鰹節の賞味期限切れは?節と削り節での違いはあるのか調べてみた

鰹節って料理するには必須アイテムですね。料理と言っても和食になるのですがかつおだしってあらゆるところで活躍しますね。そんな鰹節の賞味期限について調べてみました。

鰹節の種類って

賞味期限について書く前に鰹節ってどんな種類があるの?というところから触れていきたいと思います。

親戚が鹿児島県の枕崎にあるため何度か鰹節工場にお邪魔したことがあるのですが、鰹節って出来るまでにかなり手間暇かかるんですよね。

最近では削り節としてパックに入って売っていますが、あれってありがたみが少ない気がします。

それくらい鰹節って手間暇かかるものなんです。

荒節と枯節

鰹節には大きく分けて「荒節」「枯節」があります。

荒節とは一般的にスーパーなどに売っている削り節の原料となるもので節のまま見る事はあまりないかもしれません。

枯節とは製造工程で最後にカビ付けや天日干しなどを繰り返し行い固くなった節のかつおのことです。カビと言っても安全なものですから安心してください。

昔は家庭で鰹節を削っていたのですが最近ではもうあまりないかもしれません。家で削っていたのが枯節と言われる鰹節なのです。

枯節は今では高級料亭やこだわりのある一部の方に使われているくらいでしょうか?アラフィフ世代なら子供のころ鰹節を削らされていた経験のある方も多いと思います。

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枯節の賞味期限はどれくらい?

枯節は製造工程で何年も寝かして作ります。熟成させておいしくするからですが、昔は賞味期限なんて書いてありませんでした。

そもそも鰹節自体が保存食なので日持ちするものなんです。

しかも製造工程でカビ付けや天日干しなどを繰り返し行うため本体に残る水分はかなり少なめで雑菌が繁殖しにくい製品です。

年月をかけて作られた枯節は非常に硬く水分量も低いので削り出すのが大変なくらいです。

このような商品は数年という歳月が経っても食べる事が出来ます。ただし高温多湿な場所で保存していた場合はその限りではありません。

そうはいっても最近では真空パックに入って賞味期限が記載されて販売されています。

現在と昔の住環境の違いもあり保存がしっかりと出来なければ日持ちもしないのでそれを踏まえて考えていくと安全に消費出来る期間は多少違うかもしれません。

枯節の賞味期限は大体1年くらいになっています。もちろん賞味期限ですので風味や味に衰えがあっても食べられないわけではありません。

枯節の場合は賞味期限切れ1年くらいは問題なく食べる事が出来る事が多いでしょう。

個人的なことを言えばしっかりと冷暗所に保存してあれば5年くらい経っていても食べると思いますが・・・

最終的には自分で臭いや味などに異常が無いかしっかりと確認して食べれば問題ないでしょう。

削り節の賞味期限切れはいつまで食べる事が出来るか?

最近では削り節が主流で賞味期限切れと言えばこちらが多いかもしれません。

削り節はパック詰めになって売られています。

賞味期限はこちらも1年くらいの設定になっています。しかし空気に触れる面が多いためどうしても風味が飛ぶのは削り節の方が早くなります。

賞味期限を過ぎて食べる事はもちろんできますが、味が落ちるのはこちらの方が早いという事です。

衛生面で言えば1年くらい過ぎても食べても問題が無い場合が多いでしょう。

鰹節そのものに水分が少ないうえに酸化を抑えるために窒素などを充填してあるので急激に悪くなるとは考えにくいからです。

しかし、パッケージなどに損傷があった場合はその限りではありませんので注意してください。また直射日光や高温になる場所に保存していた場合は変質している可能性もありますので賞味期限内であっても食べられなくなっているケースもあります。

賞味期限切れを食すときは保存状態によって大きく左右されることが多いので、食べる前に必ず自分で確認しましょう。

まとめ

鰹節は保存方法がしっかりと守られていれば賞味期限が過ぎても問題なく食べる事が出来ます。

枯節は年月をかけて熟成させることでおいしくなるものもあります。

削り節は長期保存すると風味が落ちておいしくなくなることがあります。

どちらも冷暗所に保存しておくことが大切です。

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