ナメクジは卵を産む。 発生原因・生態・特徴・天敵・など徹底調査

ジメジメした時期によく見かけるナメクジ。見た目が不快だけでなく、花壇や畑の植物をダメにする害虫です。ガーデニングが好きな人には天敵といってもいいほどですが、その生態などを詳しく知っている人は、少ないのではないでしょうか。敵を知らなくては勝てません。 

そこで今回はナメクジについて調べてみます。 

ナメクジの生態・特徴 

ナメクジは、陸に生息する巻貝のうち、殻が退化しているものの総称です。生物学上の分類でみると、腹足鋼(ふくそくこう)という軟体動物門に属します。その字の通り腹面が幅広い足となってはい歩く生き物です。アワビやサザエなども腹足鋼です。 

殻を退化させるという進化 

殻を持った貝から進化して、殻を脱ぎ捨てたナメクジは、殻を退化させるという進化によって狭い隙間に入り込むことができるようになりました。しかし殻がないため、敵に狙われたときは防御できないや乾燥に弱いなどの弱点があります。 

ナメクジはカタツムリに似ていますが、ナメクジはカタツムリなどの陸生巻貝が退化したものと考えられます。 

ナメクジとカタツムリの違い 

ナメクジとカタツムリの違いは、殻を付けているかいないかで、「カタツムリから殻を外せばナメクジになる」や「カタツムリも塩をかけたら溶ける」などと思った人も少なくないはずです。しかし、カタツムリの殻を外してもナメクジになるわけではありません。カタツムリの殻は、身体から染み出す石灰分で作られていて、身体にくっついているため無理に外すと死んでしまいます。 

ナメクジの生態 

ナメクジは多湿な環境を好み、夜間に行動します。しかし、曇りや雨上がりのときには昼間でも見かけることがあります。このことから、夜行性というより日光と乾燥を避けているだけだと考えられます。乾燥する日中には湿度のある石の下や植木鉢の下などに潜んでいます。 

ナメクジは、1匹でオスとメス両方の生殖器官を持っている(雌雄同体)ので、2匹以上いれば交尾して卵を産むことができます。また、1匹でも繫殖することもできますが、卵が少なかったりするため、ほとんどが交尾での有性生殖で繫殖しています。 

ナメクジの寿命は2~3年程で、秋ごろの産卵が多いです。1回の産卵で20~60個を産み、障害で200~300個の卵を産みます。卵は透明で、湿気のある落ち葉の下などに産み付けられます。 

ナメクジがはった跡に透明な粘液のすじが残るのは、ナメクジが身体を粘液で保護しているからです。乾燥した場所を歩くと摩擦によって命の危険にさらされるため、足の前方から粘液を出してその上を歩くようにしています。 

スポンサードリンク

ナメクジの天敵 

天敵1 ヘビ 

ヘビの中でもナミヘビ科のヘビはナメクジを食べることがあります。ナミヘビ科のヘビは毒を持っていることは少ないのですが、ナメクジがいるよりヘビが庭先にいる方が脅威となってしまうかもしれんません。 

天敵2 カエル 

カエルはナメクジを食べることがあります。しかし、よく見るアマガエルなどの小型のカエルではなく、ヒキガエルのような大型のカエルに限ったことです。 

天敵3 マイマイカブリ 

マイマイカブリは、肉食の昆虫の一種です。マイマイとはカタツムリの別の呼び方で、その名前の通りカタツムリを食べる昆虫です。マイマイカブリは、カタツムリの殻ごと食べてしまうような、強い顎を持っています。しかし、顎の力が未発達な幼虫は殻を食べられないので、ナメクジを食べることがあります。 

天敵4 オサムシ 

オサムシは、マイマイカブリと同じく肉食の昆虫です。羽が退化して飛べないため、地面で食べられるナメクジやミミズを食べます。主な生息地は、雑木林なので庭先などではあまり見かけることはありません。 

天敵5 コウガイビル 

コウガイビルとは、ミミズのような形をしています。コウガイビルという名前ですが、ヒルとは違う動物です。見た目はナメクジと同じように見えますが、ナメクジにとって1番の天敵です。実は身近なところに生息していて、ナメクジのように石の下などで見つけることができます。 

ナメクジの発生原因 

ナメクジは湿気のある場所を好みあす。花壇や家庭菜園は毎日の水やりで湿気があり、ナメクジの好む環境になりやすく、特にプランターの下や庭石の下などはナメクジの格好の居場所です。また、ナメクジは花や野菜も大好物です。無農薬で野菜を育てていると、ナメクジのエサにされてしまうこともあります。しかし、発生原因になってしまうとはいえ園芸をしていれば、水やりをしないわけにもいきません。定期的に見回りをして、ナメクジが発生していないか確認して、マメに駆除することをオススメします。 

駆除のやり方はこちらへ 

まとめ 

ナメクジを発生させないためには、普段からナメクジが好まない環境を作ることが大事です。ナメクジは雑草が生えている場所や、プランターや庭石の下など暗くしめった場所を好みます。 

予防策として、雑草を刈り取って湿気をなくしましょう。また、鉢植えなどはメッシュ状や隙間の空いた台に置くなどして通気性をよくすることが大切です。 

スポンサードリンク