
止めたくても止められない。そんな最たるものの一つがタバコではないでしょうか。
健康増進法の施行や相次ぐ値上げなどで愛煙家には逆風が吹くばかりと言ってもよいでしょう。
そんなタバコを、ポイントサービスを使って買うことは可能でしょうか?
例えば、コンビニ業界最大手であるセブン‐イレブンで使えるnanacoなどで。
nanacoはポイントを使ってタバコの購入が可能
大手コンビニエンスストアと提携しているポイントサービスとして頭に浮かぶのは、Tポイント(ファミリーマート)、Ponta(ローソン)、そしてnanaco(セブン‐イレブン)ではないでしょうか?
最近では、楽天ポイントも勢いを伸ばしているので、楽天ポイントも入れたいところですが、特定のコンビニエンスストアと結びついている状態ではないので、今回の記事では省きます。
実は、この3つのポイントサービスの中で、nanacoだけが、ポイントでタバコを買うことが可能です。と、いうよりも、TポイントとPontaは、そのポイントをタバコの購入に充てることができないのです。
ただし、購入することはできるのですが、その際にnanacoポイントは貯まりませんので、そこは注意してください。あくまでも、買えるということのみです。
nanacoポイントを電子マネー化することでタバコの購入が可能に
ただ、nanacoのユーザーはご存じでしょうが、nanacoはポイントを別途電子マネー化の手続きをしなければ、貯めたポイントを買い物で使うことができません。
nanacoポイントを電子マネー化できる先は、セブン‐イレブンをはじめとしたセブン&アイグループなど10社となります。詳しくはこちらをご覧ください。
また、nanacoの電子マネー化作業は、アプリ(nanacoモバイル)でも可能です。ただし、nanacoモバイルは現状Android版のみの実装となっておりますので注意してください。
nanacoのほかだと「WAONポイント」「dポイント」「楽天ポイント」も可能
コンビニ大手三社に中心的に紐づいているポイントサービス、という括りですと、nanacoのみがタバコ購入可能なポイントサービスとなりますが、そこに括らずに見れば、nanacoの他にも、ポイントでタバコが買えるものがあります。それが、WAONポイント、dポイント、楽天ポイントの3種類です。
nanaco
ポイントを電子マネー化して利用
〈使えるコンビニ〉
・セブン‐イレブン
WAON
ポイントをWAONの電子マネーに変えて利用
〈使えるコンビニ〉
・ローソン
・ファミリーマート
・ミニストップ
楽天Edy
ポイントを楽天Edy(電子マネー)に変える、または楽天Pay(スマホ決済)で利用
〈使えるコンビニ〉
・ローソン
・ファミリーマート
・ミニストップ
・セブン‐イレブン(楽天Edyのみ)
dポイント
d払い(スマホ決済)で利用
〈使えるコンビニ〉
・ローソン
・ファミリーマート
タバコだけじゃない!nanacoを電子マネー化するメリット
nanacoを電子マネー化するメリットは、タバコが買えるだけではありません。次のような大きなメリットがありますので、電子マネー化しない手はないでしょう。
有効期限が無期限
何よりも、最も大きなメリットがこれです。電子マネー化されたnanacoには、有効期限がありません。
一方、nanacoポイントは、有効期限が翌々年の3月末までと決まっています。
ポイントの失効リスクを減らすうえでは最適と言えるでしょう。
セブン&アイグループ以外の多くの店舗で使える
nanacoポイントの電子マネー化は、ポイントリスク失効の防止だけかと言うと、決してそんなことはありません。買い物用途で充分に活用できます。
nanacoが使える店は、70万店近く(2020年6月時点で約678,000店)あります。
セブン&アイグループだけではなく、マクドナルドやコメダ珈琲店、ラウンドワン、ヤマト運輸などでも利用できます。
まとめ
1.nanacoは、ポイントを電子マネーに変えるとタバコの購入が可能。これは、TポイントとPontaにはない特徴となっている。
2.nanacoのほか、WAONポイント、dポイント、楽天ポイントもポイントを電子マネー化またはスマホ決済することでタバコの購入が可能。
3.nanacoの電子マネー化は、タバコが買える以外にも、有効期限が無くなるなどのメリットがある。