カーナビにブルーレイを後付けするならポータブルプレーヤーがいい?

ドライブなどで活躍するカーナビですが、子供がいる家庭では動画を見せておとなしくさせるなんて事もあると思います。 

動画を見るならブルーレイがキレイでいいのですが、最初からブルーレイ機能が付いている機種は10万円以上する高性能カーナビになってしまい、エントリーモデルのカーナビなどはブルーレイ非搭載になってしまうかと思います。 

カーナビを買い替えるのは高い!」「今使ってるカーナビにブルーレイを後付できないの?」そんな悩みを持っている人も多いと思います。 

そこで今回はカーナビにブルーレイを後付する方法などを解説していきます。 

そもそもDVDとブルーレイの違いは? 

DVDとブルーレイは同じディスクですが、違いはどのぐらいあるのでしょうか? 

記録容量の差 

DVDドライブとブルーレイディスクでは、記録できる容量が違います。 

ディスクには、「片面1層」「片面2層」など細かい表記がありますが、一般的に言われているのは下記の通りとなります。 

DVDとブルーレイの容量 

DVDディスク    片面1層/4.7GB・片面2層/8.5GB 
ブルーレイディスク 片面1層/25GB・片面2層/50GB 

お互いの最大容量を比べると、ブルーレイは5倍以上の情報を記録できると言う事になります。 

解像度や音声スペックの差 

一般的に市販されているDVDとブルーレイディスクを比べてみると、映像の鮮明さや音声のクリアさにも大きな差があります。 

一般的なDVDとブルーレイの解像度

DVDディスク    720×480 
ブルーレイディスク 1920×1080(フルHD)  
          3840×2160(4K画質) 

もちろん再生する機器が対応していなければ上限はありますが、一般的にDVDよりブルーレイディスクの方が解像度は高いので、映像の鮮明さでは大きな差がついてしまいます。 

また、音声のクリアさでもブルーレイディスクはDVDより優れていると言えます。 

DVDでは、音声を圧縮する必要がありますが、ブルーレイディスクは非圧縮で入力できます。 

これも再生する機器や環境によって差が生じますが、ブルーレイディスクは圧縮していないため、再生した音声がクリアに聞こえます。 

スポンサードリンク

カーナビ液晶の解像度はブルーレイを活かせるの? 

ブルーレイの解像度の素晴らしさを解説しましたが、ここで疑問に思うのが「カーナビ液晶も解像度でブルーレイ画質を楽しめるのか?」という事だと思います。 

これはカーナビの種類にもよりますが、一例として出すとパイオニアの「サイバーナビ」は解像度が1280×720ケンウッドのエントリーモデルでは800×480となっていて、いずれもDVDの最大画質とほぼ同じ位と言えます。 

一方で、ブルーレイの解像度は1920×1080になりますので、パイオニアやケンウッドのカーナビより解像度が高いことになります。 

この場合、カーナビの液晶画面ではブルーレイの解像度を活かしきれないと言う事になります。 

しかし、ブルーレイは音声が非圧縮なので、音質の向上は期待できます。 

HDMI入力の場合 

カーナビ側がHDMIポートの場合は、HDMIケーブルを接続すればOKです。 

HDMIはデジタル信号なので、映像や音声の劣化は少なく高画質・高音質での出力が期待できます。 

アナログ入力の場合 

アナログ入力の場合は、アナログケーブル同士ならそのまま接続しても問題ありません。 

HDMIからアナログ端子に交換したい場合は、別途「コンバーター」が必要になります。 

アナログ接続は、名前の通り「アナログ信号」なのでHDMI接続に比べると、どうしても映像と音声が劣化してしまいます。 

劣化といっても極端に映像が乱れたり、音割れしたりするわけではありませんが、気になる人はHDMI入力に対応したカーナビに交換することをオススメします。 

ポータブルプレーヤーを使用したブルーレイ出力方法 

車でブルーレイを再生するのに一番簡単な方法は、「ポータブルプレーヤー」を使用する方法です。 

ブルーレイ再生機能が付いているポータブルプレーヤーは約2万円前後で購入する事ができるのでオススメです。 

ブルーレイ対応のポータブルプレーヤーは、HDMI出力ポートが付いているので、上記で述べたカーナビ側にHDMI端子があればすぐに使い始める事ができます。 

また、レンタルしてきたDVDや家で録画したDVDを再生するだけなら、1万円以下のポータブルDVDプレーヤーで十分対応できます。 

ブルーレイ再生に必要な電源を確保する 

ブルーレイ再生にポータブルプレーヤーは、車載して使用する事も想定されているので、シガーケーブルが同梱されているモデルも多いみたいです。 

また電源が無い場所でも使えるように、バッテリーを搭載しているモデルも多いようです。 

もしも、ポータブルプレーヤーの電源がコンセントにしか対応していない場合でも、車内でコンセントが使えるインバーターを購入すれば電源を確保できます。 

ポータブルプレーヤーをカーナビ本体に出力する 

HDMI入力でブルーレイ映像をカーナビに出力する場合、信号はデジタルになるので映像・音声をそのまま出力する事ができます。 

カーナビにHDMI入力が付いている場合は、迷わずHDMI接続しましょう。 

アナログ入力でブルーレイ映像をカーナビに出力する場合は、HDMIからアナログ端子に交換するコンバーターという装置が必要になります。 

まとめ 

車でブルーレイを再生するには、ポータブルプレーヤーを用意してカーナビに接続する方法がもっとも簡単でオススメです。 

ポータブルプレーヤーは2万円前後で購入する事ができ、シガーケーブルが付属しているものや、HDMI出力にも対応しているなど車載して使うには最適なものになっています。 

新しいものですと、iPhoneと繋いでミラーリングしたり、YouTubeなどの動画をモニターに移すことができるものもあるようです。 

また、バッテリーを内蔵しているものもあるので、エンジンを切った状態でも使えるのも魅力です。 

車中泊やキャンプなどにも活躍してくれますので、ポータブルプレーヤーを活用して充実したカーライフになるといいですね。 

スポンサードリンク