ヘッドライトの黄ばみの原因は紫外線!ピカールや556は効果がある?

車のヘッドライトの黄ばみや曇りが気になっている人も多いのではないでしょうか? 

1台の車を長く大事に乗る人や、中古車を購入した人に良く効く悩みにヘッドライトの黄ばみや曇りが多くあげられます。 

ヘッドライトの黄ばみや曇りは太陽光の紫外線が主な原因とされていますが、こまめに洗車して車を大事にしていても、屋根のない青空駐車の場合はヘッドライトの表面が劣化して黄ばみや曇りが避けられません。 

そのまま放置して置くと、黄ばみや曇りはもっと酷くなるのでキチンと対処しなくてはなりません。 

そこで今回はヘッドライトの黄ばみや曇りを取る方法や原因などを解説していきます。 

ヘッドライトが黄ばんでしまう原因は? 

ヘッドライトが黄ばんでしまう1番の原因は、太陽からの紫外線を受けることでヘッドライトの表面が劣化してしまうためです。 

その他にも、ヘッドライトの表面に入ったキズによるものや、ライトの熱によう影響もあげられます。 

昔より黄ばみやすくなってる? 

車のヘッドライトの材質の違いによって劣化速度は変わってきます。 

昔はガラス製が主流でしたが、現在の市販車のヘッドライトの多くは、樹脂製(ポリカーボネート)が使われるようになりました。 

ポリカーボネートは、熱を加えると柔らかくなり、冷えると固まるプラスチックの仲間で、ガラスの数百倍の頑丈さや事故の際にプラスチックの飛び散りを最小限に抑えるメリットがあります。 

しかし、ガラスよりも紫外線に弱くキズが付きやすいというデメリットもあります。 

ヘッドライトの表面には特殊なコーティング塗装がされていますが、長期間紫外線にさらされたり、洗車などで擦ったりする事によりコーティング塗装が剥がれていき、紫外線によるダメージを直接受けてしまうため黄ばみや曇りが発生してしまいます。 

洗車によってキズや黄ばみが付く 

洗車時についてしまうキズは、スポンジでゴシゴシとヘッドライトのまわりを洗っていると、キズを付けるつもりもなく洗っていても、細かいキズが付いてしまいます。 

また、洗車時にワックスやコーティング剤が残っていると、それもヘッドライトのコーティング塗装の劣化の原因につながります。 

ヘッドライトの内側にも原因がある 

ヘッドライトの黄ばみや曇りの原因は、ヘッドライトの表面や外側だけではなく、内側で起きているトラブルが原因となる場合もあります。 

トラブルの例としては、ヘッドライトと車体の間に小さな隙間が発生してしまい、そこから水や汚れなどの異物が入ってしまい、それらが付着する事でヘッドライトの劣化・黄ばみ・曇りが発生してしまいます。 

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ヘッドライトの黄ばみや曇りを落とす方法 

ヘッドライトの黄ばみを落とすやり方は、大きく分けて2種類あります。 

一つは、表面を磨き黄ばみを「削り取ってしまう方法」で、もう一つは表面コーティングと黄ばみを「溶かし取る方法」です。 

どちらの方法にも、ヘッドライト黄ばみ専用品を使う方法と、別の目的で作られた家庭用洗剤や市販の薬品使う方法があります。 

黄ばみを削り取る方法 

黄ばみや曇りを落とすにはいろいろな方法があり、各メーカーからもさまざまな商品が発売されていますが、1番スタンダードな方法は、【耐水ペーパーによる研磨】になります。

その他にもピカールを使う方法もあります。 

 耐水ペーパーによる研磨

耐水ペーパーとコンパウンドを用いて、優しくヘッドライトの外側を磨いて汚れを削り取っていくやり方ですが、外側の汚れ取りだけならヘッドライトを取り外す必要はなく、誰でも簡単に汚れが取れます。 

落とし方

1 ヘッドライトを磨く準備をする 
磨き作業に入る前に、水洗いでヘッドライトの表面に付いた汚れを落とします。 
汚れが付いたまま作業を開始してしまうと、小さな砂や砂利で余計にキズが付いてしまう可能性があるので、しっかりと汚れを落とす事がポイントになります。 

