ボールペンのインクだまりはなぜ起こる?手入れや書き方の工夫を紹介

ボールペンで字を書いている際、きれいに書けたと思ったら、突如発生したインクだまりのせいで台無しになってしまった経験はないでしょうか。

今回は、ボールペンのインクだまりについて考察していきます。

インクだまりは油性ボールペンで起きる

インクだまりが起きるペンは、油性ペンの場合です。油性ペンは、インクの溶剤が水性ではなく油性であることから、揮発性が低く粘度が高いという特性を持っています。だから、一度書くとなかなか消えずに残っているわけですね。

インクだまりは、油性ボールペンの液体の粘度の高さゆえに起こってしまう現象です。

ボールペンのインクだまりが起こる原因は主に3つ

では、なぜボールペンのインクだまりは起こるのでしょうか。原因は大きく2つあります。

ボールペンの構造上の問題と、不注意によるものそれぞれ1つずつと、そもそも的な原因の3つです。

ペン先に埃が溜まることによってインクだまりを起こしてしまう

原因の1つ目が、ボールペンのペン先に埃が溜まってしまい、その埃がいわゆる筆のようにしてペン先とは別に“記入”してしまうことで起こります。この原因としては、ペン先をキャップなどせず、外界に触れたままにすることによって、ペン先に埃が付着してしまうのです。

手入れを怠ったことで生じる場合と言えるでしょう。 この場合は、ティッシュでペン先の埃をそっと摘まんで取ってください。その後は、忘れずにペン先をきちんとしまいましょう。

インクがうまくボールを伝って紙へ付かずにインクだまりになることも

厄介なのが、もう1つの場合です。これは、ボールペンの構造上避けて通れないからです。

ボールペンは、名前の通り、ペン先にあるボールが回転することで、インクがペン先から紙へと流れていく仕組みです。

しかし、書いている人のクセ(ペンで書いている際の角度や筆圧)および紙質によって、バランスよくインクが紙に行かない場合があります。その場合、インクは紙に付きませんから、そのままボールを伝ってペンの内側(裏側といった方がいいでしょうか)への戻っていくわけです。 これが繰り返されていくと、余ったインクがペンの内側に溜まっていき、あるタイミングでまとまって紙へと流れていくため、インクだまりが起きてしまうというわけです。

インクが経年劣化したため揮発性と粘度のバランスが狂った

基本的にはないと思いますが、この可能性も無くはないです。先述のように、油性ボールペンのインクは、揮発性の低さと粘度の高さで成立しています。ボールペンのインクは、概ね2~3年以内には使い切られることを想定して製造されているようですので、その期間を過ぎると、バランスに狂いが生じる可能性は大いにあります。

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書き方の工夫でインクだまり対策を

最も対策が必要なのは、2番目の原因でしょう。この、構造上の問題で起きてしまうパターンでも、工夫をすることでインクだまりを防ぐことができます。

あまりペンの角度をつけず毛筆のような感覚で立てて書く

ボールペンは、先端のボールに圧力がかかることで、ボールが中側へと沈み込み、その生まれた隙間からインクが流れ出てきます。つまり、筆圧が大きい場合、隙間が大きいのでムラが生まれるわけですね。

つまり、インクだまりを無くすためには、ボールと紙の隙間をできにくいようにすれば良いのです。

まずは、ペンを書く際の角度です。どうしても、ペンで書く際は斜めにペン先が入ってしまうでしょう。その角度でインクだまりができなければ問題ないのですが、インクだまりができる場合には、毛筆書きのように、いつもよりもペンを立てて書いてみましょう。

筆圧を抑えめで書く

もう1つの対策が、普段よりもやや弱めの筆圧で書いてみることです。筆圧が弱くなれば、先端のボールの凹みも弱まりますので、インクがドバっと出てくることはないですから、インクだまりができる危険性も低くなるということです。

ジェットストリームやアクロボールなどの低粘度油性タイプに変えるのも手

以上、インクだまり防止策を紹介してきましたが、最後にもう1つ対策方法を紹介します。ジェットストリーム(三菱鉛筆)やアクロボール(パイロット)に代表されるような、低粘度油性タイプのボールペンに変えてみることです。ペン先のボールの窪み方に工夫を加えることによって、従来よりも粘度の低いインキでも、問題なく書けるようになっている、言わば近代タイプのボールペンです。

ボールペンには、書きやすさだけではなく、ファッション的な側面もありますから、簡単に変えるわけにはいかないかもしれませんが、インクだまりについては改善されるのは間違いないでしょう。

まとめ

1.インクだまりが起きるのは油性のボールペン

2.インクだまりが起きる原因は主に3つ。①ペン先に溜まった埃がインクを吸ったまま残っているため、②ペンをもつ角度がつきすぎていたり筆圧が強すぎたりするため、③インクが経年劣化を起こしているため

3.低粘度油性タイプのボールペンに変えてみるのも選択肢。

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