警備員の仕事!列車見張員ってどんな仕事?JRと私鉄では資格は違う?

鉄道工事などで必要とされる列車見張員ですが、どんな仕事内容で、どんな資格が必要なのか?を紹介していきます。

列車見張員になるには資格が必要

警備員になれば誰でも列車見張員になれるわけではありません。

まず、鉄道会社別に列車見張員の資格を取得する必要があります。資格取得には講習と適性検査、筆記テスト、実技テストがあります。

各鉄道会社で資格の取得方法は変わります。今回はJR東日本の場合を紹介します。因みに私はJRと私鉄の資格を持っていますが、どちらも試験内容は似ています。

JRの資格取得には日本鉄道施設協会、鉄道電業安全協会のどちらかが主催する講習を受ける必要があります。

日本鉄道施設協会で資格を取るには?

まず資格を受けるために必要な条件ですが、JRなどの工事に携わる工事会社や警備会社に所属することが必要です。なので資格が欲しいだけのニートの方は受講できません。

受講するためには健康診断を受ける必要があります。直近で受けていればその写しで構いません。警備会社に所属すると健康診断を受けますのでその写しでOKです。

【参考】運転関係業務判定基準

視力:各眼が裸眼で 0.7 以上又は1眼 1.0 以上他眼 0.5 以上のもの、若しくは各眼が矯正眼鏡により 0.7 以上に矯正できるもの

色覚: 正常なもの

聴力: 両耳とも、1,000Hz 又は低音域平均聴力レベルが 40dB 以内、4,000Hz 又は高音域平均聴力レベルが 65dB 以内のもの

その他:正常なもの(所見のないもの)

運転適性検査(クレペリン検査)

講習を受けると必ず運転適性検査を行います。これは一定時間の間1桁の数字をひたすら足し算を行うものです。これによって日頃の働きぶりが予測できるそうで、これに落ちると列車見張員になることは出来ません。クレペリン検査は私鉄の試験でも行われます。

講師による講義

講習会場に行くと教科書が配られ列車見張員が必要とする知識を身につけます。講師の先生が筆記試験に出るであろう重要な箇所は教えてくれますので、しっかりと講義を聞いていれば筆記試験に落ちることは無いでしょう。

筆記試験と実技試験

筆記試験は講義の時間に使った教科書中から問題が出ます。先程も書きましたが講師の話をしっかりと聞いていれば出来る問題です。また、選択式の問題が多いので難易度は高くないと言っていいでしょう。因みに私鉄の場合は選択式の部分が少なく少し難易度が上がるかもしれません。

実技試験は実際に現場での列車見張員の仕事を想定した形で行われます。警笛を鳴らしたり旗を使った実技が行われます。これも事前にやり方を教えられて試験なのでそんなに大変ではありません。

共通しているのは講習をしっかりと受けていれば、筆記にしろ実技でも試験に通ることは問題が無いという事です。

列車見張員の資格有効期限

列車見張員の資格には有効期限があります。JRの場合は取得日から1年が有効期限となります。

私鉄では有効期限が3年のところもあります。

1年経つと継続講習を受ける必要があります。継続講習は新規の講習と内容はそんなに変わりません。復習と言ったところでしょうか。

クレペリン検査は3年に1度受ける必要があります。3回目の継続講習の際はクレペリン検査も一緒に行うようになります。

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列車見張員の仕事は

列車見張員ってどんな仕事をするのか?

業務内容は日勤と夜勤で結構変わります。昼間は列車が走っている時間に仕事をするのに対して、夜勤は線路閉鎖と言って列車が入ってこないようにしてから行う工事が中心だからです。

列車見張の仕事

昼間は列車見張員として列車の進来を作業員に知らせる仕事が中心です。

列車が接近したら作業員に「列車接近」とトラメガ拡声器を使って知らせます。

その際に作業員が安全な位置まで退避したのを確認。

接近してくる列車に対して「退避完了」の合図を出します。

簡単ですがこれが一連の流れです。

列車見張員は工事管理者の指示に従って立ち位置などが決められます。非常事態を除き工事管理者の指示が無ければ勝手に動くことも出来ません。

万が一列車を見落とすなどしたら重大な事故に発展するかもしれません。そういう意味では責任重大な仕事です。

夜間の列車見張員の仕事は?

列車見張員は夜勤になると多くの場所で必要なくなってしまいます。当然夜間も列車が走る場合があります。臨時列車や貨物列車などその様な場合には列車見張員が必要ですが、線路閉鎖をした場合などは、列車見張員は必要なくなります。

なぜなら線路閉鎖をしたらその区間列車は走れませんので、列車見張員は必要ないですね。

しかし、列車見張りの資格で「重機誘導員」をすることが出来ます。重機誘導員とは軌陸車などを載線したり誘導します。

列車見張りの仕事以外でも資格を生かす事が出来ます。

列車見張員の夜勤は人気の仕事

列車見張員の魅力はその業務時間の短さにあります。終電から始発までの時間しか作業が出来ないので、どうしても業務時間が短くなります。

一部の警備会社では半日分しか日当が出ないところもあるようですが、多くの会社で1勤務分の給料が出ます。

また、資格手当もつくので割のいい仕事と認識されてます。もちろん責任は重大ですが。

都市部の列車は終電が遅く始発が早いので実質4時間程度の作業時間になることが多いのです。地方になると少し変わるかもしれません。

まとめ

列車見張員の資格は日本鉄道施設協会、鉄道電業安全協会講習を受けて取得します。JRの場合は有効期限は1年私鉄の場合は各社の定めるところによります。

仕事内容は列車の進来を監視して作業員を退避させることです。

また列車見張員の資格で重機誘導も行うことが出来て仕事はたくさんあります。

私もそうですが、JRと私鉄の両方の資格を持つ人も多く、現場では列車見張員の確保が大変だと言われています。

JRにたくさんの人を取られてしまうと私鉄に行く見張員が足りなくなるという事です。

機会があれば取っておいて損はない資格ですね。

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