
服に付いた臭いの原因は?
衣替えで気になるのは服に付いた臭い。
収納する前にちゃんと洗濯してしまったはずなのになぜか臭ってしまいます。
そんな経験を持っている方はいますよね!その代表的な原因を見ていきましょう。
カビによるもの
皮革製品にはカビがついていたなんてことありませんか?
私は皮のコートにカビがついてしまった経験があります。
自分では結構気を使ってしまったつもりっだたのですが、翌年開けてビックリです。
白いポツポツがコートに付いているではないですか!
カビは湿気が原因で繁殖してしまいます。
天然繊維などは湿気を持ちやすい特性があるので気を付けないとカビだらけになってしまうなんてことも・・・
皮革製品と違って綿、絹、ウール、カシミヤなどは繊維の中で発生している場合もあって、一目見ただけではカビがついていることが判断付かない場合もあります。
しかし、嫌なにおいがするんですね!
雑菌によるもの
これは、一番多いかもしれません。
洗濯した後の服にも、繊維の奥に皮脂や洗剤が残っているケースがあります。
これを餌にして雑菌が繁殖してしまうのです。
収納前にしっかりと雑菌を消毒しておかないと臭ってしまいます。
防虫剤によるもの
防虫剤の臭いが気になることは昔はよくありました。
最近は、無臭の防虫剤がありますので臭いが気になる方はそちらを選んで使いますね!
その他クリーニングに出してビニールがかかったままクロ―ゼットにしまっていたら、臭いがついてしまったなんてこともありますね。
これも湿気が原因で、ビニールが通気性を悪くしてしまって臭いが出てしまっているんですね!
臭いを取る対処方法は?
それでは、ついてしまった臭いをどうやって取るかをご紹介します。
天日干し
一番手軽で効果があるのは、天日干しです。
しっかりと洗濯した後に天日干しをします。洗濯した後すぐに天日干しにしましょう。洗濯機の中に長時間放置しているとまた臭いが発生してしまう元となります。
太陽にあてることで、殺菌効果も期待できますので臭いの元となる雑菌が死滅します。
おしゃれ着などの、繊細な生地の場合は風通しの良い場所で陰干しにしましょう。日焼けなどを起こしてしまうとせっかくのおしゃれ着が台無しになってしまう事もあります。
酸素系漂白剤
天日干しをしても臭いが取れない場合は雑菌が繊維の奥まで入り込んでいるのが原因かもしれません。
その場合は繊維の奥の雑菌を一度死滅させる必要があります。
繊維の中の雑菌はなかなか手強く生き残っています。天日干しをしても暫くするとまた臭いだしてしまうことがあります。
部屋干しなどで臭いがする場合と原因は同じです。
酸素系漂白剤を40度以上のお湯で溶かして浸け置きします。
その後、洗濯し乾かせば繊維の中に残った雑菌も退治できます。
革製品にカビがついてしまった場合
革製品にカビが付いてしまった場合は消毒用エタノールをティッシュに浸みこませて拭き取る方法があります。アルコールでカビをしっかりと除菌します。
かなりカビが出ている場合は先にブラッシングしてある程度カビを落としてからエタノールを使います。部屋の中でやるとカビの胞子がそこら中に飛んでしまうので、ブラッシングは外でやるようにしましょう。
しかし、エタノールは生地を傷めてしまう事もありますので注意が必要です。見えないところで変色などしないか確認の上拭き取るようにします。
拭き取った後はしっかりと革用のクリームなどでお手入れをしてあげましょう。
その後は風通しの良い場所で陰干しをします。
また、高価なものはクリーニング屋さんに出した方が無難かもしれませんね。
まとめ
衣替えの時の臭いは雑菌やカビによるものが多いのです。
雑菌は熱湯や漂白剤などで死滅させることが出来るので、ぜひ試してみてください。
雑菌がいなくなれば臭いも消えますよ。