
ENEOSでよくガソリンを給油する人にとって、ENEOSで発行されるクレジットカードには大きなメリットがあるので、使っている人は多いと思います。
またENEOSカードと言っても、どのカードを使えばいいのか分からない人もいると思います。
これからENEOSカードを作ろうと思ってる人には、メリットデメリットを知りたい人もいますよね。
そこで今回はENEOSカードのメリット・デメリットなどを解説していきます。
ENEOSが発行しているカード
ENEOSが個人向けに発行しているカードは、現在4種類あります。
ENEOSカードC
ENEOSカードCの特徴は、毎月のカード利用金額に応じて、ガソリン・軽油が最大7円/ℓ引きになるキャッシュバックタイプのカードです。
7万円以上 7円/ℓ
5万円~7万円未満 5円/ℓ
2万円~5万円未満 4円/ℓ
1万円~2万円未満 2円/ℓ
1万円未満 1円/ℓ
灯油 いつでも1円/ℓ引き
※1:毎月1日~末日の利用分 ※2:毎月6日~翌月5日の利用分
年会費 1,375円(税込/初年度無料) 家族会員/無料
ENEOSカードP
ENEOSカードPは、カードを使えば使うほどポイントがたまる(ENEOSなら最大3%ポイント還元)、ポイントタイプのカードです。
ENEOSなら利用1,000円ごとに30ポイント
ENEOS以外でも利用1,000円ごとに6ポイント
貯まったポイントは、1,000ポイント=1,000円で換算し、ENEOSでキャッシュバックしてくれて、1,000ポイント単位で交換可能です。
※ポイントは2年間有効で、有効期間が終了しだい、1ヶ月単位で失効となります。
年会費 1,375円(税込/初年度無料) 家族会員/無料
ENEOSカードS
ENEOSカードSは、ガソリン・軽油がいつでも2円/ℓ引きで灯油は1円/ℓ引き、それ以外の利用でもポイントが貯まるスタンダードタイプのカードです。
ガソリン・軽油 いつでも2円/ℓ引き
灯油 いつでも1円/ℓ引き
さらにカーメンテ商品やショッピングでの利用でポイントが貯まります。(ポイントの有効期間などはENEOSカードPと同じ)
年会費 1,375円(税込/初年度無料)※年1回使えば次の年無料 家族会員/無料
ENEOSカードNICOS
ENEOSカードNICOSは、三菱UFJニコスの一般加盟店で使うことができ、ENEOSカードCと同じガソリン・軽油が最大7/ℓ引きの割引が適用されるニコスブランドのクレジットカードです。
7万円以上 7円/ℓ
5万円~7万円未満 5円/ℓ
2万円~5万円未満 4円/ℓ
1万円~2万円未満 2円/ℓ
1万円未満 1円/ℓ
灯油 いつでも1円/ℓ引き
年会費 1,375円(税込/初年度無料) 家族会員/無料
特別提携カード
ENEOSで利用することでお得に使える【特別提携カード】が主に6種類あります。
Tカード
カルチュア・コンビニエンス・クラブが発行しているカードで、TSUTAYAやファミリーマートなどで使うことができ、200円ごとに1ポイント「Tポイント」が付与されます。
楽天カード
楽天が発行しているカードで、100円ごとに2ポイントが付与され、通常の加盟店利用時よりも、2倍のポイント還元率となります。
JALカード
日本航空がクレジットカード会社と提携して発行しているカードで、航空機利用時に使えるマイルが、100円ごとに2マイル貯まります。
ANAカード
全日空がクレジットカード会社と提携して発行しているカードで、航空機利用時に使えるマイルが100円ごとに1マイル貯まります。
さらに、提携クレジットカードのポイントも貯まり、クレジットカードのポイントもマイルに交換することもできます。
ビューカード
Suica機能を利用できるカードで、1,000円ごとに4ポイントが付与され、通常の加盟店利用時よりも、2倍のポイント還元率となっています。
TS CUBICカード
トヨタ自動車が発行しているカードで、1,000円ごとに15ポイントが付与され、通常の加盟店利用時よりも1.5倍のポイント還元率となっています。
ENEOS発行のクレジットカードのメリット
ENEOSが発行するクレジットカードには、主に3つのメリットがあります。
独自のロードサービス
ENEOSが発行するカードを4つ紹介しましたが、全種類にENEOS独自のロードサービスが標準装備されています。
