インフルエンザウイルスを除菌するには?

インフルエンザウイルスを知る

インフルエンザは細菌ではなくウイルスです。

ウイルスとは生き物ではなく「物質」のようなものなので、「殺菌」と言いう言葉ではなく「不活化」と言います。

不活化とは感染する能力がなくなることを言い、菌で言えば殺菌された事と似たような意味でとらえられます。

そもそも物質であるインフルエンザウイルスがどうやって増えるかというと、人や動物に感染して増えるのです。

ウイルスが増えるときに必要なものが、タンパク質です。

その脂質を含むの殻の事を「エンベロープ」と言います。

エンベロープを持つインフルエンザウイルス

ウイルスの中でもエンベロープを持つものと持たないものがあります。

インフルエンザウイルスはエンベロープを持つウイルスです。

ノロウイルスはエンベロープを持たないウイルスです。

一般的に不活化するうえで、エンベロープの有無によって効果のあるものが変わってきます。

アルコール消毒でインフルエンザウイルスを不活化する

感染を予防するにはこのエンベロープを破壊することでウイルスを不活化させる方法が有効とされています。

先ほど記述したように、エンベロープとは脂質を含む殻の事を言いますのでアルコールや石鹸で壊す事が出来ます。

アルコール除菌が有効とされるのはエンベロープを破壊し感染力を失わせることが出来るからという意味です。

手洗いが有効とされる理由も同様に石鹸がエンベロープを破壊するからなのです。

スポンサーサイト

市販の除菌スプレーは有効か?

インフルエンザウイルスを除菌すると話題になった大幸薬品の「クレペリン」

クレペリンの中には二酸化塩素が含まれ、これがウイルスの不活に有効とされています。

しかし、2014年消費者庁より「空間除菌できる合理的な根拠がない」として表示の変更を求める措置命令が出されました。

この処置命令により、二酸化塩素を主成分とする除菌スプレーは、その効果を謳えなくなり今に至っているため、除菌スプレーが有効かどうかが曖昧になっているのです。

アルコール系の除菌スプレーに関しては空間除菌に関しては懐疑的ではあるものの、手すりなど人が触れるものに関しての効果は期待できそうです。

下の記事はアルコールスプレーを自作しようと思ったのですが、市販の物の方が安かったという記事です。その理由なども書かれています。

インフルエンザ!部屋の消毒に自作スプレーはコスパが悪い

感染リスクを下げることはできるか?

空気中のウイルスを完全に不活化することは難しいとしても、二酸化塩素がウイルスを不活化する事は世界的に見ても認められていることでです。

ただ、消費者庁は空間除菌に関してはその効果は認められないということなので、「多少の感染リスクを下げる効果」はあると解釈するくらいは、問題はないかと個人的には思います。

石鹸で手洗いしてもインフルエンザに感染しますし、その他様々な感染ルートたどってくる可能性がある以上、完全な予防は難しいと言えるでしょう。

ただし、手を石鹸で洗わないより、洗った方がリスクを減らすのと同じように考えれば、除菌スプレーも使用してもいいとは思います。

まとめ

小さなお子様を持つ方やお年寄りが同居している家族などは出来る限りのインフルエンザ予防をしたいところですね。

完全な空間除菌に関しては難しいと思いますが、手洗いやうがいアルコール除菌や二酸化塩素が主成分の除菌スプレーなどを駆使して、少しでも感染リスクを抑えていきたいですね。

スポンサーサイト