
「神プラン」という、どちらかと言えばお堅い印象がある通信業界において、なんともチャラい感じのインパクトがあるネーミングのプランを打ち出すなど、奇を衒ったイメージもあるロケットモバイル。
今回は、ロケットモバイルのユーザーがSIMカードを再発行したい場合について紹介します。
ロケットモバイルは「神プラン」などが特徴のioT特化型の格安SIM
ロケットモバイルは、IoTコンサルティング社が運営する格安SIMサービスになります。スマートフォンに関する諸々の情報を発信するサイト「正直スマホ」を運営する会社でもあるのですが、どこかの大資本が入っているわけでもなく、独立系の企業になります。サービス開始が2016年になりますので、独立系の後発組といったところでしょうか。
ロケットモバイルの「神プラン」は速度は遅いけど容量が無制限
ロケットモバイルの特徴と言えば、何といってもネーミングにもインパクトがある「神プラン」でしょう。特に、ソフトバンク回線を使った「神プランS」は、iPhoneかつiPhone5以降の端末を利用することが条件とはなりますが、通信速度最大200kbpsながらデータ容量無制限の使い放題プランという、採算は大丈夫なのかと心配になる、インパクト大のプランとなっています。
動画などの大容量コンテンツは、自宅でWi-Fiを使って利用し、対外通話はSNSやLINEなどのアプリでの通話で十分、という用途の方にとって、「神プラン(神プランS)」は非常に向いている料金プランと言えるでしょう。
ちなみに「神プランS」は、データのみで月額398円(税抜)、通話付きプランでも月額1,190円(税抜)と、格安な料金でiPhone端末が利用できるプランとなっています。
IoT用途で利用したい法人向けにデモSIMカードの貸し出しも行っている
ロケットモバイルでは、法人向け格安SIMサービスでもユニークな試みを行っています。それは、IoT用途でSIMカードが必要な法人向けに、デモ用のSIMを貸し出している点です。同社が、自分たちの事業をioT特化型の格安SIMと謳っているのも、そのためでしょう。
原則、予測発注枚数が50枚以上であることを前提に、下記の利用目的の場合で貸し出しを行っているようです。
同社サイト(https://iot-consulting.co.jp/demosim/)から一部抜粋しますと、
- 無人拠点の遠隔制御
- ビニールハウスの温度管理
- ガス/水道のスマートメーター
- IoT自動販売機
- デジタルサイネージ
といった用途です。
ちなみに、従業員向けのスマートフォン(タブレット端末)の運用検証やLINEなどの連絡用アプリケーションの動作確認目的では貸出不可のようです。
貸出期間は原則1か月のようですが、上記のような大口(50枚~)の場合には柔軟に相談に応じてくれるようですので、ビジネスで利用している方は大いに検討する価値のあるサービスと言えるでしょう。
ロケットモバイルはポイントで通話料割引あり!デビットカードも使える
料金プラン(神プラン)以外にも、ロケットモバイルの特徴的な仕組みはあります。
買い物不要のポイントシステム「ロケモバポイント」
ロケットモバイルは、独自のポイントシステム「ロケモバポイント」を持っています。ロケモバポイントは、1ポイント1円として毎月の通信費に充てることができる仕組みで、月額利用料金すべてをポイントで賄うことも可能となっています。
ロケモバポイントは、アプリのDLやサイトへの会員登録、そしてアンケートへの回答などの協力を行うことでポイントが貯められます。買い物ポイントではポイントが貯まらない、TポイントやPonta(ポンタ)ポイントといったイメージでしょうか。
ロケットモバイルの支払いはクレジットカードとデビットカード
そうは言っても、なかなかポイントで全額支払い、というわけにはいかないでしょう。基本的には、何割かは置いておいて、毎月利用料金を支払う必要があります。ロケットモバイルで料金を支払う場合、クレジットカードだけではなく、デビットカードも利用できます。多くの格安SIMがクレジットカード払いしか利用していない中で、現金利用をしたい方にとって貴重と言えるでしょう。
ただし、全てのデビットカードが利用可能なわけではありませんから、気をつけましょう。公式サイトによると、
- mijica
- Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)
- KYASH
- 三井住友VISAデビットカード
- LINEPayカード(プリペイド)
は利用できないようです。
ロケットモバイルのSIMカードを再発行
ロケットモバイルは、NTTドコモ、au、ソフトバンクすべての回線を利用できる格安SIMサービスとなっています。格安SIMサービスという表現からもわかるように、同社では端末の販売(取り扱い)は今のところ行っていません。
ロケットモバイルのSIMカードは4種類
ロケットモバイルは、大手3社すべての回線を利用している関係で、扱っているSIMカードの種類も多くなっています。マルチSIM(同社では「3in1SIM」表記)、microSIM、nanoSIM、iPhone専用nanoSIM(ソフトバンク回線のみ)の4種類です。
SIMカードを無くしたり盗まれたりしたらメールで利用停止の手続きを
どの通信キャリア(格安SIM)にも言えることですが、ロケットモバイルもまた、SIMカードを無くしたり、盗難されたりした場合には、再発行手続きをする前に、不正利用を防ぐための利用停止手続きが必要になります。
ロケットモバイルの場合、利用停止手続きはメールにて行います。カスタマーサポート宛てのメールフォームに必要情報を入力して、問い合わせましょう。
なお、カスタマーサポートは、平日11:00~19:00が営業時間となっているようです。
SIMカードの再発行はマイページから行う
利用停止手続きが終わった場合、またはSIMカードの不具合で再発行をしたい場合には、新しいSIMカードを手配する必要があります。SIMカードの再発行の手続きは、ロケットモバイルのマイページから行います。
メニュー欄から、「SIM再発行」をクリックまたはタップして、手続きを進めてください。
SIMカードの再発行の手数料は3,000円で期間は3日ほど
ロケットモバイルもまた、SIMカードを再発行する際に料金がかかります。ロケットモバイルのSIMカード再発行手数料は3,000円(税抜)になります。契約先の住所に新しいSIMカードが届くまでの期間は3日間ほどとなります。
なお、再発行の手続きをすると、手続きから1~2日ほどで、今までのSIMカードが使えなくなります。一時的にスマホが使えない日ができる場合がありますので注意しましょう。Wi-Fiを利用してのデータ通信であれば問題はありません。
まとめ
1.ロケットモバイルは、「神プラン」という、低速ながら容量無制限の使い放題データプランがある。大容量コンテンツはWi-Fiを利用し、通話もしないユーザーにはおすすめのプランとなっている。
2.アンケート回答などで貯められる独自のポイントシステム「ロケモバポイント」を使えば、ポイント利用のみで月額料金を賄うこともできる。
3.ロケットモバイルは、NTTドコモ、au、ソフトバンクすべての回線が使える。
4.ロケットモバイルの場合、利用停止手続きはメール問い合わせで、SIMカード再発行の手続きはマイページから行う形となっている。
5.SIMカードの再発行にかかる手数料は3,000円(税抜)で、期間は3日間ほどとなる。