
コーヒーを毎日飲む方は多いのではないでしょうか?私もコーヒーが大好きで毎日と言っていい程飲んでいます。
コーヒー豆の賞味期限について解説していきます。
コーヒー豆の賞味期限はどれくらい?
コーヒー豆を買う際にどんな状態で買いますか?生豆?焙煎した豆?それとも豆を挽いた状態で買いますか?
コーヒー豆はそれぞれで賞味期限も変わってきます。
生豆の賞味期限は?
自宅で焙煎する方は生豆で買うと思います。焙煎するときの香りがたまらないですね。
生豆の賞味期限は実に難しいのですが保存状態によって大きく変わります。生豆の状態で販売されるコーヒーは賞味期限を記載していないものが多いかと思います。
ヴィンテージコーヒーと言われ生豆のまま何年も寝かして高級品として販売されるものもあります。
保存方法に関しても風通しの良い涼しい場所で麻袋などに入れ保管されます。
焙煎した豆は酸化しやすいのですが、生豆のまま保存しておくと酸化せずに長期間保存が可能です。コーヒー豆によっては長期間熟成させることで、うま味が凝縮して美味しくなると言われてます。
コーヒー豆は生豆の状態での水分活性は0.6程度となっているので、カビや微生物が繁殖できないのです。
このように生豆の場合は保存さえしっかりしておけば数年経っても飲めるという事です。
水分活性とはこちらに詳しく書いてあります。
焙煎した豆の場合は?
生豆で買う人はかなりこだわりのある方かもしれません。普通は焙煎した豆を購入する人が多いでしょう。
焙煎した豆の場合はどれくらいの賞味期限があるのでしょうか?
実はコーヒー豆に関して言うと商品によって大きく変わります。専門店などはおいしく飲める期間をかなり短く設定しており3ヵ月程度しているものもあれば、大手コーヒーメーカーが販売する商品は酸化防止の工夫がされ3年とされているものもあります。
賞味期限は美味しく飲める期間を指していますので、こだわりのある商品は短めの設定となっています。
焙煎したコーヒー豆は先程も触れたように、時間とともに酸化していきます。未開封の状態であれば酸化を抑える包装がされていますが、開封後は劣化し始めます。
挽いたコーヒー豆の賞味期限は?
コーヒー豆を挽いた状態で販売されているものはどうでしょうか?
これも、商品によって大きく変わります。コーヒー豆は挽いてしまうと酸化が早くなります。豆の状態より空気に触れる面積が多くなる分劣化が早いのです。
焙煎して豆を挽いてから送ってくれる商品などは1週間程度の賞味期限が設定されているものもあります。
空気に触れないように密封されているものであれば、賞味期限は1年程度あるものもあります。
賞味期限切れのコーヒー豆はいつまで飲める?
賞味期限過ぎてしまったコーヒー豆はいつまで飲むことが出来るのでしょうか?
賞味期限がバラバラなのでいつまで?と聞かれると答えるのが難しくなります。
コーヒー豆の水分活性は生豆で0.6、焙煎した豆は0.2~0.3とかなり低いものになっています。
これはカビや微生物が繁殖できる数値では無いので真空パックなどの商品であれば、賞味期限を多少過ぎても傷むことは無いでしょう。
賞味期限切れのコーヒー豆を飲む際は自分で判断するしかありません。
コーヒー豆が傷んでいる判断基準は?
もしコーヒー豆にカビが生えているとしたら、それは水分を吸収している証拠です。保存方法がしっかりとしていて、豆が水分を吸収しなければカビは生えないはずです。
冷蔵庫や冷凍庫に保存しているとカビが生える事があります。冷蔵庫で冷やされた豆は外に出すと結露が発生します。それを再度冷蔵庫に入れるとカビが生える原因となります。
冷蔵庫や冷凍庫に保存する場合は、使う分だけ取り出すようにしましょう。
常温保存する場合でも高温多湿な場所で保存すればカビなどの原因となります。
出来るだけ涼しい乾燥した場所に保存するようにします。
もう一つコーヒー豆の天敵は酸化です。
当たり前ですがコーヒー豆は空気に触れると酸化してしまいます。開封後のコーヒー豆が日持ちしないのは酸化が原因です。
未開封であっても、酸化対策が取られていないものは日持ちしません。
酸化しているかを見分ける方法の一つとして、コーヒードームが出来るかで判断する方法があります。
コーヒードームとはコーヒーにお湯を注ぐ際にふっくらと盛り上がることです。
このコーヒードームは酸化した豆ではできません。新鮮な豆であるからこそ豆がお湯を含んで膨らみます。
すべての商品が膨らむわけではないので、一つの目安として考えてください。
お湯が低温であったり、挽いた豆の粒が荒かったりするとドームが出来ない場合があります。
少し飲んで味に違和感があればやめておいた方が良いでしょう。酸化したコーヒー豆は体に良くないので気を付けましょう。
まとめ
コーヒー豆の賞味期限は商品によって大きく異なります。
美味しく飲める期間は包装の仕方によって左右され、メーカーによっても違います。
賞味期限切れを飲む際には自分でしっかりと判断してから飲むようにします。
基本的にコーヒー豆は水分活性が低くカビや微生物などに影響を受けにくいのですが、酸化してダメになってしまいます。