コウモリのフン対策をしたい!ハッカとやる時期がポイント?

ベランダなどで落ちていると、嗅覚を襲うコウモリのフン。

ウイルスや害虫が蔓延するリスクもあるので、対策をしたいところですが、一体どのようにやれば良いのでしょう。

コウモリのフンの対策方法は掃除とコウモリを追い払うこと

コウモリは鳥獣保護法で守られている生物です。一般生活者が勝手に駆除することはできません。では、ベランダや洗濯物に被害を及ぼすことがあるコウモリのフンの対策としては、どのようなものがあるでしょう。

答えは単純です。業者に完全に任せる、自分でフンを掃除する、自分でコウモリを追い払う、の3通りしかありません。

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ここでは、コウモリのフンの掃除方法と、コウモリを追い出す(巣に戻さない)方法について紹介します。

コウモリについては、こちらの記事もご参照ください。

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コウモリのフンを掃除するときは素手はNG

まずは、ベランダなどにコウモリのフンが落ちていた際の、応急処置的な掃除からです。

自分でコウモリのフンを掃除する際、一番気を付けてほしいのは、素手でフンを触ることです。コウモリのフンは、真菌などのウイルスやダニがウヨウヨしています。素手でコウモリのフンを触るのは、自ら進んで病気にかかるようなものです。

コウモリのフンの掃除するための準備物

では、コウモリのフンを掃除する場合、どのような手順で行えばいいでしょうか。まずは次の準備をしてください。

準備するもの

・ゴム手袋
・マスク
・ゴーグル
・もし汚れても問題ない服

最悪の場合捨てても良いものにしてください
適当な服がない場合は、上下別タイプの雨合羽もよいでしょう。

・アルコールスプレー
ない場合は、ハイターやブリーチなどの次亜塩素酸ナトリウム液を薄めたものでもOKです。新型コロナウイルス対策で手作りしたであろう消毒液ですね。
・ホウキ
・チリトリ
・ゴミ袋
・霧吹き

コウモリのフンの掃除方法

以上のものを準備したら、いざ掃除スタートです。次の手順で進めましょう。

フン掃除仕様の服装に変えていることを前提に書き進めます。

霧吹きで空間に水を吹きかける

コウモリのフンは乾燥しやすく崩れやすいです。そのため、エアロゾル化しやすい難点があります。それを防ぐため、フンが舞わないように霧吹きで水を撒きましょう。

ホウキとチリトリでフンを掃きとる

ゆっくりと丁寧に行いましょう。勢いよくやって、フンが空気中に舞わないよう、気を付けながら行うイメージです。回収したフンはゴミ袋に入れて、口を閉じましょう。

殺菌&除菌作業

フンが落ちていた箇所とその空間に、アルコールスプレーを吹きかけてください。

コウモリ駆除(追い払う)をする場合は4~6月か9~10月の時期に

もう、コウモリのフンの被害に悩まないようにするためにベストなことは、コウモリを別な場所へと追い出すことでしょう。しかし、ただ追い出せばよいというわけではありませんので、そのポイントについて紹介をします。

最悪なのはコウモリを内部に閉じ込めてしまうこと

コウモリを追い出すためには、寝床から追い出す→再侵入を防ぐ対策を施して侵入口を塞ぐ、という手順になります。このときに最も恐いのが、実は寝床にコウモリが残っているケースです。

コウモリが寝床でそのまま死んでしまうと、コウモリの死骸からダニやノミ、ウジなどが湧いてしまいますが、外から入れないため、対処の使用が無くなってしまいます。

コウモリを追い払う際は、コウモリが活動的な4~6月か9~10月まで待つ

コウモリが活動的ではない時期に、寝床から追い出すのは簡単ではありません。最も簡単に行うためには、コウモリが巣から出たところを見計らって、侵入経路を塞ぐことです。従って、コウモリが活動的な時期に行うのが良いでしょう。

コウモリが活動的なのは、出産前の4~6月の時期と、冬眠前の9~10月です。

赤ちゃんコウモリが産まれて間もない7~8月や、コウモリが冬眠に入ってしまう時期は避けましょう。

コウモリ駆除(追い払う)にはハッカとネットを有効活用

では、追い出す具体的な手順です。まずは、コウモリを追い出すにあたっては、コウモリが嫌いなものを押さえましょう。

コウモリは、ハッカのニオイが苦手です。駆除剤および忌避剤を選ぶにあたっては、ハッカの成分の有無がポイントになりますので、忘れないようにしてください。

コウモリを追い出す

コウモリの追い出し方は、寝床が人間の手に届くところか否かで異なります。

寝床が手に届かない範囲の場合

バルサンなどの燻煙剤を使って追い出しましょう。表側からは見えないような隙間であっても、燻煙剤であれば届きます。

ただ、正直申しまして、このような場合は、屋根裏などのケースが多いと思います。そうなると、相当数のフンが落ちていることも予想され、コウモリのフン対策もセットで行わなければならないはずです。その手間も考えますと、駆除業者に頼んだ方が良いと思います。

寝床が手に届く範囲の場合

自分の手が届くところにコウモリの寝床がある場合は、コウモリ用の忌避スプレーを使い、追い出しましょう。ちなみに身の回りの装備品は、フンを掃除するときと同様になりますので、忘れないようにしてください。

またコウモリが襲い掛かってきて、噛みつかれることも考えられます。服装は、肌が露出しないもので、かつ厚手のものを選んでください。防護服があればベストです。

忌避剤は、ハッカ成分入りのやつを使いましょう。基本的に、コウモリ用の駆除スプレーにはハッカが入っていますが、念のため含有成分をチェックするときの指標になるので覚えておいてください。

コウモリの帰り道を塞ぐ

コウモリには帰巣本能があります。コウモリが寝床に戻ってくる前に、ネットを使って隙間を塞ぎましょう。

コウモリの寝床が軒下であった場合は、防鳥ネットまたは釣り糸を張り巡らせて、コウモリの侵入を防ぎましょう。このとき必ず、1cm以上の隙間が空かないようにしてください。 通風口や換気口など、完全に塞げないところは、金網などを使って、覆うようにして固定させるとよいでしょう。

コウモリ除けを行う

コウモリの侵入経路を塞いだら、仕上げとしてコウモリを寄せ付けない施しをしましょう。

光が反射するCDなどを吊るす

夜行性のコウモリは、太陽の光を嫌います。また、コウモリは超音波を発して行動判断をする生物ですが、CDはその超音波を妨害する効果もあります。

CD(またはDVD)を軒先に吊るして、コウモリを寄せ付けないようにしましょう。また、アルミホイルも同様の効果がありますので代用可能です。

ハッカを使ってコウモリが嫌がるニオイを蔓延させておく

CDを吊るしたら、次は嗅覚で攻めましょう。ここで再びハッカの登場です。自作のハッカスプレーを撒いて、コウモリが寄らないようにしましょう。

ハッカスプレーの作り方は、こちらをご覧ください。

ちなみにハッカは、ネコを飼っているご家庭は注意してください。ネコにとっては毒になってしまいます。

ネコがいるご家庭の場合は、鳥類忌避剤など他のもので対応しましょう。

まとめ

1.コウモリのフン対策としては、現状落ちているフンの掃除にプラスして、住みついているコウモリを追い出すところまでは1セット。

2.コウモリのフンは危険なので、掃除をするときは素手ではやらないこと。

3.コウモリはハッカのニオイを嫌う。追い出す際と、その後近寄らせないようにする際には有効活用した方が良い。

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