
警備員の募集は常に行われいます。どこも人出不足ですから、求人広告を打ち続けないといけません。
その結果誤解を受けるような書き方やデメリットに触れずに募集を行なうような求人広告も見受けられます。
面接行ってみたら「条件が違う」と言ったことが無いように、見極める必要があります。面接だけならいいですが入社して条件が違う事に気づくと最悪です。
警備員募集で気を付けるポイントをまとめましたので参考にしてみてください。
交通費
まず、絶対に見落としてはいけないのが交通費です。警備員にとって給料と同じくらい交通費は重要です。
警備員は様々な現場に行く事になります。自宅から遠いとその分交通費がかかる事になります。現場を選べればいいのですが、そういう訳にも行かない時もあります。
現場が遠い時、交通費は重くなってきます。一番最初に取り上げているのも、それくらい重要だという事です。
交通費は警備員にとって大きな負担となります。給料が少し安くても全額支給を選ぶべきです。
交通費には「全額支給」「一部支給」「支給」と言った文言で謳われています。
1番良いのは、当然ですが全額支給です。全額支給であればどこの現場でも気にせず行く事が出来ます。と言うより全額支給以外の警備会社に行くべきではないと個人的には思います。
一部支給は交通費の一部を支給するという意味ですが、例えば上限500円まで支給みたいなところがあります。往復の交通費が1000円とすると、そのうち500円は補助しますよという事です。500円以下の場合は実費で支給という事です。
交通費が無いよりはマシですが、このような会社はその他でも自己負担になる部分が多いように思います。一部支給は問い合わせ時に条件をよく聞いてから面接に行くようにしましょう。
警備員にとって交通費は重要です。はっきり言って交通費の支給が無いところはやめておいた方が無難に思います。
求人募集を見る時には必ずチェックしてみてください。
給与
皆さんが求人募集を見る時、給与は必ず見ると思います。警備員の場合は「月払い」「週払い」「日払い」とあります。
支払いサイトを短くして、すぐにお金が欲しい方にも対応していることが多くなっています。
月給制
月給制の場合はかなり低めの給与になっています。
その多くが施設警備となります。工事現場だと雨で中止などがあり、安定しません。業界的に工事現場は雨で中止になれば売り上げが発生しません。当然警備員も収入が無くなります。
施設警備の場合は雨で中止になることもないので、安定した収入になります。逆に言えば施設警備の場合は月給制にしなくても安定した収入が望めます。
月給制になっているのは「安定してますよ」と言うアピールです。勤務日数で割って日給に直してみましょう。最低賃金で募集という事は良くあります。
施設警備の場合は日給の方が良いケースも多いのでしっかりと見極めましょう。
日給制
工事現場などの2号警備は日給制が多くなります。日払いを行っている会社や週払いの会社もあります。
日給の場合は比べてすぐに金額差がわかりますが、その金額表示も注意が必要です。
「日給8000円~12000円」となっているとすれば、ほぼ8000円と思ってください。それ以上の収入を得るには資格が必要であったり、残業現場であったりと簡単にもらえるものではないと思った方が良いでしょう。
多くの人は最低の金額を見た方が間違いありません。
最低の金額が相場に比べて高い場合もあります。そのような時も注意が必要です。道路現場で規制の場合はドライバーや交通検定を持っていれば手当がついて高くなるケースがあります。そのような特殊な場合を想定して金額を大きく見せる会社もあります。
入ってすぐの新人が出来るものではないので、その金額がもらえるとは限りません。と言うよりほぼもらえないでしょう。
そのような誤認を狙う会社もあります。悪質な会社に多いと言えるでしょう。入社してからもそのような手法でだます可能性がありますので注意してください。
当務勤務
施設警備などでは24時間拘束される当務勤務と言うのがあります。実勤は16時間程度ですが、日給と表記されます。
日給があまりにも高い場合は当務勤務の場合もありますので、チェックしてみましょう。
