
楽天ポイントと同様に、TポイントやPonta(ポンタ)といったポイントサービスの大手に近づきつつある感のnanacoですが、そのポイントを交換する方法や使い方などは意外と知られていないのではないでしょうか。
今回はnanacoのポイントの交換方法や使い方などを紹介していきます。
nanacoへのポイントへの還元パターンは2通り
nanacoも他のポイントサービスと同様、ポイントを貯めていくのは対象店舗やサービスでの買い物を通じてとなります。その際、ポイントへと還元されるパターンが大きく2通りにわかれるので憶えておいてください。
1つが、セブン&アイグループやツルハグループ、そして薬王堂での買い物の場合。このときは即日還元されます。飼ったその場でポイントが付与されるパターンです。
もう1つが、nanacoポイントが貯まる提携先での買い物の場合です。この場合は、お持ちのnanacoへのポイント加算が、当月末締めの翌月反映となります。なんだか、請求書みたいですね。
nanacoのポイント率は基本的に50%の還元率
では、nanacoを使うことで貯まっていくポイント率(ポイント還元率)は一体どのくらいなのでしょうか?
基本的には、nanacoは、200円ごとの買い物で1ポイントが貯まる、還元率0.5%の設定となっています。
ただし、セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークベニマル、ヨークプライス(ヨークプライスは通常の買い物ポイントは貯まらず)といった、いわゆるセブン&アイグループでnanacoを使った場合、別途ボーナスポイントが加算されます。例えば今月(2020年8月)で言うと、セブン‐イレブンでnanacoを使ってポカリスエットを買うと、別途で10ポイント加算されます。
nanacoでポイントを貯めるならやはりクレジットカードがベスト
TポイントやPonta(ポンタ)、リクルートポイント、そして楽天ポイントなどと同様に、nanacoにおいても、ポイントを最大限に効率よく貯める・・・と考えると、クレジットカードの利用がベストとなります。
セブン&アイグループのクレジットカードである「セブンカード・プラス」なら、セブン&アイグループで買い物すると、200円ごとに2ポイント貯まる、1%のポイント還元率となります。
また、セブンカード・プラスからnanacoにクレジットチャージをすると、200円ごとに1ポイントがお持ちのnanacoへと加算されます。
nanacoの場合はポイント交換作業が必要になるので注意
ポイントを貯めたら、そのポイントを買い物金額に充当したくなるのが、消費者心理というものではないでしょうか?
ですが、nanacoの場合、他のポイントサービスと少し異なる点があります。それは、貯めたポイントを使う場合、nanacoポイントを電子マネー化する必要があるということです。TポイントやPonta(ポンタ)といったところは、ポイントをそのまま使うことができますが、nanacoの場合は、そこに1工程挟まるイメージです。
貯めたnanacoポイントはそのままだと使えないことを憶えておきましょう。
nanacoポイントを電子マネーに交換できるのは、次の店舗です。
セブン‐イレブン
イトーヨーカドー
西武・そごう
ヨークマート
ヨークフーズ
ヨークベニマル
デニーズ
アカチャンホンポ
ヨークプライス
デリシア
ユーパレット
ENEOS
nanacoのポイントの使い方はanaマイルへの交換など5通り
nanacoポイントの使い方は全部で5通りの道があります。電子マネー(実際に買い物で使えるように変更する手続き)化など、順番に紹介していきます。
電子マネーへの交換
電子マネーといっても、suicaや楽天Edyなどに交換できるわけではなく、あくまでもnanacoとしての電子マネーです。nanacoのポイントを、nanacoとしての電子マネーに変えるってイメージでしょうかね。言葉って難しいなと改めて思います。
それだと用途が限られているように思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。nanacoが使える店は、約678,000店(2020年6月時点)も存在しています。
マクドナルドやかっぱ寿司、コメダ珈琲店などといった外食産業、ラウンドワンやサンリオピューロランドなどといったアミューズメントのほか、かわったところだと、成田国際空港や新千歳空港、NEXCO西日本、ヤマト運輸やコカ・コーラの自販機などでも利用できます。
オムニ7サイトで1ポイントにつき1円で交換する
2つ目が、セブン&アイグループの通販サイトである「オムニ7」サイトでの利用です。
オムニ7だと、1ポイントにつき1円で電子マネー化されたnanacoポイントを利用できます。
nanacoのポイントを効率よく使うという点では、最も良い選択肢かもしれません。
寄付する形で社会貢献に利用する
セブン&アイグループが運営する財団法人、セブン‐イレブン記念財団への寄付金に利用することもできます。
同財団は、環境をテーマにした社会貢献活動を行っており、富士山および周辺地域や、北海道の霧多布湿原などの環境保全活動、公募助成制度による環境市民団体への支援活動などを行っているようです。
こちらも、オムニ7での利用と同じように、1ポイントにつき1円で利用できます。
ANAマイルやANA SKYコインと交換する
最早、ポイントの交換方法として鉄板となりつつある航空マイレージへの変換ですが、nanacoも、Tポイントや楽天ポイントと同様に、ANAマイルとの交換が可能です。nanacoポイント500につき、ANAマイル250マイルに交換できます。
また、nanacoポイントは、ANAグループが展開する電子コインである「ANA SKYコイン」と交換することも可能です。
ANA SKYコインとなら、nanacoポイント500につき、ANA SKYコイン500に交換ができます。
ANAのマイレージが目的ではなく、ANAで販売されているグッズが目的の場合は、交換率から考えてもANA SKYコインと交換した方が良いでしょう。
トラノコポイントに利用する
おつりとポイントを活用して1円単位で投資ができるサービスである、トラノコポイントとの交換も可能です。
nanacoポイント1ポイントから、等価での交換が可能です。
トラノコポイントとの交換は、申し込みと同時に反映される一方、いちど申し込むとnanacoポイントに払い戻しができないので注意してください。
まとめ
1.nanacoのポイント反映には、使ったその場で貯まる先と、一か月後に合算でポイントが反映される先がある。
2.nanacoは、基本、200円ぶんの利用ごとに1ポイントが加算されるが、セブン&アイグループの店舗でnanacoを使った場合、別途ボーナスポイントが加算される。
3.セブンカード・プラスだと、セブン&アイグループ店舗での買い物で、200円ごとに2ポイントのnanacoポイントが貯まる。
4.nanacoのポイントは、そのままでは買い物に使えない。貯めたポイントを使う場合、nanacoポイントを電子マネー化する必要がある。
5.nanacoのポイントの使い方は、上記の電子マネー化のほか、anaマイルへの交換など5通りある。