コクゾウムシの駆除方法とは?米を害虫から守ろう

米袋や米びつを開けて米を研ごうとしたら、中から黒い虫が!そんな経験はありませんか?

この黒い虫、名前は「コクゾウムシ(穀象虫)」といいます。

今回は、このコクゾウムシについてと、その駆除方法について紹介します。

コクゾウムシは太古の時代から米などの穀物を荒らす害虫

コクゾウムシは、日本に限らず世界的に分布する、イネ科の穀物を食い荒らしてしまう、いわば害虫です。

体長は2㎜~3.5㎜程度で、後ろバネ(後翅)がとても発達しているのが特徴です。後ろバネを活かして、穀物間を飛び回り、食べながら繁殖をしていきます

また、長い口も特徴です。この口を活かして、卵を中に産み付ける目的などで、穀物に穴を開けたりしています。

コクゾウムシは縄文時代から存在している歴史ある虫

コクゾウムシは、世界中に生息している、グローバルな虫というだけではなく、はるか昔の時代から生息が確認されている、歴史ある虫でもあります。

江戸時代には、当時米の運搬で使われていた千石船(せんごくぶね/正式名称は弁才船)で多く見られたことから、千石虫と呼ばれていました。また、最古の例だと、縄文時代後期の土器圧痕からの検出例もあります。

太古の昔から、人との生活に関りがあったわけです。

スポンサードリンク

コクゾウムシに毒性は確認されていないが混入には注意を

いまのところ、コクゾウムシの毒性は確認されていません。しかし、死骸が米に混入していたのを誤って食べてしまった・・・となったら、あまり気分は良くないでしょう。何らかのアレルギーになってしまう可能性も、ゼロではありません。注意は必要でしょう。

コクゾウムシは水に浮くので米を研いでいる際に注視を

コクゾウムシの成虫は、体が黒いので見つけやすいですが、幼虫は白色のため、パッと見だと認識しづらいでしょう。しかし、ある時にはわかりやすくなります。米を研ぐ際です。成虫、幼虫ともに、コクゾウムシは水に浮く性質があります。

おいしいお米を炊く手順として、30分~1時間程度水に浸す(浸漬する)と良い、なんて言われます。水に浸して炊く直前に、コクゾウムシがいないか確認してみましょう。

コクゾウムシの駆除方法は殺虫剤または冷やすか光を当てること

ベストなのは、米にコクゾウムシが来ないようにすることです。ただ、その前に、米袋にいるのを見つけた際の駆除について紹介したいと思います。

いうまでもなく、確実に駆除できるのは殺虫剤です。ですが、殺虫剤に抵抗がある人もいるでしょう。ここでは、殺虫剤を使わない駆除方法を紹介します。

寒さに弱い体質を活かして米についたコクゾウムシの駆除を

コクゾウムシは、寒さに弱い生き物です。気温が18℃を下回ると活動が止まり、5℃以下になると発育や繁殖ができなくなると言われています。この特性をうまく使いましょう。

予防としても使えますが、米を冷蔵庫(5℃以下)に入れておくのです。

ただし問題もあります。乗り除く手間があるのと、産みつけられた卵や、幼虫も取り除くのは、かなりの難度で根気が要ります。

走光性を活かしたコクゾウムシの駆除方法

コクゾウムシは、多くの虫と同じく、光に反応する習性があります。いわゆる走光性です。天気の良い日であれば、米を藁半紙や新聞紙などの上にあけ、ベランダなどに干しておきましょう。米を日光に数時間当て続ければ、自然と成虫は外へと飛び立ちます。

ただしこれも、既に産んである卵などはどうするの・・・という不満は付きまといます。

米を買ったらすぐに冷暗所に移して虫除けをしましょう

コクゾウムシの対策で最も恐い、卵を産み落とされることを防ぐのにベストなのは、購入してすぐに虫除け対策を講じることです。

米袋に入れたままにせず、買ったらすぐに、常時18℃以下を保てるような冷暗所に米を移動させ、米用の防虫剤を置いて虫除けをしましょう。

筆者がおすすめしたいのは「米唐番」という防虫剤です。天然の唐辛子をもとにつくられていますので、体に安心と言えるでしょう。

常時18℃以下にしておけば、仮に現状いたとしても、これ以上は活動されませんし、防虫剤を置くことで、コクゾウムシの新たな侵入を防げます。

まとめ

1.米袋や米びつにいる、黒い体をした昆虫は、コクゾウムシ。

2.コクゾウムシは縄文時代から存在している歴史ある虫で、世界中に生息している。

3.コクゾウムシは、成虫、幼虫ともに、水に浮きやすい性質がある。米の中に紛れていないかを、米研ぎで浸漬する際にチェックしましょう。

4.ベストなのは、米を買った時点で対策を施すこと。気温18℃以下の環境に、米用の防虫剤をいれて保存しましょう。

スポンサードリンク