2 マスキングテープで養生する 
汚れが落ちたら、マスキングテープでヘッドライトのまわりを保護します。 
これは、磨く際に車のボディにキズを付けるのを防ぐために、マスキングテープでしっかりと養生します。 

3 耐水ペーパーでヘッドライトを磨く 
磨き作業には耐水ペーパー(防水の紙やすり)を使いますが、こちらはホームセンターなどで購入できます。 
耐水ペーパーは、水につけ粗いやすりから磨きはじめ、徐々に細かいものに変えていきます。 
ペーパーの目の粗さの事を「番手」と言いますが、番手の数字が小さければ目が粗く、大きくなるほど細かいやすりとなります。 
2~3種類の番手違いの耐水ペーパーを用意して磨きますが、目安として黄ばみが強い場合には1000番、1500番の耐水ペーパーから磨きはじめ、黄ばみが少ないヘッドライトの場合は、2000番位から磨き始めます。 
耐水ペーパーでの磨きは水をかけながら作業を行いますが、力を入れ過ぎずヘッドライトの全体を優しく磨いていきます。 
黄ばみが落ちてきたら、番手を細かい耐水ペーパーに変えて同じように磨きますが、ここでのポイントは前段階で付けたキズをならすことが目的なので、優しくこすっていきます。 
キズのならしが終わったら、さらに細かい番手に変えてライトの表面を整えます。 

4 コンパウンドでより細かく磨く 
耐水ペーパーでの研磨作業が終わったら、コンパウンドを使ってより細かく磨いていきます。 
コンパウンドは、耐水ペーパーだけでは取り除けなかった小さいキズを鏡面仕上げしていくことで、キズに入り込む汚れを防ぎ、ヘッドライト表面が再び劣化するのを遅らせる事が目的です。 
コンパウンドは、耐水ペーパーよりさらに目が細かいので、よりピカピカに磨き上げる事ができます。
 
5 ヘッドライトをコーティングをして完了 
ヘッドライトを磨いた後は、黄ばみ取りの仕上げとして、ヘッドライトの表面にコーティング剤を塗る必要があります。 
磨いた後のライトの表面は、もともと塗布されていたコーティング剤が無くなっているため、紫外線に弱い状態になっているため、改めてコーティングをし直す必要があります。 

ピカールを使って黄ばみを落とす 

ヘッドライトの黄ばみ取りで一番有名な裏ワザと言えるやり方が、「ピカールを使う方法」です。 

ピカールは、日本磨料工業という会社から発売されている金属磨きの研磨剤なのですが、価格が安いので誰でも気軽に使いやすい商品です。 

このピカールの成分は、酸化アルミニウム・灯油・脂肪酸アンモニウム塩・エチレングリコール・水なので、どれもポリカーボネートに対して悪い影響はないです。 

そしてピカールの研磨剤粒子は4000番程度なので、ヘッドライトの磨き上げには丁度いい粗さとなっています。 

ただし、ピカールには灯油が含まれているので、磨いた後のコーティングをする前に、消毒用エタノールなどで脱脂する必要があります。 

ヘッドライトの黄ばみを溶かす方法 

ヘッドライトの黄ばみを落とす裏ワザとして、ネットなどでよく見かけるのがこの黄ばみを溶かす方法です。 

しかし、ポリカーボネートに対して適さない洗剤や薬品が使われていることも多いので、長い目で見るとヘッドライトにクラック(マイクロクラック)と言うひび割れが入る原因にもなってしまいます。 

ネットでよく見かけるアイテムは、「無水エタノール消毒用エタノール)」「虫除けスプレー」「強アルカリ洗剤マジックリンなど)」「漂白剤カビキラーなど)」「KURE5ー56CRC)」を解説していきます。 

無水エタノール(消毒用エタノール) 

無水エタノールは、純度99.5%以上のエチルアルコールの事で、ポリカーボネートはエチルアルコールに対して耐性があるため、使用しても問題ありません。 

使用方法は、柔らかい布にエタノールを含ませ、ヘッドライトをゴシゴシ磨くだけです。 

磨いていくと、劣化したコーティング剤や黄ばみが溶けていき、白く汚れやようになりますが、何度か続けると透明度がよみがえってきます。 

とても簡単なのでオススメの方法なのですが、キズやコーティング剤剥がれのムラは落ちないので、その場合は磨きが必要になります。 

虫除けスプレー 

黄ばんだヘッドライトに虫除けスプレーを使う方法は少し前に話題になった方法ですが、虫除けスプレーに含まれるディート(DEET)と呼ばれる成分に、プラスチックを溶かす効果があります。 