勤務時間
警備員の場合は現場によって時間が前後することが多く在ります。募集で8時~となっていてもそうでない事も良くあります。施設警備などは同じ時間になることもありますが、工事現場などでは始まる時間がずれることも良くあります。
勤務時間で気を付けた方が良い事は、工事現場などは日給保証をしているところがオススメです。日給保証とは現場が早く終わっても1勤務分の日給を支払うという事です。早く終わったら日給が半分になる会社もあります。
募集に記載されていない事も多いので、問い合わせや面接の際に確認しておきましょう。
有給休暇
以前では一部の警備会社しかなかったのですが、働き方改革で有給休暇の取得に罰則がついて以降は有給休暇が取れる会社も増えています。
警備員にとって有給休暇はボーナスに近いものです。勤務をせずに1勤務分(会社の規定による)の給与をもらうことが出来ます。
募集の時点で有給休暇を謳っていない会社は気を付けるべきです。いまだにブラック企業の可能性があります。そのような会社はサービス残業などもあるかもしれません。
社会保険完備
最近は社会保険完備でない会社少なくなりましたが、未だにあるようです。大手ゼネコンなどでは社会保険加入でない警備会社は排除する傾向にあります。社会保険がない会社は、それだけ質いい仕事が少ない可能性があります。
社会保険完備でも加入を推奨しない会社もありますので注意が必要です。会社負担を嫌い社保完備と謳いながら加入させないという会社もあるようです。
研修手当
警備員になる為には法定研修を受ける必要があります。警備業法で定められているので、警備員になるには全員が受ける研修です。
その研修に対して手当てを付ける会社も多く在ります。研修費の手当てがいくらか?しっかりチェックしましょう。
入社祝金
入社祝金を支払う会社もありますが、入ってすぐに支払われるものや、一定の勤務をしてから払われるものもあります。
会社によってそれぞれ条件が異なりますので、確認しましょう。
制服貸与、装備品の支給
見落としがちなのが制服です。警備会社は公安委員会に届け出ている制服があります。制服は貸与する会社と購入させる会社どちらもありますので、気を付けてください。
必要な装備品全て支給する会社から、自己負担の会社様々です。自己負担の会社は給与天引きなどで支払いをする事が多いようです。
制服以外にも安全靴やヘルメットや白手などたくさんの装備品ががありますので自己負担になると結構な金額になりますので、制服貸与、装備品支給の会社がオススメです。
賞与
あまりないですが、賞与を支給している会社もあります。施設警備などが中心の会社は賞与支給があるケースもあります。
寮完備
寮があるところを探している方もいると思います。寮完備の警備会社も増えています。
気を付けないといけないのは、個室が無いところもありますし、寮費が相場に対して高いところなどもあるようです。
収入が少なくて寮費が高いと給与天引きで寮費が引かれ、わずかな収入で引っ越す事も出来ないという方が令和の時代にもいるようです。
休日
警備員はシフトで働くことが多いので、比較的お休みは自由にとれます。ダブルワーカーで土日働きたい人や逆に土日は休みたいという人もいます。
資格取得支援
警備員には様々な資格があります。資格取得費用を全額負担してくれる会社もあれば、自費で取得する会社もあります。資格取得は結構な金額がかかりますので、費用負担してくれる会社が良いでしょう。
資格手当
資格手当がつく会社多いです。資格の種類によって手当も変わりますが、同じ資格であっても会社によって手当が変わります。資格をすでに持っている方は資格手当の金額確認は忘れないようにしましょう。
まとめ
警備員の求人募集はチェックする項目が多く在ります。中に入って色々気付くことが多く在りました。
広告会社もコンプライアンスは厳しくなっていますが、企業も利益を出す為に安い労働力を確保するために必死です。
働く側もしっかりとチェックしてブラックな企業には近づかないようにしましょう。
チェックする項目を紹介してきましたが、お役に立てれば幸いです。