
最近はスマホのカーナビ機能が充実しているので、インダッシュタイプのカーナビなんていらないと思っている人も多いのではないでしょうか?私もその1人です。
また、現在はインダッシュタイプのカーナビを搭載した車に乗っているけど、「地図の更新費が高いからスマホのナビでいいかな?」「でもカーナビの画面の大きさの方がいいなぁ」と迷っている人もいると思います。
「カーナビの地図の更新費が高い」と感じて更新しないという選択をしようとしている人にオススメの方法がスマホの画面をカーナビに【ミラーリング】出力するという方法です。
コスパ的にも是非オススメの方法なのでスマホの画面をカーナビにミラーリング方法などを紹介していきます。
そもそもミラーリングって?
ミラーリングとは、スマホの画面をそっくりそのままカーナビの液晶画面に出力する事を指します。
よく似た機能で、【ミラーリンク】というものもありますが、こちらはスマホの画面をカーナビに出力した上でさらにカーナビの画面からスマホの操作が可能となる機能です。
【ミラーリンク】いついては対応する出力先ガジェットが限られてくるので、ここではスマホの画面をカーナビに出力するだけの【ミラーリング】について説明していきます。
ミラーリングのメリット
スマホの画面をカーナビにミラーリングする事のメリットは、『スマホのカーナビアプリを大画面で使う事がでる』『YouTubeやその他のストリーミングアプリをカーナビで視聴することができる』この2つになると思います。
ミラーリングのデメリット
ミラーリングのデメリットですが、すでにスマホでカーナビアプリを使用している場合は特にありません。
唯一あるのが、ミラーリングに必要なパーツやガジェットをそろえるのに費用がかかる点です。
ただし、これからインダッシュタイプのカーナビからスマホのアプリに切り替えようと考えているなら、アプリのカーナビとしての完成度の問題や通信費がかかると言うデメリットが発生します。
データ使用量は、6~7時間で1GB程度位だと思いますので、カーナビアプリを日常的に使う場合には結構通信費がかかると思われます。
毎週末に3~4時間だけアプリを使う程度であれば、2~3GB位で足りるかもしれません。
まず自分のカーナビがミラーリングに対応しているか確認する
カーナビによっては、仕様上の問題でどう頑張ってもミラーリングができない事もあるので、まず初めに自分のカーナビがミラーリングに対応しているか確認する必要があります。
1 HDMI入力ポート
2 アナログ入力ポート(交換ケーブル経由の場合あり)
この2つの条件のどちらかがクリアできていればミラーリングが可能になります。
HDMIポートを搭載しているカーナビ
HDMIポートを搭載しているカーナビは、ごく一部のモデルに限られており、ケンウッドやパナソニックの上位モデルとサイバーナビ程度かと思われます。
自分のカーナビがHDMIポートを搭載しているかを調べる方法は、「機種名 取扱説明書」などで検索して、説明書の背面図を確認する方法がオススメです。
アナログ入力ポートを搭載しているカーナビ
HDMIポートを搭載していない場合は、そのカーナビがRCA入力端子やアナログピンポートを搭載しているものであれば、HDMIをアナログ交換してカーナビに入力する事でミラーリング出力が可能になります。(テレビなどでよく見る黄色・赤色・白色のオーディオ端子です)
アフタパーツのカーナビの場合には何らかの形でAV入力ができるケースもありますが、この端子を搭載せずに別途交換ケーブルを用いる必要があるケースや、外部入力が一切できないケースもあるので注意が必要です。
カーナビでミラーリングを行う方法
スマホとカーナビのミラーリングを行う方法は、「有線のみでスマホとカーナビを接続する方法」と「無線でスマホとカーナビを接続する方法」大きく分けてこの2つになります。
基本的には家庭用のテレビやモニターにミラーリングする方法と同じではあるのですが、カーナビならではの面倒な事情もあるので、それぞれの接続方法や使い方などを説明していきます。
有線ミラーリングの接続手順
有線ミラーリングは、iPhoneと一部のAndoroido端末のみで可能となります。
Andoroido端末の場合には、「MHL」規格での有線通信によってミラーリングが可能なモデルもありますが、ある時期からWi-Fiを使用しての無線ミラーリングのみに仕様が変わっていますので、最近の端末では有線での接続はできないものが多いようです。
IPhoneでの有線接続の手順
IPhoneでカーナビと有線接続でミラーリングする場合には、カーナビ側がHDMI入力を持っているか、持っていないかによって大きく変わってきます。(HDMI入力を持っていればとても簡単です)
1 Apple Lightning Digital AVアダプタ
2 HDMIケーブル
1 HDMI接続ケーブルの片側をカーナビ側のHDMI入力ポートにつなぎ、もう一方を Lightning Digital AVアダプタにつなぎます。
2 Lightning Digital AVアダプタをiPhoneに接続すれば、iPhone内の動画や音楽をカーナビで見ることが可能になります。
有線でミラーリングすれば、無線ミラーリングより安定性が高いので、カーナビにHDMI入力がある場合は有線でミラーリングする事をオススメします。
Andoroido端末での有線接続方法
Andoroido端末の場合には、MHL対応機種であればMHL→HDMI交換ケーブルの類を用いてミラーリング出力が可能になります。
1 MHL交換アダプタ
2 MHL交換ケーブル
最近ではMHLに対応していないAndoroidoスマホでも、アプリなどを使用する事でHDMIによる有線ミラーリングが可能となっています。
IPhoneの時と同じ手順で交換できます。
無線ミラーリング
無線ミラーリングは有線ミラーリングに比べると通信の安定性の面で劣りますので、あまりオススメできませんが、以下のような条件のいずれかに当てはまる人は無線ミラーリングを試してみてください。
1 MHL非対応のAndoroido端末を使っている
2 Chromecast・Fire TV・Apple TVなどのミラーリング機能を持ったストリーミング再生ガジェットをすでに持っている
IPhoneであれば有線接続をオススメする理由は、無線でミラーリングした場合、動画を再生した場合にカクツキが生じる可能性がある点があげられるからです。
また、一部のガジェットとの接続を除き、iPhoneでミラーリングを行うためには別途Wi-Fiアクセスポイントが必要にもなります。
まとめ
スマホとカーナビをミラーリングする方法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ミラーリングには、有線接続と無線接続がありますが、動画再生時のカクツキなどの問題と考えると、個人的には有線接続がオススメです。
どうしても有線接続ができない場合は仕方ありませんが、なるべくなら有線接続してスマートな動画を車内でも楽しみたいですね。