
カバンにしまいっ放しだったペンケースを出してみたら、周りにビッシリとカビが!
そんな悲しい経験をした方もいるのではないでしょうか。自身の話だけではなく、学校に通うお子さんを持つ方は、お子さんのペンケースがカビだらけになって・・・という場合もあるでしょう。
恐らくは、PUレザー(ポリウレタンレザー)などの合皮やポリエステル素材のペンケースの方が多いと思いますので、その素材のペンケースを前提に、ペンケースにカビが生えてしまった場合の落とし方について紹介します。
黒カビは厳しいが白カビや青カビなどなら落とせる
重要なのは、ペンケースに生えたカビが、どの種類のカビかです。
合皮やポリエステル素材ならまず大丈夫でしょうが、布製ですと、黒カビが生える可能性もあるでしょう。正直なところ、黒カビが生えた場合には、潔く買い替えることをお薦めします。塩素系洗剤などを駆使すれば取れる可能性はありますが、色落ちは必至でしょう。 生えているカビが、白カビや青カビなら、難なく落とせるでしょう。
白カビや青カビならば胞子が飛ばないよう拭き取る+αの作業で落とせる
合皮やポリエステル素材の場合に最も考えられるのが、青カビです。次いで白カビといった感覚でまずは間違いないでしょう。
基本的に、「アルコール消毒+拭き取り+乾燥」の三工程で簡単に落とせます。一部で紹介されているように、専用洗剤や漂白剤などを使えば、より確実ではあるのかもしれませんが、何より人体へのリスクを伴いますし、面倒ですので、筆者としては先述の工程で充分ではないかと思います。
アルコールがない場合はウエットティッシュでのカビ落としでもOK
ペンケースのカビを落とす際に、最も望ましいのは、①アルコールを染みさせた布またはキッチンペーパーでペンケースを拭き取る⇒②乾いた布またはキッチンペーパーで乾拭きする⇒③陰干しするという工程でしょう。
しかし、2020年(令和2年)6月時点の環境では、アルコール製品はまだ品薄です。①の工程は、代用品としてウエットティッシュを使うと良いでしょう。アルコール入りがベストだと思いますが、最悪は含まれていなくても良いです。アルコールの代わりにオキシドールを使う方法もありますが、それよりはウエットティッシュの方が手軽ですので、筆者はこちらをおすすめします。
アルコール布またはウエットティッシュで拭く際はカビを摘み取るように
ポイントは、水拭きすることで、カビの胞子の飛散を防ぐことなのです。はじめから乾拭きや乾いたブラシ掛けを行うことは、単にカビを違う場所に飛ばしているだけに過ぎなくなってしまいます。
くどいですが、カビを他へ飛ばさずに拭き取る(吸い取るに近い感覚かもしれません)わけですから、上下左右に大きく動かすようにして拭くのは止めましょう。そっと摘まんで取るようなイメージで行ってください。
徹底的にカビを落としたい場合は洗濯用石けんを使うことも
せっかくなので、この際にペンケースをしっかり洗いたいという方もいるでしょう。そういった方には、洗濯用石けんを使ったブラッシングをおすすめします。洗濯用ブラシが使
わない歯ブラシに洗濯用せっけんをつけて、優しく擦りましょう。洗濯用石けんとしては、筆者の使用経験から、「ウタマロ石けん」をおすすめします。これは良く汚れが落ちます。 石けんで擦り洗いしたら、35℃前後のぬるま湯に浸けるようにして濯ぎ、洗濯機で脱水にかけたあと(ネットに入れることを忘れずに)、陰干しをしてください。
まとめ
1.合皮やポリエステル素材のペンケースの場合、カビは白カビか青カビの場合が多いでしょう。
2.ペンケースに付いたのが黒カビだと厳しいですが、白カビや青カビなら落とせます。
3.基本はアルコールが染みた布やペーパーで拭く(水拭き)⇒乾拭き⇒陰干しですが、アルコールが無い場合、水拭きはウエットティッシュで代用してもOKです。
4.水拭きのコツは、カビを摘み取るようにして拭くこと。
5.徹底的にカビ落としをしたい場合は、洗濯用石けんの利用をおすすめします。