
警備員の仕事でキツイ事って何?どんな仕事でもたくさんキツイことがあると思いますが、警備員ならではのキツイ事を紹介していきます。
長時間の立哨はキツイ
警備員になって最初にキツイと感じるのが立哨かも知れません。長時間同じ場所に立っていることは結構きついです。
特に人通りの多い場所で立哨するときは、人の目もあるので、姿勢を正し立哨するのですが慣れないとこれが結構きついです。
動いていればまだ良いのですが、同じ場所に同じ姿勢で長時間立つことはなかなか経験のある方もいないと思います。
また、安全靴にも慣れていないと足や腰が痛くなることもあります。
人間関係でキツイ
どこの会社でも変わった人はいるものですが、警備員にも癖のある先輩がいます。
警備員と言う仕事は、危険と隣り合わせの仕事でもあります。慣れていないとどこに危険が潜んでいるかわからない事も多く在ります。
そんな時先輩が教えてくれるのですが、言い方がひどかったりします。「あなたの為に注意してあげてる」これが免罪符となりいきなり怒鳴りつけて来たりします。こういった勘違いをしている人を良く見ます。
その人間の成熟度と言ってしまえばそれまでですが、警備業にそういった風潮があるのは確かです。「自分は正しい事をしている」と思っているので始末に負えません。
この様な勘違いをしている人と仕事する事は正直きついです。
昼夜連続勤務はキツイ
中小の警備会社で良くあることですが、人が足りないので昼夜働いてくれと依頼されることが結構あります。
稼げるので喜んでやる人はいますが、寝ないで働くのは結構きついです。これを何日も平気で続ける先輩もいます。そのような先輩に釣られて昼夜勤務をすると大変な思いをするかもしれません。
先輩も同じ人間ですから、ずっと寝ないで働くのは無理です。昼夜の連続勤務をするには手の抜き方や現場を知る必要があります。
手を抜くとは決して仕事を疎かにするという事ではありません。休憩時間が多い現場で仮眠して休んだり、時間が短い現場を選んで行ったりと連続勤務が可能な場所に行っているという事です。
それは経験のある先輩が出来ることであって、何も知らずに新人が昼夜働けばキツイだけです。
休みが取れなくてキツイ
人が居なくて休みが取れない事も良くあります。これには個人差がありますが、断るのが下手な人は休みなく働くことになりがちです。
これも中小の警備会社で良くあることです。大きな会社は休みを取らせることを徹底しますが、中小では仕事があれば何とかこなそうと、休みなく働くことになるのです。
理由は簡単で大手はすぐに労働基準監督署に目を付けられますが、中小はその目をかいくぐって無理を強いるからです。
しかし、休みなく働きたい人も結構いるのでデメリットだとは言い切れませんが・・・
暑さ、寒さがキツイ
夏の日勤、冬の夜勤どちらも厳しいです。
夏の炎天下長時間立っているのはかなりきつい仕事です。熱中症の心配もあるので現場でも気を使いますが、それでも熱中症になる警備員は非常に多いです。特に交通誘導などの現場は日陰に入ることも出来ずに熱中症になる人が多くいます。
逆に冬の夜勤も厳しい寒さとの戦いです。寒さに震えながら立っている人は多いです。
警備員をやって初めて感じるのは、動けない場所で真冬の寒さの中長時間いると体の芯から冷えます。
立哨していると最初の2時間くらいは意外と平気なんです。しっかりと防寒対策していますからね。しかし、時間が経つにつれて足元から冷えてきます。だんだん感覚が無くなってきて痛みに変わってきます。こうなってくるとかなりきついです。
慣れることは無いのですが、防寒対策が上手になってきます。先輩などにアドバイスをしてもらうなどすると良いでしょう。
収入が安定しなくてつらい
警備員は仕事があったりなかったり収入が安定しない辛さがあります。
ゴールデンウィークから8月くらいまでは、仕事の量が減って収入も減る事があります。
施設警備や建築現場などはあまり影響を受けませんが、道路工事などは減ってきます。この時期は休みが多くなりがちです。
どのような現場に行くかで左右されます。
昇給が殆ど無い
警備員は長期間務めても昇給は殆どない職業です。正社員となって昇格する方法も有りますが、それを選ぶ人は多く在りません。
安定はするのですが、現場に出る方が収入が良い事が多いからです。幹部クラスまで上がればそうでもないと思いますが、一般的に警備会社の内勤者は収入が低いです。
考え方次第ですが、短期の仕事としてはベテランと同じ給与で働けるので、割のいい仕事とも言えます。
現場のクレームがキツイ
工事現場などで最初にクレームをもらうのが警備員です。
いきなり、怒鳴り込んでくる人もいるので嫌な思いをすることもあります。最初のうちはこれがきついと感じるかもしれません。
しかし、そのうちになれてしまいます。そもそも警備員に向けられるクレームは少ないからです。殆どが工事現場の音がうるさいとかです。
大きなクレームは現場監督が対応しますし、小さな文句は聞き流すようになります。同じクレームを何度も受けるので、気にならなくなります。
まとめ
警備員のきつい事を書いてきましたが、どうにもならないのは、夏の暑さと、長時間立哨くらいですかね。
それ以外は何とか回避できます。夏の暑さも現場を選べれば回避できますけど。
立っていることは仕方ないですね。こればかりは慣れるしかありません。しかし立っていること自体は慣れてくるとそんなに苦にならないです。
最初はいろんなきつい事があるかもしれませんが、慣れるときつい事は少ない職業ではないでしょうか?