B-CASカードを再発行したい!手数料や期間は?購入はできる?

TVやCATV会社から支給されたデコーダー(機材)に挿入されているB-CASカード。

今回は、B-CASカードが壊れた際の再発行の方法について紹介をします。

B-CASカードとは

B-CASカードは、ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ社(B-CAS社)の頭文字をとった限定受信方式「B-CAS」の機能を実現するために、端末(受信機)に設置するICカードのことです。

デジタル放送受信機の製造・販売に関して、同カードの発行審査に合格しないという制約がある事情などから、独占事業と批判もありはしますが、日本における地上波デジタル放送の視聴に関して、無くてはならないカードとなっています。

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B-CASカードを再発行する場合はカードの色ごとで手続きが違う

そんなB-CASカードを無くす・・・ことはあまり考えづらいですが、ペットや小さな子供がいる家の場合、いたずらでB-CASカードが壊れてしまうケースは充分に考えられます。

もしB-CASカードが壊れたら、再発行の手続きを取るしかありません。

その際に注意をしたいのが、B-CASカードの色です。B-CASカードは、大まかに分けて3種類あります。

B-CASカードの種類

・赤色のカード→BS・CS・地上 共用カード
・青色のカード→地上デジタル専用カード
・オレンジ色のカード→CATV専用カード
詳細はこちら

B-CASカードの色が赤色および青色のときは、B-CAS社の再発行申込ページ(https://www.b-cas.co.jp/cardorder/view/order/agreement.html)から、オレンジ色のB-CASカードの場合は、加入先のCATV先に電話をして、手続きを進めましょう。

B-CASカードを再発行する場合手数料が2,160円+αで日数が3日ほど

B-CASカードの再発行をする際、手数料や日数はどのくらいかかるのでしょう?

筆者が経験済みの共用カード(赤色のB-CASカード)の場合ですと、日数としましては、ウェブサイトで申し込んでから2日で届きました。ちなみに、B-CASカードは郵送(速達の代金引換郵便)で送られてきますので、居住地域や郵便の事情によって前後はあると思いますが、概ね3日ほどと捉えておけば良いでしょう。

また、B-CASカードの再発行には手数料がかかります。2020年現在では、消費税率が変化したことに伴って、送料および消費税込みで1枚2,160円となっております。

CATV専用カード(オレンジ色)の場合は、この料金にCATV業者への手数料(工賃など)が上乗せされます。大手CATV会社のJ-COMの場合ですと、出張費として 3,000円(税抜)が更にかかります。高いですね。

そういった、割と痛手となる再発行になりますので、小さい子供やペットにいたずらをされないよう、普段から工夫をしておきましょう。万が一いたずらされても、再発行にしては高いだけで、たかが数千円です。叱ることは大切ですが、一方で温かい目で見てあげましょう。

B-CASカードは購入できないので同様に再発行での入手となる

景気の悪い世の中です。TVを買いなおす際、新品ではなく中古で・・・といった方も少なくないでしょう。その際にあり得るのが、B-CASカードが付いていないケースです。

B-CASカードがない場合、入手しないといけませんが、B-CASカードは販売していません。したがって、再発行の手続きと同様に、B-CAS社の再発行申込ページで手続きをする必要があります。費用は同じです。新品との差分で得た利益があるので仕方ない、とうまく割り切ってください。

まとめ

1.B-CASカードには、BS・CS・地上 共用カード(赤色)、地上デジタル専用カード(青色)、CATV専用カード(オレンジ色)の大きく分けて3種類ある。

2.CATV専用のB-CASカードを再発行する場合には、CATV会社に電話で連絡をする。

3.BS・CS・地上 共用カードおよび地上デジタル専用カードを再発行する場合には、B-CAS社の再発行申込ページから手続きをする。

4.B-CASカードの再発行手数料は、送料および消費税込みで1枚2,160円。CATV専用カードの場合には、プラスしてCATV会社の工賃が上乗せされる。

5.再発行されたB-CASカードが届くのは、BS・CS・地上 共用カードおよび地上デジタル専用カードの場合だと、概ね3日前後。郵送(速達の代金引換郵便)で送られてくる。

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