ナンバープレートを再発行のやり方は?その費用・必要書類・期間など

車やバイクなどが公道を走るためには、ナンバープレートが必要です。 

ナンバープレートを破損・汚損・紛失してしまった場合、公道を走れなくなってしまうので、すぐに再発行の手続きを行う必要がありますが、ナンバープレートの「再発行のやり方なんて解らない」という人がほとんどだと思います。 

そこで今回はナンバープレートの再発行のやり方や必要な費用などを解説していきます。 

ナンバープレートの再発行が必要なケース 

ナンバープレートは公道を走る車の前後に取り付けられていて、そのナンバーは【自動車検査証(車検証)】の左上に記載されている【自動車登録番号(車両番号)】と一致しています。 

このナンバープレートにある文字や数字が洗車・経年劣化などによって、塗装が剥がれて見にくくなったり、事故やイタズラなどによって折れ曲がったり、破損や汚損して見えなくなった場合は、ナンバープレートの再発行が受けられます。 

ナンバープレートの文字や数字が見えづらいまま公道を走ってしまうと、懲役刑や罰金刑に処せられる場合があるので、ナンバープレートの状態は日頃から注意が必要です。 

※区市役所、町村役場で仮ナンバーを取得し、付け替えてからナンバープレートの再発行をしてください。 

仮ナンバーを取得する方法はこちらへ

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ナンバープレートの再発行できる条件 

ナンバープレートの再発行には2つのやり方があります。

今までと同じナンバーで再発行する方法と新しいナンバーでの再発行する方法があります。 

同一ナンバーでの再発行 

ナンバープレートの文字や数字が見えにくい状態(破損・汚損・折れ曲り・色のハゲなど)でも、全ての文字や数字がわかる状態で、前後の2枚のナンバープレートが返納できる場合は、同じナンバーで1枚もしくは2枚、再発行することができます。 

新しいナンバーでの再発行 

ナンバープレートを紛失・盗難・毀損(きそん)し、2枚のナンバープレートが返納できない場合は、番号を変更して新しいナンバーでの再発行になります。 

新しいナンバーの再発行では、4桁の数字を希望ナンバー制を利用してナンバーを選ぶことも可能です。 

また、ご当地ナンバーへの変更も可能です。

ご当地ナンバーはこちらへ

ナンバープレートの再発行にかかる費用 

ナンバープレートの再発行には費用がかかり、これは同一ナンバーの再発行や新しいナンバーでの再発行の場合も同じです。必要な費用は、方法や車種によって異なります。 

普通自動車の場合 

普通自動車の場合は、ナンバープレートの再発行は約2000円程度です。

これは都道府県やナンバープレートの種類によって金額が変動するので、注意が必要です。

また、同一ナンバーの場合は、全面のみなど1枚の再発行ですむ場合は、費用は、安く済みます。 

軽自動車の場合 

軽自動車の場合は、ナンバープレートの種類によって費用が大きく違ってきます。

ペイント式であれば約750円、字光式だと約2400円程度かかります。

また、これは1枚あたりの金額であり、前後両面を変える場合はさらに倍の金額がかかるので注意してください。 

ナンバープレートの再発行時の必要書類等 

【同一ナンバーの場合 】

普通自動車 

1 自動車検査証(車検証)のコピー 
2 自動車登録番号標再交付申込書 
3 ナンバープレート(古いナンバープレート) 
4 印鑑  

軽自動車 

1 自動車検査証(車検証)のコピー 
2 再交付・交換申請書 
3 ナンバープレート(古いナンバープレート) 
4 印鑑 

【新しいナンバーでの再発行時の必要書類等】 

普通自動車

1 自動車検査証(車検証)の原本 
2 理由書(ダウンロードできます) 
3 自動車税申告書 
4 手数料納付書 
5 ナンバープレート 
6 印鑑 

軽自動車 

1 自動車検査証(車検証) 
2 理由書(ダウンロードできます) 
3 軽自動車税申告書 
4 自動車検査証記入申請書 
5 ナンバープレート 
6 印鑑 

ナンバープレートの再発行に必要な書類は、陸運局、軽自動車検査協会にて入手できますので、車検証とナンバープレート、印鑑を忘れないようにしてください。 

車をローンで買ったりリースを受けていたりすると、車検証上の所有者の欄がローン会社やリース会社、ディーラーなどになっている場合があります。

この場合はあらかじめ所有者に連絡をとって委任状に押印してもらう必要があります。 

ナンバープレートの再発行にかかる期間 

同一ナンバーを再取得する場合は、2回運輸支局に出向かなければなりません。 

ナンバープレートの再発行申請書が受理された後に1枚ずつ注文制作されるので、制作にはペイントのナンバープレートで4~5営業日(土日・祝日は除く)、字光式のナンバープレートで7営業日ぐらいかかるので、余裕を持って申請する必要があります。 

同一ナンバーでのナンバープレート再発行のやり方 

ナンバープレートの再発行の手続きは各窓口に出向き行います。 

普通自動車:運輸支局/検査登録事務所 

軽自動車:軽自動車検査協会 

【手続きの流れ】 

1 上記の書類の2を記載し、1と一緒に窓口に提出 

2 承認を受けた1・2を交付代行者窓口へ提出し、交付手数料を払う 

※交付代行者窓口は支局・登録事務所に隣接してます 

3 交付代行者より自動車登録番号標再交付引換証を受け取る 

(ナンバープレート製作・4~5日) 

4 交付可能期間中に交付代行者へ自動車登録番号標再交付引換証と返納するナンバープレートを持参し、新しいナンバープレートを受け取る 

普通自動車の場合は、リアのナンバープレートに封印が必要なので、新しいナンバープレートを取り付けた後に陸運局で封印作業する必要があります。 

軽自動車には封印がないのでナンバープレートを取り付けて完了です。 

新しいナンバーでのナンバープレートの再発行のやり方 

ナンバープレートが2枚揃わない場合は、新しいナンバーでの再発行となり、同一ナンバーでの再発行の時とは書類が異なります。 

理由書(車輛番号標等未処分理由書)を記載しますが、盗難の場合は以前に警察署に届けて証明書を発行してもらい、「届出警察署」「届出年月日」「受理番号」を理由書に記載します。 

その他の手順は同一ナンバーでの再発行と同じで、必要な書類を記載して、窓口に提出してください。 

自分でナンバープレートの再発行を手続きする時間がない人や面倒くさいという人には、民間の代行業者を利用する方法もありますが、自分で再発行するための必要書類の他に委任状も必要になり、費用はナンバープレート代の他に代行手数料がかかります。 

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まとめ 

1 ナンバープレートが破損・汚損したまま公道を走ると懲役刑や罰金刑に処せられる場合がある 

2 ナンバープレートの再発行には同一ナンバーと新しいナンバーの2種類がある 

3 ナンバープレートの再発行の費用は、方法・車種によって変わる 

4 ナンバープレートの再発行に必要な書類は、陸運局、軽自動車検査協会にて入手できる 

5 ナンバープレートの再発行の手続きは各窓口に出向く 

6 自分で再発行しなくても、代行業者に頼んで再発行することができる  

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