殺鼠剤!ネズミ駆除の定番グッズの特徴や設置方法など

ネズミの駆除によくでてくる殺鼠剤(さっそざい)って効果があるのかよくわからないし、毒エサを間違えてペットが食べないのか心配ですよね。 

そこで今回はネズミ駆除の定番、殺鼠剤について特徴・設置方法などを勉強していきます。 

殺鼠剤って? 

殺鼠剤はネズミ駆除グッズの定番です。ネズミの死骸を片付ける手間もなく、ドラッグストアやインターネットで比較的安く手に入るので、ネズミ駆除グッズとしてよく使われています。 

しかし、使い方を間違えると、ネズミが毒エサを食べてくれなかったり、毒エサを食べてもネズミがいなくならなかったりして効果がでないときがあります。 

毒エサは、適当に置いとけば勝手にネズミが食べて手軽にたくさんネズミが死んでくれるイメージがありますが、それは間違いです。家ネズミの中には、毒エサが効かないスーパーラットと呼ばれる毒に対して薬剤抵抗性をもったネズミがいるからです。 

殺鼠剤には大きくわけて2種類あります。毒が強くて早く効くけど、ネズミに食べられにくい急性毒タイプと、毒は弱くて効き目が遅いけど、ネズミに食べられやすい蓄積毒タイプがあります。 

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急性毒タイプ 

急性毒タイプは文字通り毒性が強くて、即効性があります。しかし、毒性が強いため、ネズミが警戒して食べてくれないというデメリットもあります。 

ネズミが大量発生して、とにかく早く駆除したいときやクマリン系・ワルファリンの殺鼠剤(蓄積毒)では効果が無かった場合に使います 

急性毒タイプの特徴は、1回食べれば死ぬ・効き目が早く、3~5時間後に死ぬ・大きなドブネズミにも効きやすい・毒性が強いので人やペットが誤食しないように取り扱いには注意するなどがあります。 

また、急性毒タイプにもさらに大きくわけて2種類のタイプがあります。 

食べて10時間未満で死ぬ速効性急性毒殺鼠剤と食べて10時間以上経ってから死ぬ遅効性急性毒殺鼠剤があります。 

速効性急性毒の有効成分 

シリロイド

ユリ科の植物の球根の毒を利用したもので、心筋の収縮や中枢神経の興奮などを引き起こして、呼吸麻痺にします。
苦みが強いのでネズミになかなか食べてもらええません

リン化亜鉛

リン化水素によって、ネズミを中毒死させます。
特にスーパーラットに有効です。

ノルボルマイド

体内の酸素が少なくなり、停留性酸素欠乏症を引き起こす。食べると1時間以内に死ぬ。
特にドブネズミに効く。

遅効性急性毒の有効成分 

硫酸タリウム

科学的に安定した構造を持つので、ネズミが死んだ後も体内に残ります。そのため、ネズミの死骸を食べた動物も中毒を起こします。

蓄積毒タイプ 

蓄積毒タイプは毒が弱く、何回も食べさせることでじわじわと毒を効かせるタイプの殺鼠剤です。急性毒に比べてネズミが食べやすいメリットがあります。しかし、何回も食べ続けないと死なないというデメリットもあります。 

蓄積毒タイプは子供やペットがいて、強い毒が使えない場合や、多少時間がかかってもしっかり駆除したいときに使います。 

蓄積毒タイプは、ネズミに何日も続けて食べてもらう必要があって、もし人が摂取してもビタミンKで解毒できる特徴があります。 

蓄積毒タイプの有効成分 

ワルファリンなど、第一世代のクマリン系

摂取すると、血液が固まらくなり、出血して死に至る。急性毒より食いつきはいいが、1週間ほど連続で食べ続けないと効果がでない。
解毒剤は、血液を固める作用があるビタミンK

ジフェチアロール、第二世代のクマリン系

ワルファリンなどの第一世代のクマリン系薬剤よりも、少ない量で強い作用があり、2日~1週間程度で効果が出る。
スーパーラットにも効果があると言われているが、食べさせるのが難しい点は変わらない。

殺鼠剤の設置方法 

ネズミは、とても警戒心が強い動物です。何も考えずに毒エサを置くだけでは食べてくれません。毒エサを食べてもらうには、置く場所や、上手い仕掛け方が大切です。 

ネズミを毒エサに集中させるために食べ物を片付ける 

ネズミは家にあるものを何でも食べます。食料や植物や生ゴミなどの毒エサより美味しいものを置いていては毒エサを食べてくれません。そのため、毒エサを集中して食べさせるような工夫が必要です。 

ネズミが食べそうなものは全て、ネズミに侵入されない棚や引き出し、密閉容器などにしまいます。 

エサ場に置く 

エサ場とは、ネズミに何か食べられたものがあった場所・キッチン周り・流し台の下や隅・冷蔵庫や食器棚の裏・天井裏・ネズミをよく見かける場所などです。 

毒エサはできるだけ多くの場所に置くようにします。その中でもよく食べられている場所があれば、そこに集中して置きます。 

ネズミの好物でおびき寄せる 

警戒心が強いネズミに毒エサを食べてもらうためにいろいろ工夫します。ネズミに食べられたものがあれば、それを粉状にして毒エサにふりかける・何も食べられてない場合は、市販のソースなどを数滴ふりかけるなどいろいろ工夫していきます。 

ネズミは雑食性なので何でも食べますが特に好んで食べるのが、穀類(米・麦など)と種子類(落花生など)です。 

ただし、強力なリン化亜鉛の毒エサには放置したり、時間が経つと効果がなくなるほか水に触れると効果がなくなるといった注意点があります。ネズミに食べてもらうためにソースなどの水分をかけると、効果がなくなるものもあります。 

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まとめ 

1殺鼠剤には急性毒タイプ蓄積毒タイプの2種類がある 

2急性毒タイプにも速効性と遅効性がある 

3速効性は10時間以内にネズミが死ぬ。成分はシリロイド・リン化亜鉛・ノルボルマイド 

4遅効性はネズミが死ぬのに10時間以上かかる。成分は硫酸タリウム 

5蓄積毒タイプはネズミが食べ続けないと効果がでない。成分はワルファリンなど、第一世代のクマリン系・ジフェチアロール、第二世代のクマリン系 

6設置ポイントは、ネズミを毒エサに集中させるために食べ物を片付ける・エサ場に置く・ネズミの好物でおびき寄せる 

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