
ネズミは一見可愛くみえるかもしれませんが、実は大変有害な動物です。ネズミは硬い物をかじる習性があるので、食べ物だけでなく、建材や家具、電気や電話の配線などもかじります。電気設備が故障したり、火災を起こしたり、アレルギーを引き起こしたり、感染症の媒介になったりします。
そのため家や敷地内でネズミの糞などを発見したら、すぐに駆除しなければ大変な事になる可能性があります。しかしながらネズミは賢いので、上手く駆除しないと1回駆除してもまた戻って来たりといたちごっこになりやすいです。
ネズミを徹底的に退治して家から追い出す為に「行動パターンを知る」「ネズミがいなくなったら再発対策」「ネズミやネズミの糞や巣は絶対に触らない」等の注意点に気を付けて安全に駆除していきましょう。
家にネズミが出た‼
そんな時まずかんがえるのは、【業者に頼む】か【自分で駆除】ですよね?でも「業者に頼むとお金がかかるから自分で駆除しよう」と思ってもいっぱいあって何を使えばいいのかわからず悩む人が多いのではないでしょうか。
今回は市販のネズミ駆除グッズの【メリット】【デメリット】を紹介していきます。
殺鼠剤(ネズミ駆除剤)
殺鼠剤(さっそざい)はネズミを駆除すための毒となる成分を含んでいる毒エサです。
ネズミにとって毒となる成分を含んでおり、即効性(1回の食餌で駆除する急性毒剤)のものから遅効性(数回の食餌に分けて駆除する累積毒剤)のものまで様々なものがあります。
【メリット】
置くだけでいいです。
ネズミに警戒心を与えず殺鼠剤とさとられず食べさせることができるので仲間も効果的に駆除できます。
【デメリット】
遅効性の薬剤なので食べてすぐ効くわけではありません。
小さな子供やペットが誤飲する可能性があります。
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燻煙剤
ダニ退治でよくみる煙を充満させる駆除アイテムです。
燻煙剤は水を入れて床に置くだけで誰でも簡単に使うことができます。そのため、ネズミ駆除にあまり知識が無くても、一定の効果が期待できます。
【メリット】
天井裏など家の隅々まで薬剤が届きます。
【デメリット】
人間にとっても臭いがキツイです。
臭いになれるネズミもいます。
一回では効かない場合もあります。
人体や機器に悪影響を及ぼすことがあるためシートで覆う等の準備が大変です。
粘着シート
超強力粘着剤でネズミをがっちり捕獲するシートです。
ネズミ駆除グッズの中で1番種類が多いです。選ぶ際は「粘着剤に隙間が無いか」「耐水性」「粘着力」などを基準に選びましょう。
【メリット】
置くだけでいいです。
安全性が高く処理もしやすいです。
ネズミに寄生してるダニやノミも同時に処理できます。
1枚数百円からと安価です。
【デメリット】
捕獲したネズミは自分で処分する。
仕掛け方にノウハウが必要です。
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忌避剤
殺虫剤と同じように使えて手軽なスプレータイプです。ネズミを寄せ付けない効果が期待できます。
ネズミを殺す成分が入っていないので、死骸の処理しなくてもいいのが特徴です。「ネズミが住み着いてすぐ」や「ネズミを駆除した後の再発防止」に適しています。
【メリット】
天井裏や密閉空間に効果的です。
煙が充満しないので時間や周りを気にせず使えます。
【デメリット】
臭いが強く家に残ることもあります。
1回では効かず何回もスプレーする必要があります。
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ネズミ捕り器
エサでおびき寄せカゴで捕獲またはバネ式などがあります。
ネズミ捕り器は、古くから使用されているグッズです。粘着シートと同様に人に害がないのが特徴です。ネズミ捕り器を設置する時「ネズミの通り道に置く」「ネズミ捕り器にエサを仕掛ける」「ネズミのエサ場に置く」のが有効です。
【メリット】
置くだけでいいです。
【デメリット】
捕獲したネズミは自分で処分しなければなりません。
警戒心が強いネズミは捕獲出来る確率が低いです。
仕掛け方にノウハウが必要です。
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超音波
ネズミが嫌がる音を出してネズミを追い出します。
超音波は「薬剤も使わない」「匂いもしない」「捕まえて処分する必要もない」ので、近年人気が高いです。しかし少し費用が高いです。中には超音波が聞こえてしまう人もいるので注意が必要です。
【メリット】
置くだけでいいです。
死体を処理しなくていいです。
【デメリット】
ネズミが超音波に慣れます。
置く場所を間違ると効果がないです。
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まとめ
燻煙剤や忌避剤はシートを張ったり何回もスプレーしたりとても大変です。
粘着シートや殺鼠剤は少し置く場所にノウハウが必要ですが【置くだけでいい】【安価】なので使いやすいです。
粘着シートと殺鼠剤を組み合わせて使うのがオススメです。