ゴキブリの実害って何?健康被害があるのは本当か?

ゴキブリは無害だという人と健康被害があるという人色々います。

ネットを調べると両方の意見が出てきます。どちらが本当なのか?文献などを調べましたのでまとめておきます。

ゴキブリは病気を媒介するか?

ゴキブリが健康被害を引き起こす原因になっているか?いろんなサイトを見るとどちらの意見も出てくる。

ちょっと意地悪な見方をすると、ゴキブリ駆除業者の殆どが健康被害があると書いている。

利益相反しない為にもそう書くしかないでしょう。しかし利害関係者となればその言葉を鵜呑みには出来ない。駆除業者にとってゴキブリは絶対悪でなければ困るのかもしれない。

実際ゴキブリを叩くと菌をまき散らすからやめた方が良いと書いてあるサイトまである。何の細菌なのだろうか?

あるサイトでは、サルモネラ菌、赤痢菌、チフス菌、ポリオ、大腸菌など病原体を媒介すると書いてある。

しかし良く調べるとこれらは、汲み取り式の便所などを経てゴキブリの身体に付いた細菌の事を指しており、体内に細菌をため込んでいるわけではない。

しかも、今の時代どれだけの汲み取り式の便所がある家があるのだろうか?ちょっと話が飛躍しているようにも思う。

これらの事をぼかして書けば、ごきぶりは病気を媒介する虫の様な感じを受ける。

しかしゴキブリは蚊のようにウイルスや原虫を運んでくる生き物ではない。蚊の場合は人間の血を吸う事でデング熱、日本脳炎、マラリアなどの感染症を引き起こす事がある。これは蚊が媒介する感染症である。

対してゴキブリはその様な事はない。

百歩譲って身体に付いたサルモネラ菌を叩いて殺すと飛散させるというなら、ゴキブリは家中歩いているだけでサルモネラ菌をばらまいているという事になる。

実際ゴキブリは育つ環境によって、体内に持つ菌も変わると言われているので、汲み取り式便所がある家なら気を付けた方が良いかもしれない。

海外にはゴキブリを食する文化を持っている所も多数あるので、生まれ持って細菌を持っている訳ではないという事です。

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実際に健康被害はないのか?

ゴキブリが及ぼす健康被害は全くないのか?と言われればNOである。

ある特定の人にとっては有害であることが報告されている。それは、ごきぶりに対してアレルギー反応を示す人である。

ゴキブリアレルギーの人はゴキブリの死骸やフンなどが飛散した家屋でぜんそくなどの症状を引き起こしたりする。

こういった症状を引き起こす症例は少なくないようだ。そういう意味では、ゴキブリの駆除はしっかりとした方が良いし、身体に対する影響がある人もいると言える。

ゴキブリによる実害とは?

健康被害については上記のとおりであります。

それ以外でゴキブリによる実害があるのでしょうか?

これも実害と言えるかどうか微妙ではありますが、ごきぶりは雑食性でなんでも食べてしまいます。

食材などはもちろんの事、紙なども食べます。なので大事な書類などをかじられたら実害?なのかもしれません。

しかしゴキブリは少食なんです。ゴキブリが絶滅しないで3億年生きてこれた要因の一つです。しかも糞も食べれば、死骸も食べます。共食いもします。この雑食性はゴキブリの生命力の強さと言えます。

ゴキブリが嫌いと言う先入観でかなり被害を及ぼしているようですが、実は実害は殆どないと言っていいでしょう。

ただ気持ち悪いのは変わりませんけどね!

まとめ

ゴキブリによる健康被害はアレルギーを持っている人にはあります。

現代の家屋では細菌をまき散らすようなことは、ほとんどないと言えます。

その他なんでも食べるのでゴキブリが多い家は気を付けましょう。

それでも、ごきぶりは嫌いです。

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