
ガムシロップって賞味期限が切れてしまう事多いですよね。自分ではガムシロップをあまり使わずお客様用にしか使わない家あると思います。
そんなガムシロップ賞味期限が切れてしまった時どれくらいまで使う事が出来るのか?調べてみました。
ガムシロップとシュガーシロップの違いとは?
ガムシロップとシュガーシロップの違いはご存じでしょうか?
どちらも甘味料として使われますが、厳密には少し違いがあります。
ガムシロップは砂糖と水とアラビアガムを煮て作ります。ガムシロップのガムはアラビアガムのガムから来てます。
アラビアガムを使っていない砂糖と水だけで作られているものがシュガーシロップです。
現在ガムシロップとして流通しているほとんどの商品でアラビアガムは使われていないので、本来ならシュガーシロップと呼ばれてもおかしくないのですが、ガムシロップとして流通しています。
その理由は水と砂糖だけでは、長期保存の際に砂糖が結晶化してしまうのを避けるためにアラビアガムが使われていましたが、製造技術の進歩によって結晶化を抑える事が出来るようになり今では使われなくなったという事です。
ガムシロップの賞味期限は?
それではガムシロップの賞味期限はどれくらいあるのでしょうか?
冒頭でもお話ししたようにお客様用としている我が家などは普段はガムシロップをあまり使いません。
夏場にアイスコーヒーなどを出す際に去年のガムシロップしかなくてお出ししていいか悩むことも。
そこで様々なメーカーのガムシロップの賞味期限を調べてみると、殆どの商品が1年くらいでした。
1年くらい前のガムシロップならギリギリOKなんですね。
ガムシロップの保存方法は?
賞味期限は適正な保存をした場合の話です。それではガムシロップの正しい保存方法はどうすればいいのでしょうか?
まずガムシロップは水に砂糖を溶かしたものだと紹介しました。当然冷やしてしまうと砂糖が結晶化してしまいます。その為冷蔵庫での保存はNGです。
ガムシロップは直射日光などに当てると中身が変色してしまう可能性もあるので避けた方が良いですね。
その他高温になる場所も避けましょう。
直射日光を避け高温多湿にならない場所常温保存するようにしましょう。
賞味期限切れのガムシロップはいつまで使える?
賞味期限が切れてしまったガムシロップはいつまで使う事が出来るのでしょうか?
賞味期限は皆さんも知っている通り、おいしく食べる事の出来る期限を指しているので期限を過ぎてもすぐに使えないというわけではありません。
賞味期限が1年のガムシロップはどれくらい過ぎても使う事が出来るのか考えてみましょう。
砂糖が大量に含まれているガムシロップは水分活性が低く腐りにくい食品です。水分活性が低いと微生物が繁殖できず腐りにくいという事です。
未開封であれば外から微生物が入り込む可能性は低い上に空気が入り込むことが無ければ腐らないはずです。
未開封であればの話ですが、ポーションタイプの場合は外袋を開けると開封したと考えてください。ポーションタイプは中のアルミ製の蓋とプラスチック製容器の間の接着剤が劣化する可能性があるので注意してください。
それではどれくらいの期間過ぎても問題ないと考えるかですが、それは賞味期限から逆算してみましょう。
賞味期限を定めるのはメーカーです。様々な検査を行って決めるのですが、一般的に微生物検査や理化学検査、官能試験といった項目で判断されます。
何かしらの項目に問題が出た期間を安全係数を掛けて賞味期限を設定します。
例えば15ヵ月の試験期間で問題が発生したとすると、それに安全係数の0.8を掛けて12ヵ月の賞味期限とします。
安全係数の0.8は推奨値です。0.9の場合もありますので一概に言えませんが、あくまで目安として考えれば賞味期限1年となっていれば3ヵ月くらいは過ぎても問題ないケースが多いと思われます。
賞味期限切れを使う際は最終的に自分で判断して使う必要があります。
ガムシロップの判断の仕方は?
高額な商品では無いので無理に賞味期限切れを使う事は無いと思いますが、もし使う際には以下のことを確認してから使うようにしましょう。
・見た目に色が変色している
・蓋を開けると腐った臭いがする
・少し舐めて味がおかしい
このような場合は使用を避け廃棄するようにしましょう。
自宅で簡単にガムシロップを作る
お客様が来て古いガムシロップを出すわけにもいきません。そんな時は自宅で簡単にガムシロップを作ることが出来ますので試してみてください。
用意するもの
・グラニュー糖 100g
・水 100cc
ガムシロップの作り方
1.鍋に水とグラニュー糖を入れ火にかけます。
2.グラニュー糖が溶けたらさらに3分程度煮詰めます。
3.粗熱を取って出来上がり
保存する際は容器を煮沸殺菌してから使うようにしましょう。
まとめ
ガムシロップの賞味期限は1年程度です。
賞味期限切れ3ヵ月程度の物は使える可能性が高い。
使う際には色や臭い、味などを確かめてから使うようにします。
自宅でも簡単に作れるので無理はしない方が良い。