ヒメマルカツオブシムシの駆除・防虫対策・特徴・生態など

Tシャツやシーツなどの白い洗濯物に白と茶色のまだら模様の虫がついていることはありませんか?それはヒメマルカツオブシムシです。このヒメマルカツオブシムシは衣類の虫食いなどの原因にもなっているのです。 

そこで今回はヒメマルカツオブシムシの駆除をするべく、特徴生態防虫対策などを勉強していきます。 

ヒメマルカツオブシムシの特徴 

ヒメマルカツオブシムシの名前の由来はカツオ節が大好物だからです。 

幼虫 

ヒメマルカツオブシムシの幼虫は体長4~5㎜程で、やや細長いダルマ型で、短い毛で覆われています。尾には槍状毛(そうじょうもう)と呼ばれる長いけの束を持っていて、刺激すると槍状毛を広げて威嚇するので、素手で触ってはいけません。 

幼虫の食性は幅広く、カツオ節・干し魚・皮革・小動物の標本(昆虫・剝製)などの乾燥物質を好んで食べます。また、羊毛・絹による絨毯・毛皮・毛ブラシ・毛筆・蚕繭(シルク)生糸なども好んで食べます。 

成虫 

ヒメマルカツオブシムシの成虫は体長3㎜程で、小さくて茶色いまだらなてんとう虫みたいな外見です。成虫は幼虫とは違い、服に穴をあけることはなく、これと言って害はありません。成虫の栄養源は花の蜜や花粉です。マーガレット・シャスターデージー・ハルジオン・ノースポールなどのキク科の白い花を好みます。 

スポンサードリンク

ヒメマルカツオブシムシの生態 

ヒメマルカツオブシムシは、幼虫のときは衣類などの中や近くに潜んで越冬します。春から初夏にかけて、サナギ・成虫となって産卵・孵化し、幼虫のままで8~10ヶ月をすごします。基本的に1年1世代ですが、幼虫期間の栄養状態によっては幼虫まま2年近く過ごすこともあります。 

成虫の寿命は1ヶ月程度で、1匹のメスによる産卵数は1ヶ所につき10粒程度産卵して全部で80~90産卵します。卵を守るためか、ふっくらした羽毛や服の上などの暗い場所を好んで産卵することが確認されています。卵の色は乳白色で1㎜未満と小さいので産みつけられた後に卵を探すのはとても困難です。 

孵化後、潜みながら羊毛や羽毛や生糸(動物性繊維)の他レーヨンやキュプラ(再生繊維)も食害されやすいです。しかし、綿や麻(植物性繊維)やポリエステルやアクリル(合成繊維)は食害が多くありません。これは消化がされにくいためと言われています。 

ヒメマルカツオブシムシを駆除する 

洗濯で駆除 

こまめな洗濯は、衣類についたヒメマルカツオブシムシを駆除するまずやる方法です。外出先から帰ったら、着ていた服はすぐに洗濯機へ入れて洗濯することで、衣類について自宅に侵入したヒメマルカツオブシムシを駆除することができます。着ていた服を脱ぐときは、クローゼットやタンスの近くで脱がないようにすることで、服から離れたヒメマルカツオブシムシが家具に逃げ込むのを防げます。 

エアゾール剤・燻煙剤で駆除 

ヒメマルカツオブシムシの駆除方法として「エアゾール剤」や「燻煙剤」を使用するという方法があります。エアゾール剤は、液体の薬剤をスプレーにしたものです。燻煙剤は薬剤を煙として室内全体でいぶして殺虫するもので。しかし、タンスの奥や押入れの奥深くなどは、薬剤が届きにくいので、全ての成虫を駆除するのは難しいです。また、幼虫や卵への効果はあまり見込めないため、成虫が大量発生してしまった場合、産卵抑制などの目的で成虫を駆除するという点では効果的です。 

スチームアイロンで駆除 

ヒメマルカツオブシムシが耐えられるのは、65℃以下までなので、65℃以上の高温には耐えられません。スチームアイロンであれば、こうした高温でヒメマルカツオブシムシを駆除することが可能です。いつもの通りに衣類にアイロンをかける要領で衣類についたヒメマルカツオブシムシを駆除できるので、とても便利な方法です。 

防虫対策 

ヒメマルカツオブシムシの成虫は4~6月に屋外に出現して、白い花や干された洗濯物や布団、歩いてる人の洋服にくっついてそのまま家に持ち込まれるので、自宅に入るときや洗濯物を取り込むときに虫がついていないかよく確認することが大事です。干した布団への掃除機がけや洋服のブラッシングなど侵入対策には効果的です。 

しかし、成虫の自宅の侵入に気づかず、クローゼットなどの衣類に産卵されてしまい、孵化して幼虫に衣類を食害されてから気づく場合がほとんどだと思います。 

防虫剤の効果的な使い方 

引き出し用やクローゼット用などの衣類用防虫剤は、いずれも収納空間中に薬剤が拡散して効果を発揮します。なので、衣類を詰め込み過ぎると、洋服の隙間などに薬剤がいきわたらずに効きにくくなってしまいます。また、密閉空間でなければ薬剤がいきわたらないので、クローゼットの扉やタンスの引き出しは開けっ放しにしないようにしてください。 

ハンガーラックなどの密閉していない場所での場合は、薬剤の効果が十分に発揮できません。 

防虫剤の設置時期は、衣替えの時に設置するのがいいです。最近の商品は取り替え時期になるとサインが出るのも多いですが、有効期間が1年など長いものが多いため、取り替えを忘れてしまうこともあります。防虫剤に取り替えた日時をメモしておいたり、交換予定日をカレンダーに書き込んだりすると忘れずに交換できます。 

防虫剤の効果を最大限に発揮するためには、用法用量をしっかりと守って使ってください。 

まとめ 

1ヒメマルカツオブシムシの駆除は早急な対応が必要です。 

2発生原因やエサなどのヒメマルカツオブシムシの生態を知り心構えをしておきましょう。 

3ヒメマルカツオブシムシの駆除方法は、洗濯・エアゾール剤・燻煙剤・スチームアイロンなどがあります。

4虫食いの被害が無ければあまり神経質になる必要はありませんが、お気に入りの服を長く着るためにも、防虫剤や洗濯やブラッシングなど日頃の対策をしてしっかり防虫しましょう。 

スポンサードリンク