
納豆大好きな人多いですね。昔、東日本だけしか食べてないと聞いたときはびっくりでした。最近は全国的に食べられるようになった納豆ですが、賞味期限が短いですよね。
納豆の賞味期限は?
納豆の賞味期限はどれくらいだかご存じですか?
意外と多いのが腐ってるから長いイメージを持っている人が実に多いのですが、賞味期限は10℃以下の保存で1週間~10日と結構短いんですね。
納豆は意外と繊細な食べ物
納豆と言えば茨城です。
私の知人に茨城の納豆工場で働いている人物がいるのですが、友人曰く納豆はかなり繊細な食べ物だと言います。
製造工程で納豆菌を大豆に振りかける工程があるのですが、その納豆菌の量が少し狂うとちゃんと発酵しないそうです。
温度管理も繊維だという事で納豆つくりは「勝手に発酵すると思ったら大間違いだ」と言われました。
納豆つくりを舐めてたわけではないのですが、結構大変なんだと思いました。
納豆は腐っているって本当か?
納豆はもともと腐っているから、賞味期限なんか関係ないと言っているデリカシーの無い人をたまに見かけますが、そもそも「発酵」と「腐敗」の違いが分かってないようです。
大豆が腐敗しても納豆になりませんが、発酵すると納豆になります。
発酵とは微生物によって食材が分解された出来たものが、人間にとって有用なものを指します。
腐敗とは微生物によって食材が分解され出来たものが、人間にとって有害なものを言います。
発酵食品と言われるものは、チーズやヨーグルトなどがあります。
納豆の賞味期限が1週間~10日なのは?
納豆は容器に大豆を入れ納豆菌を振りかけ発酵させて作るのですが、食べごろとなるのが賞味期限内という事になります。
容器に入った大豆はずっと発酵し続けているのですが、永遠に発酵し続けるわけではありません。
もっとも、発酵が進み過ぎても本来の味が失われていくためそこまで待つ必要はないのですが・・・
賞味期限切れの納豆は食べることが出来る?
納豆の賞味期限で他の食品と大きく違うのは、発酵し続けている点です。
賞味期限はおいしく食べる事が出来る期間を指しています。多少過ぎても問題なく食べる事が出来ます。
しかし、納豆は発酵し続けているため大きく賞味期限が過ぎた場合はどうなるのか?
納豆の場合10℃以下で保存するように書いてあります。実は温度が高いと過剰発酵してしまうからです。
大前提として冷蔵庫に保存してあることになります。
冷蔵庫内に保管してあれば賞味期限を多少過ぎても問題なく食べる事が出来るでしょう。
賞味期限を過ぎるとどうなる?
賞味期限が過ぎた納豆は発酵が進み臭いが強くなってきます。ツンとするアンモニア臭や焦げたようなにおいがします。
食感はシャリシャリとした砂を噛んだような食感になり苦みが出てきます。
さらに日が経つと表面に白い粒々のアミノ酸の結晶が出てきます。
本来のうま味は失われてしまうという事です。
この状態になるまでには保存状態によるところの影響が大きく、また発酵が全く同じ状態で進むとは限らないので、いつこうなるかはわかりません。
しかし、このような状態であっても健康被害があるかというと問題があるわけではないようです。
賞味期限切れの納豆は食べても大丈夫?
美味しいかは別として賞味期限が切れた納豆を食べても問題ないか?という事に関してメーカーなども上記のような変化が訪れても健康被害があるとは考えにくいとしています。
味は落ちておいしくないのですが、健康被害が出るほど傷んでいないという事です。
2か月以上冷蔵庫に入れておくと水分が失われてカリカリになるのですが、食べても問題なかったの話もあります。
納豆は適正に保存されていれば衛生上の問題は少ない食品だと言えます。
常温では納豆にカビも生えるので絶対に食べられるというわけではありませんので注意してください。
常識的に考えて臭いがきつくなって、食感がシャリシャリになっている時点で食べるのは見合わせた方が良いでしょう。
まとめ
納豆の賞味期限は7日~10日です。
発酵食品のため賞味期限が過ぎてしまうと、臭いや食感が大きく損なわれます。
今回この記事を書くにあたって友人に「賞味期限切れの納豆はいつまで食べられる?」と聞いたら「そんなもん食べるな!新しい納豆送ってやる」と言われました。
普通はそうですよね。(笑)