サカマキガイは有害?駆除する場合は卵がカギ

魚を飼っている水槽のへりに、飼っている覚えのない変な貝が・・・。

それ、恐らくサカマキガイです。

今回は、サカマキガイについて紹介していきます。

サカマキガイはどちらかというと有害種

サカマキガイは、有肺目サカマキガイ科に分類される巻貝で、1cm程度の大きさの小型な巻貝です。魚を飼育する人間にとって、良い面と悪い面それぞれを持ち合わせているのですが、どちらかというと害になる面の方が大きく、有害種と言えるでしょう。

サカマキガイがもたらす良い面

サカマキガイは、水槽についている苔を餌にします。水槽内での苔の大量繁殖は、水槽内の酸素不足をもたらしてしまいます。その点でいえば、サカマキガイは水槽の環境に貢献してくれていると言えます。

また、サカマキガイは、一緒に飼っている(場合が多いと思われる)メダカのフンや餌の食べ残しを食べてくれます。その点も、環境美化に貢献しているといえるでしょう。

サカマキガイの悪い面は肝蛭の宿主であること

最も困るのが、サカマキガイが、人獣共通感染症である肝蛭症の原因となる寄生虫、肝蛭の中間宿主となる点です。人間に影響があるのは考え物です。

現状の症例ですと、肝蛭に感染された物を食べることによって感染するようなのですが、それはあくまでも今わかっていることであって、実際はどうなのかわかりませんからね。

念を入れるに越したことはないでしょう。

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サカマキガイの卵こそが駆除しづらい要因の一つ

サカマキガイの駆除は大変です。なぜなら、サカマキガイは、雌雄同体で繁殖力が強い生物です。従って、数匹見かけたと思ったら、あっという間に大量発生、ということは多々あります。

サカマキガイの駆除が難しい理由はもう一つあります。それは、サカマキガイの卵の見つけづらさです。サカマキガイの卵は、透明で柔らかいゼリー状の卵のうに10個前後包まれています。透明で小さいため、肉眼でしらみつぶしに駆除するのが難しいのです。

サカマキガイは水草に乗ってやってくる

一体、サカマキガイはどこからやってくるのでしょう。それは、水草です。

ペットショップで購入した水草に、サカマキガイまたは卵のうが付いていて、そこから繁殖したのです。

今後の反省を含め、次に水草を仕入れるときは、水槽に入れる前に濯ぎ洗いをするなど、サカマキガイが侵入しないよう予防をしましょう。

サカマキガイを駆除するのに天敵を使うのは効果的?

目視で駆除しても一定の効果はありますが、大抵の人は飼育以外にも仕事など割かなければいけない時間がたくさんあります。できることなら、勝手にサカマキガイが駆除されているのがベストでしょう。

そこで考えられるのが、水槽にサカマキガイの天敵を入れるという方法です。

サカマキガイの天敵として、小型のフグであるアベニーパファーという種類がいます。

アベニーパファーはサカマキガイも食べるがメダカやコリドラスも襲う

しかし、結論から申しますと、アベニーパファーを使った駆除は止めた方がいいです。理由は、その気性の荒さです。サカマキガイ発生で悩んでいる、ここへ来訪されたあなたは、元々違う魚を飼うのが目的だったでしょう。例えば、メダカとか、コリドラスとか。

このアベニーパファーは、メダカやコリドラスにとっても敵なのです。結果的に、水槽をもう1つ増やして飼育する手間が増えるだけです。

サカマキガイを駆除するには水槽交換がベスト?

目視で駆除しても一定の効果はありますが、大抵の人は飼育にだけ時間を割けるわけではありません。従って、気づいていたら勝手に・・・、または、一気にサカマキガイが駆除されている状況になるのがベストでしょう。

確実に駆除できるのは、水槽交換、つまりはリセットです。しかし、その場合、水槽内で育ってきたバクテリアもリセットされてしまいます。

ですので、筆者としましては、水槽交換は避けた方が良いと感じます。

水槽交換は切り札として

ただ、完全否定はできません。あくまでも、切り札的な考えが良いでしょう。

オススメは駆除グッズによる除去です。ローラータイプのものなど様々ありますが、特に薦めたいのが、“地引網タイプ”の駆除グッズです。「貝とーる」などの商品が挙げられます。

これなら、置いとくだけでOKです。あわせて、今ある水草を念のため洗浄すれば、徐々に減らしていけるかと思います。

まとめ

1.サカマキガイは購入する水草に付いて水槽へとやってくる。

2.サカマキガイは、苔を食べて水槽浄化をしてくれる良い面もあるが、人間にも影響がある寄生虫を媒介するので、駆除した方が良い。

3.“地引網”タイプの駆除グッズにプラス、今ある水草を洗浄することでサカマキガイの駆除をする方法がベストだと考えます。

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