
コンデンスミルクは日本語で「練乳」です。タイトルにはコンデンスミルクと表記しましたが練乳の賞味期限のお話です。
賞味期限切れのコンデンスミルクいつまで食べられるのか?
賞味期限が切れたコンデンスミルクって我が家では良くあります。なんとなく忘れてしまって気が付くと賞味期限切れなんです。イチゴを食べる時くらいにしか使わないので、翌年に発見されるといった具合で情けない限りではありますが、これって一年後食べても大丈夫なの?
早速本題と行きたいところですが、コンデンスミルクと言ってもチューブ入りと缶詰になっているものと両方ありますね。今回はチューブ入りと缶詰の開封前と開封後に分けて話を進めます。
缶詰のコンデンスミルクの場合の賞味期限は?
あたり前の事ですが、賞味期限は缶に書いてあります。皆さんが知りたいのは、賞味期限が過ぎても大丈夫か?という事ですね。
そもそもコンデンスミルクは腐りにくいものなんです。とは言っても乳製品なのでもちろん腐るのですが、ショ糖が45%ほど含まれていて乳製品としては傷みにくいものなんです。
未開封の缶詰のコンデンスミルクの場合
未開封の場合は缶詰入りであれば1年くらい過ぎても問題ないケースはあります。
問題ないケースと言うのは保存の仕方によって変わるからです。保存状態が悪ければ当然変質している可能性は高くなります。逆に適正に保存されていれば、問題なく食べることも出来るわけです。
賞味期限なので過ぎたからすぐに食べれなくなるわけではありません。
賞味期限内であっても缶詰に傷があったり、高温になる場所に置いてあったりすれば変質します。
因みに缶詰の場合は未開封であれば余程のことが無い限り腐りはしません。乳製品なので発酵することはあります。
ただ先程も書いたように高温になる場所などに置いてあれば変質はします。缶に錆が出ている場合なども危険なので食べるのはやめた方が良いでしょう。
缶詰が膨張している場合なども、やめておきましょう。中でガスが溜まっている証拠です。
缶詰のコンデンスミルク開封後の場合は?
開封後はどれくらい持つのでしょうか?開封後はメーカー曰く冷蔵庫に保存して2週間程度なっています。
冷蔵庫に保存する場合は蓋つきの容器(密封性の高い容器)に移し替えて保存するようにします。
長期保存するには冷凍庫
コンデンスミルクは冷凍庫に入れても凍りません。かき氷などにかけても凍らないですよね。
なので冷凍庫に保存すれば長持ちします。1年くらいは問題ないとする人は結構います。開封後空気に触れますので当然劣化しますが、すぐに冷凍庫にしまえば長持ちすることは確かです。
練乳の使われたアイスクリームに賞味期限が無いように冷凍保存してあれば長期保存が可能と言えます。
ただし、未開封の場合はまだしも開封後のコンデンスミルクを長期保存して食べることはお勧めはしません。
どこで雑菌などが混入しているかわかりません。
チューブタイプのコンデンスミルクの場合
チューブタイプのコンデンスミルクの場合はどうなのでしょうか?
未開封のチューブタイプのコンデンスミルクの場合
缶詰と同様に保存状態によって大きく変わります。チューブの場合は未開封の場合常温で保存可能です。
しかし、高温になる場所に置いてあったりすると劣化します。
常温保存してあった場合は温度上昇などが考えられる場所で保存していた場合は賞味期限を大きく過ぎた商品はやめておいた方が良い可能性もあります。
先程も紹介したように冷凍庫に保存しておけば、賞味期限を1年程度過ぎても食べる事は出来るでしょう。当たり前ですが保存途中に温度の上昇や保存状態に問題が無ければという事です。
食べる際は必ず味見などをして違和感が無い事を確認してから食べることをお勧めします。
開封後のチューブタイプのコンデンスミルクの場合
チューブタイプのコンデンスミルクはふたを閉めて冷蔵庫に保存します。開封後2週間程度が目安となります。
それを過ぎた場合は変色やざらつきなどの味が劣化してきます。
異臭や凝固、脂肪分離などがみられる場合は食べるのを止めましょう。
変色したら食べられないの?
コンデンスミルクは保存状態によって変質することを記述しました。褐色に変色した場合は食べられないのか?という事ですが、変色しただけなら食べても問題ありません。
もともとキャラメルの原料となる練乳なので熱を加えると牛乳のたんぱく質であるカゼインと乳糖やしょ糖などの糖類が反応(アミノカルボニル反応)して変色します。
長期保存で変色しただけなら問題なく食べることが出来ます。ただし異臭や味が変だったりした場合は食べるのをやめておきましょう。
まとめ
コンデンスミルクは温度変化の少ない場所に保存してあれば賞味期限を多少過ぎても問題なく食べることが出来ます。
開封後は2週間をめどに味やにおいに変化が無い事を確かめて食べるようにします。
冷凍保存であれば劣化を抑えやすく長期保存も出来ます。