
ごきぶりホイホイとは?
ごきぶりホイホイはアース製薬から1973年から発売されている、ゴキブリ駆除の定番商品です。
粘着トラップ方式でゴキブリの好む誘引剤を置いて、粘着シートで捕獲するというものです。
発売から40年以上たった今でも売られているロングラン商品であることを考えればその効果も期待出来ます。
メリットは直接処理をしないで済む
この商品の最大のメリットは、箱ごと捨てられるため死んだゴキブリを直接処理する必要が無いところです。
直接噴射式の殺虫剤や毒餌タイプの駆除剤やバルサンの様な燻煙式の殺虫剤はどれも死んだゴキブリを直接処理する必要が出てしまいます。
ゴキブリが苦手な人にとって、死んだゴキブリでも触れるのには抵抗があります。
その点でゴキブリホイホイは優れています。
ごきぶりホイホイが逆効果の噂は本当か?
巷では「ごきぶりホイホイは周辺にいるごきぶりを引き寄せるため家中ごきぶりだらけになる」などと言う噂があります。
本当に逆効果なのでしょうか?
誘引剤(ごきぶりを集める餌)が強力すぎて隣の家などからもゴキブリを集めてしまうのでは?という事なのでしょうが、それでは誘引剤の効果がどの範囲まであるかを確認しないとならないですね。
メーカーに聞いてみた
メーカーに問い合わせたところ「屋外から呼び寄せるほどの誘引効果はない」とのことでした。
部屋の中にいるごきぶりを呼び寄せる程度なら、逆効果とまでは言えないですね!
発売して40年以上になる商品ですから、信頼が無ければここまでロングラン商品になっていませんよね。
全てのゴキブリを駆除は出来ない
しかし、ゴキブリホイホイで、すべてのゴキブリが駆除できるかと言うとそれは無理です。
「ごきぶりホイホイを設置しているのにゴキブリが出る」と言う話が屋外からゴキブリを引き寄せているという噂になったのかもしれません。
いずれにしても、周辺にいるごきぶりには効果が期待出来て、個体を減らす事になるのは間違いないでしょう。
ゴキブリホイホイを効果的に仕掛ける場所は?
ごきぶりホイホイを効果的に仕掛けるには、ごきぶりの生態をしっかりと理解したうえで設置する方が効果を期待できます。
ごきぶりホイホイは使い方を間違わなければ強力なアイテムです。
ゴキブリが好む場所は?
ごきぶりは狭くて暗いところや暖かく餌があるところを好みます。
なのでごきぶりホイホイを仕掛ける場所は、台所の周辺や風呂場の周辺などが良いでしょう。
ごきぶりは触覚を使って移動などをしますので、壁際などの隅に設置する方が効果を期待できます。
温かい場所と言う意味では、冷蔵庫の下や洗濯機の周りなどに設置するのも効果的です。
ごきぶりは同じ通り道を使う習性がありますので、ゴキブリを発見したことがある近くの通り道となりそうな場所に設置するのもいいでしょう。
ベランダに設置するのは?
ゴキブリホイホイが逆効果と言われ始めた原因の一つはマンションのベランダなどに設置した場合のことかもしれません。
マンションのベランダであれば隣のうちのゴキブリが侵入してきても不思議ではありません。
しかし、メーカー曰くゴキブリホイホイの誘引効果は屋外では発揮することが出来ず、推奨されていない設置場所です。
逆効果という以前にそもそも誘引効果を発揮できないのです。使い方として間違っているということです。
ゴキブリホイホイの有効期間は?
ごきぶりホイホイは、誘引剤の効力の低下や粘着力の低下などがある為、一ヵ月が使用の目安となっています。
1か月たったら新しいものを設置してあげましょう。
ゴキブリ対策の考え方
ゴキブリ対策には2つの考え方があります。
一つはゴキブリをおびき寄せて駆除する方法と、もう一つはゴキブリを寄せ付けない方法です。
ゴキブリホイホイなどは、おびき寄せて駆除する方法です。
家の中にいるゴキブリを退治しなければ大量発生してゴキブリ屋敷となってしまいます。なので、一匹でもゴキブリを確認したら駆除する方がいいでしょう。
対して一匹もゴキブリが出てこない家ではハーブなどを有効活用して、ゴキブリが寄り付かない家にする方が効果的です。
ゴキブリ対策は自分の家にあった対策を施すのが正解です。
下記のリンクからゴキブリを寄せ付けない方法も紹介しています。
まとめ
ごきぶりホイホイが逆効果だとする噂は根拠が薄いと思われます。
ゴキブリの根絶を期待して使う商品と言うよりは、ゴキブリの数を減らす商品として考えた方が妥当なようです。
駆除しないよりした方が良いのでゴキブリホイホイの効果は有効であるということです。