24時間365日で車に関するもしもの時に駆けつけてくれるロードサービスは、安心で便利なものになっています。
1 キーの閉じ込み開錠
2 タイヤパンク時の交換
3 バッテリー上がりの対応
4 ガス欠時の給油
日本国内におけるトラブルであれば、一部離島を除いてほとんどの地域でロードサービスを受けることができます。
基本的に簡単な物であれば無料で対応してくれますが、作業時間が30分を超えるような場合は有料になります。
各種提携店における割引サービス
ENEOSで発行されているカードを使うと、有料サービスが割引になる店舗もあります。
カーコンビニ俱楽部 修理代の料金が通常価格より5%OFFになります。
オリックスレンタカー レンタカー料金が通常価格より10%OFFになります。
各種電子マネーに対応
ENEOSが発行するカードでは、QUICPayやApplePayなどの電子マネーにより支払いにも対応しています。
QUICPay
ENEOSサービスステーションはもちろん、コンビニやスーパーなどでも使えるサイン不要の電子マネーです。
支払いは、スマホや専用カードを支払い端末にかざすだけででき、少額利用でもコツコツポイントが貯まる他、利用代金はENEOSカード(C・P・S)と合わせて請求になります。
ApplePay
ENEOSカードをiPhoneに設定するだけで現金・クレジットカードを持ち歩かなくても簡単に支払いできるのがApplePayです。
ポイント1 設定は無料
ENEOSカードを設定したら、指紋認証・顔認識を行い、iPhoneをかざすだけで簡単に支払いでき、設定にも利用にも費用はかかりません。
ポイント2 いろいろな店で使える
ENEOSはもちろん、セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンなどのコンビニをはじめ、スーパー・ドラッグストアなどといったさまざまなお店で使えます。
ポイント3 セキュリティも安全
クレジットカード番号は、iPhoneやAppleのサーバーに保管されることはありません。
また、買い物の際もクレジットカード番号がお店に通知されることもありません。
これらの電子マネーに対応していることで、買い物の際に利便性が高いのが大きなメリットです。
ENEOS発行のクレジットカードのデメリット
ENEOSが発行するカードにはメリットがありましたが、デメリットもあります。
年会費がかかる
ENEOSが発行する4種類のカードには、それぞれ1,375円(税込)の年会費がかかります。
唯一ENEOSカードSは、年間1度でも利用すれば年会費無料で利用できますが、それ以外のカードは年会費が必ずかかってしまうのがデメリットになります。
ただ、ENEOSカードは入会した初年度のみ、年会費が無料となっているので、実際にカードを利用してみてから、今後継続するか考えてみるのもいいと思います。
各種保険が付帯しない
ENEOSカードは、海外旅行保険・国内旅行保険・ショッピング保険などのクレジットカードの保険が付帯していません。
特に旅行先などでENEOSカードをメインのカードとして利用する場合には、これらの旅行保険がついていないために不安な部分も大きいと思います。
旅行の時は、ENEOSカードをメインカードではなく、サブカードとして利用するなどの対策が必要です。
一般加盟店におけるポイント還元率が低い
ENEOSカードは、ENEOSで利用する時は高いポイントやキャッシュバックによる還元率でお得に利用できますが、通常の一般加盟店での還元率は、1,000円につき6ポイント(0.6%)程度と決して高くありません。
ENEOS以外でもお得にポイントを貯めたい人は、楽天カードなどの一般加盟店でも比較的高い還元率のクレジットカードをオススメします。
まとめ
1ENEOSが発行するカードは、4種類ある
2ENEOSが発行するカード以外にも、ポイント還元が通常より大きい特別提携カードもある
3ENEOSカードのメリットは、ENEOSでの給油の際の高い還元率と、独自のロードサービス、各種割引や電子マネーに対応などがある
4ENEOSカードのデメリットは、年会費がかかる、保険が付帯していない、一般加盟店でのポイント還元率が低いなどがある
ENEOSカードはあくまでも給油専用として利用し、ENEOSでの給油やサービスなどの支払い用にするのが最も賢い使い方だと思います。