
警備員の仕事は楽な仕事?
警備員の仕事は誰でも出来て社会の底辺のように言われるが本当にそうだろうか?
経験してみてわかることなのだが、個人的には非常に面白い仕事だ。
世の中の認識は、「最低時給で働いて大変」と言ったところだろうか?
私もそう思っていた時期もあったので・・・
給料に関してはどうなの?
警備員の仕事の多くは日給計算だ。
大体基本給が8000円~12000円
そのほとんどが地域の最低時給額なので、日給にしてもそんなもんだろう。
その他資格手当や交通費の支給まである会社だと1日の日給が15000円を超える場合もあります。
しかし、この「日給計算」馬鹿になりません。
工事現場の警備などは、工事が終われば解散なのです。
たとえ4時間しか働かなくても一日分の日給が発生します。
時給に直すと結構な額になる。始業時間から終了時間までが9時間(休憩1時間)と言うところも、もちろんあります。
現場によって変わるのが特徴です。
残業は殆どないですが、あれば割増しで残業代がきちっと出ます。東京都内であれば、残業代込みで考えると夜勤の場合は3時間程度2万円に届く会社もあります。
意外と自由を満喫している人が多い
お金が無くてガツガツ稼ぎたい人も中にはいますが、基本的には自由人が多い。
早く家に帰ってやりたいことがある人には最高な環境です。
週に四日働いて、月の手取りは16万円程度のA君は仕事以外はずーっとゲームをやっているそうです。
基本的に外に出ず。ゲーム代に少しお金がかかる程度なので16万円あれば十分なのだそうです。
仕事を終えて行きつけの居酒屋で一杯飲んで帰って、家でテレビでも見ながらのんびり過ごすおっちゃんもいました。
マンガ喫茶などやビデオBOXなどで、ひと眠りして別現場の夜勤に向かう強者も!
自転車が大好きなBさんは、休みなく仕事を入れ。
自転車旅に出ると一週間くらい仕事を休んでいました。
こんな姿を見ていると、「業務に追われ、ノルマに追われ」とやっているサラリーマンとどっちが幸せなんだろう?と考えたりもします。
人間関係に悩むことはあまりない
人間関係は、はっきり言って希薄です。
現場で会えば話しますが、プライベートで絡むことはあまりないです。
良く言えば、自分中心に生活を回しているので人に干渉してこない人が多いです。
悪く言えば人付き合いなんかしなくてもいいって感じです。
なので、人間関係で悩むことはあまりなく。どうしても合わない人間がいれば、現場を別にして外してもらえればOKです。
この希薄な感じが寂しいと思う人は、もちろん仲良く仲間と遊んでいるグループなどもあります。
基本的に1人でいても特に干渉されるわけでもなく、仲間とわいわいやりたい人はそこで固まるといった感じです。
あまり干渉されたくない人にとっても、仲間と一緒にやりたい人でも意外と良い職場だと思います。
警備員やってて「これは楽な仕事だった」と思うもの
現場によってはとんでもなく楽な仕事もあるのが警備員の仕事の魅力!こんなのでお金貰っていいの?なんてことはよく合います。私の基準ですが・・・
少し「こんな現場があったよ」というお話をしますね。
工事現場の夜間警備
ビルの建築現場夜間の見回り警備をした時の話です。
ビルの建築現場では、夜間に資材が盗まれる事案が多く発生するため警備員を常駐させることがあります。
この警備、夜の8時から翌朝8時までの長時間拘束なのですが、日給+残業3時間がつくので日給で2万円程度になります。
仕事内容な二時間に一回建築中のビルを巡回するのことです。
巡回は10分程度終わります。
あと1時間50分待機です。
待機時間はスマホをいじって過ごしたり、ゲームを持ち込んだりと暇つぶしに余念がありませんでした。
ネックは待機所から長時間離れられないことくらいです。食事を買いに行くのはOKでした。
途中二時間後に目覚ましをセットして寝ていたことも・・・
殆ど寝ていても2万円ですから楽な仕事ですよね。
駅構内の夜間警備
駅構内のお仕事に限らず鉄道の仕事はとにかく時間が短い。
終電が終わってから、始発が走り出すまでの時間しか工事が出来ない為です。
東京近郊であれば終電は深夜一時頃なので、現場の集合は深夜0時。
終了時間は始発前なので遅くても4時半には終わります。
これ、遅くても4時半なのです。
工事が長引いて電車を遅延させるわけにはいかないので、絶対に早く終わります。
遅くても4時半です。お・そ・く・て・も です。
当然それより早く終わることもあります。2時半くらいに終わることもしばしば。
工事の工程が決められているので、例えば機材の搬入だけの日は搬入して終わりなのです。
実働3時間程度は当たり前で夜勤の日給がもらえます。
もっと言うと何らかの事情で電車が大幅に遅れてしまうと、作業すら行われることもなく終了します。もちろんそれでも1勤務なので日給は支払われます。
夜勤は割増しなので、時給に直すと3000円~4000円程度になることも。
鉄道現場の工事はこんな感じの現場が結構あります。
私の場合は現場も自宅から近かったので、プライベートの時間を満喫できた日々でした。
まとめ
まだまだ、面白い仕事があるのでもう少し書きたい気もしますが、別の機会に紹介したいと思います。
大変な仕事もあるにはあるのですが、実はあまりないんです。
と言うのも、そういった現場には皆行きたがらないので、仕事があっても人がいかないので営業も取ってこれないようです。
なので、警備員の仕事ってハードな事は無くなっていくんです(笑)