際には確認しよう
賞味期限が過ぎたものを食べる際は見た目や味など十分に注意する必要があります。
湿気など多い場所に保管してあったお煎餅は食感が悪く傷んでいる可能性もあります。最初に書いたように水分を含めば傷みやすくなるからです。食感が悪い時は周りにカビなどが無いか?よく確認しましょう。食べる前に確認したほうが良いですけどね。
まとめ
煎餅は商品によって賞味期限が変わります。
賞味期限の違いは製法や包装の違いによって生まれます。
一つの目安は賞味期限を参考に消費出来る期間を探ってみます。1.5~2倍程度の期間を目安に考えましょう。
食べる際には十分に確認してから食べるようにします。