こんにゃくの賞味期限切れ食べられる?保存方法と見極め方を紹介

冷蔵庫の中のこんにゃくいつの間にか賞味期限が過ぎていたなんてことありますよね。

こんにゃくの賞味期限はどれくらい?

コンニャクイモから作られるこんにゃくですが、原材料となるコンニャクイモは93%が群馬県で生産されています。

そんなコンニャク芋ですが、そのまま食べると非常に毒なんですよね。劇物であるシュウ酸カルシウムの含有量が多く、未加工のコンニャク芋の断面に直接触れると激しい痒みや痛みを生じる危険もあります。もちろんこんにゃくに加工される際に無毒となります。

そのこんにゃくの成分は96%程度が水分です。

一般的に水分量が多い食品は賞味期限が短いものですが、こんにゃくの場合はどうでしょうか?

こんにゃくの賞味期限は30日~90日です。

ビニールに包装された商品が多いと思われますが、賞味期限が各メーカーによって開きがあります。

賞味期限ですので、おいしく食べられる期限なのでメーカーによって差があるのは不思議ではありませんが、結構な開きです。

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賞味期限切れのこんにゃくいつまで食べる事が出来るか?

賞味期限が過ぎたこんにゃくを食べても大丈夫な期間はどれくらいでしょうか?

賞味期限30日の商品を90日後に食べたら問題があるのでしょうか?

こんにゃくは殆どの場合は保存料などは使われておりません。

こんにゃくの原材料が芋で水分が多いのに日持ちする理由は、一緒に包装されているお水に秘密があります。

こんにゃくと一緒に入っているお水は「アク水」と呼ばれ強いアルカリ性のお水です。アルカリ性の水は微生物などが繁殖できず腐りにくいのが特徴です。

このアク水のおかげでこんにゃくは腐らずに保存が可能なのです。

賞味期限が30日~90日と開きがあるのも賞味期限の設定の仕方が各メーカーによって違うからです。

賞味期限の設定には、微生物検査や理化学検査、官能試験などが行われ決められます。

特に官能試験は食感や味、形状など科学的な数値よりもメーカーがどのレベルでお客様に商品を提供するかによって変わってきます。

官能試験の結果でメーカーによっては厳しく判断されることもあります。その場合は賞味期限が短くなりがちです。

こんにゃくの場合は適正な保存がされ未開封であれば賞味期限を過ぎても衛生上の問題は少ないと言われています。

古くなったこんにゃくは離水して小さくなってきます。しかし、離水したこんにゃくでも食べる事が出来ないわけではありません。衛生上の問題は無いのですが、小さくなったこんにゃくは官能試験で引っかかることになります。

賞味期限を設定するとき、離水する前の状態で賞味期限を設定されることとなります。

衛生上の問題が無くても賞味期限が設定されているので、多少過ぎたところで食べても問題が無いケースは多いという事です。

このようにこんにゃくは賞味期限を半年~1年程度過ぎても腐りにくい商品でありますが、腐らないわけではないので食べる際はしっかりと見極める必要があります。

こんにゃくを食べる事が出来るか見極める方法は?

賞味期限が過ぎたこんにゃくをどうやって見極めるのか?紹介していきます。

まず、こんにゃくは長期保存すると徐々に離水して小さくなっていきます。この時点で食感は悪くなっています。

腐ったこんにゃくは袋が膨張してパンパンになっていたり、触った感じが弾力が無く、ぐにゃっと溶けているの様な状態は腐っています。

また、悪臭がひどくなりますので袋が膨張しているような状態の物は開封せず捨てるようにしましょう。

こんにゃくの保存方法は?

未開封の物は冷蔵庫に保管するようにします。冷蔵庫以外で保存する場合は直射日光を避け冷暗所に保管するようにします。

開封後は袋に入っているアク水と一緒に容器に移して冷蔵庫に保管するようにします。

開封後は早めに食べるようにしましょう。

まとめ

こんにゃくの賞味期限は30日~90日程度です。

賞味期限切れは適正な保存がされていれば食べる事が出来ますが、長期保存するとこんにゃくが離水して小さくなってきます。

賞味期限切れを食べる場合は腐っていないか十分に見極める必要があります。

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