そのため、黄ばんだヘッドライトに使用した時、表面のコーティング剤や黄ばみを落とすと同時に、ポリカーボネートも溶かしてしまう可能性もあります。 

ポリカーボネートの内部を侵してクラック(マイクロクラック)が発生した場合、元に戻せなくなってしまうので、ヘッドライトには使わない方がいいと思われます。 

強アルカリ洗剤(マジックリンなど) 

ポリカーボネートはアルカリに対する耐性がありませんので、強アルカリ洗剤(マジックリンなど)を使ってしまうとクラック(マイクロクラック)が入る可能性が非常に高くなります。 

なので、ヘッドライトに使うことは絶対にNGと言えます。 

漂白剤(カビキラーなど) 

家庭用の漂白剤には、塩素系漂白剤と酸素系漂白剤がありますが、お風呂のカビ取りやキッチン周りで使われる漂白剤は、塩素系漂白剤である事が多いです。 

この塩素系漂白剤の成分は、次亜塩素酸ナトリウムなのですが、これをポリカーボネートに使用しても問題ありません。 

しかし、こういった家庭用漂白剤には洗浄効果を高めるために、強アルカリ性になっていることが多いので、結果としてヘッドライトを痛めてしまう可能性が高いです。 

KURE5-56(CRC) 

KURE5-56は、錆びた金属部分に使われる事が多い潤滑油です。 

成分のほとんどが油分だと思われるので悪い影響はなさそうですが、浸透潤滑油とも書かれているので、ポリカーボネートの内部に浸透してしまう恐れがあるので、あまりオススメできません。 

これを使用して、「透明度が一時的に復活した」などの口コミがありますが、洗浄効果よりも油分の被膜によるもの(すりガラスが濡れると透明になる効果)だと思われます。

上記のほかにクリーニング剤とコーティング剤がセットになっている商品もあります。 

ヘッドライトの黄ばみや曇りの防止策 

ヘッドライトの黄ばみや曇りが発生してしまう原因は、紫外線やキズによる劣化だと上記で述べました。 

このことから、ヘッドライトの黄ばみや曇りを防ぐもっとも良い方法は、紫外線をできるだけ当てない事です。 

もちろん、ヘッドライトを四六時中塞いでいるわけにもいきませんので、車を駐車する時に日陰を選んだり、車にカバーをかけるなどの日常生活でできる事をやっていきましょう。 

また、洗車時にゴシゴシ洗わず優しく洗うなどの対処をする事で、キズが付くのも防げます。 

日々の少しの手間が、黄ばみのないピカピカのヘッドライトを保つコツです。 

黄ばみを放置すると交換が必要になる場合も 

気づかないうちにどんどん汚れ、黄ばみや曇りが進むヘッドライトは見た目が良くないのも気になりますが、そのまま放置するのは大変危険です。 

汚れや黄ばみを放置したまま夜間を走行していると、ライトを点灯しても光量が少なくなってしまい、視界が悪く見えづらくなってしまい事故を起こしてしまう可能性もあります。 

樹脂表面の劣化がさらに進むと、細かいひび割れができたりヘッドライトのふちに隙間ができてしまったりして、ヘッドライトの内側まで黄ばみや曇りが発生してしまいます。 

こうなってしまうと、処置がますます大変になってしまいます。 

ヘッドライトを外し内側からクリーニングするか、それでもだめなら交換する事も考えなくてはなりません。 

また、光量が足りない事により車検に通らなくなる可能性もあります。 

こういった大がかりなメンテナンスが必要となる前に、定期的にケアを行っていきましょう。 

まとめ 

ヘッドライトの黄ばみは、見た目が悪いだけでなくライトの光量が少なくなり、視界が悪くなって事故の原因になったり、車検が通らなくなったりしてしまいます。 

黄ばみの大きな原因は紫外線によるものなので、駐車時に日陰に停めたり車にカバーをかけたり、直接紫外線が当たらないようにするのが理想的です。 

また、黄ばみを放置するのも危険なので、早めにケアすることが安全運転にもつながります。 

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