アリガタバチ駆除!発生させない対策・特徴・生態・習性など

家の中にアリのような?ハチのような?黒い小さい虫が飛んでいるのを見たことありませんか? 

それはたぶん【アリガタバチ】です。このアリガタバチは台所や居間など家のあちこちで繫殖するだけでなく、人を刺す毒針を持っているので、とても厄介な虫です。 

そこで今回はアリガタバチを駆除するべく、戦いのまえに知識を持ってアリガタバチとの戦いに挑みましょう。 

アリガタバチって? 

アリガタバチは、アリのような見た目をしていますが、ハチの仲間です。「ありがたい」と感謝しているようにも聞こえる名前ですが、「アリの形をしたハチ」なので、アリガタバチなのです。 

日本に生息しているアリガタバチは【シバンムシアリガタバチ】と【クロアリガタバチ】がいます。 

アリガタバチは、あまり攻撃的な虫ではないのですが、繫殖するとあっという間に増えてしまい、部屋の至るところで被害が大きくなります。 

シバンムシアリガタバチ 

オスは体長約2㎜、メスは1.5㎜で赤褐色で光沢があり、オスは無翅と有翅の2種類がいますが、メスは無翅です。 

シバンムシアリガタバチは全世界に分布していますが、日本では本州、四国、九州に分布しています。 

シバンムシアリガタバチは、乾燥食品などの害虫であるタバコシバンムシやジンサンシバンムシの幼虫に寄生する天敵(寄生ハチ)ですが、家の中で発生すると人を刺す害虫にもなります。刺す針を持っているのはメスだけで、オスは持っていません。 

一般的に、畳床に発生したタバコシバンムシに寄生していることが多いですが、シバンムシ類が発生している食品工場でも見られます。 

シバンムシアリガタバチは、春から秋にかけて活動し、1年に4~5回発生します。3月、5月上旬~7月上旬、8月中旬~9月中旬に被害が増加する傾向があります。 

オスは、2~3日の寿命ですが、メスは2ヶ月間生存して、生涯100個の卵を産みます。10月以降のメスの成虫はそのまま越冬して、翌春に活動を再開します。メスの成虫は毒針でシバンムシ類の幼虫を麻痺させ、その体表に数個ずつ産み付けます。幼虫はシバンムシ類の老熟幼虫や前蛹に外部寄生して、繭を紡いでサナギになって、羽化します。 

クロアリガタバチ 

クロアリガタバチの成虫は体長2.5㎜で黒色です。一見アリにそっくりですが、腰のくびれ部分に節がなく、触角の形が違うので区別できます。 

クロアリガタバチは、日本特産種で、本州、四国、九州に分布しています。 

クロアリガタバチの卵はシバンムシアリガタバチと同じく、シバンムシ類の幼虫に寄生して羽化します。1年1世代の発生で、6~7月に多く発生します。 

スポンサードリンク

アリガタバチを駆除する 

アリガタバチを駆除する方法はスプレー剤燻煙剤フェロモントラップ・ライトトラップがあります。それぞれの適した場所に使用していきます。 

スプレー剤 

市販の殺虫剤を選ぶときは、アリガタバチにも有効なものもを選んでくでさい。パッケージに対象の虫が書かれているので、確認して購入してください。成分としては、ピレスロイド系の薬剤がよく使われていて、虫の神経に作用して興奮状態にして殺す仕組みになっています。1回撒くと約1ヶ月予防効果があるものもあります。ピレスロイド系の殺虫剤は、人間や哺乳類、鳥類には分解能力があり、速やかに代謝されるため、安全性が高いです。しかし、爬虫類や魚類には毒性を示すことがあるため、ペットには注意が必要です。 

燻煙剤 

燻煙剤は殺虫剤の煙を素早く室内に充満させて駆除するものです。大量発生したアリガタバチを1度に駆除する場合や、室内をうろうろしている俳諧・飛翔しているアリガタバチを1度に駆除したい時に使用します。 

フェロモントラップ 

アリガタバチ専用の性フェロモンで雄成虫を誘引し、粘着のついたトラップで捕獲します。(ゴキブリホイホイと同じ感じです) 

これを設置することでアリガタバチの発生を早期に発見でき、問題が大きくなる前に対処できます。しかし、雄の成虫しか捕獲することができないので根本的な対策にはなりません。 

ライトトラップ 

アリガタバチもシバンムシと同じく、光で捕獲するライトトラップが有効です。 

業務用であったり比較的高価なものが多いので、フェロモントラップの効果が不十分であったり、殺虫剤をどうしても使いたくないひとにはいいかもしれません。 

ただし、フェロモントラップと同じく、成虫しか捕獲することができないので根本的な対策にはなりません。 

アリガタバチを発生させない対策 

アリガタバチはダニやハエのように不衛生な場所に集まるわけではありません。乾燥した食品や植物をエサにするため寄ってきます。 

アリガタバチはシバンムシ類に寄生するので、まずシバンムシ類を発生させないことが大切です。 

食品の徹底管理 

乾燥食品は袋やタッパーなど密閉できる容器でしっかりカバーします。小麦粉や米粉などの穀粉や乾麺などは、食品が入った容器や袋をビニールに入れてしっかり袋を閉じ、さらに密閉容器などに入れて、冷蔵庫に保管します。この方法を行えば、ほとんどの虫の侵入を防ぎ活動を抑えられます。 

畳に繫殖させない 

畳にアリガタバチを繫殖させないようにするには、まず、畳の上にカーペットなどを敷かない様にしましょう。掃除をするときは、掃き掃除だけでなく水拭きも効果的です。古い畳には、バケツ半分ぐらいの水に大さじ2はいぐらいの酢を混ぜて拭くと効果的です。 

できれば春と秋の年2回に畳干しを行うとより効果的です。 

まとめ 

アリガタバチが発生したら、シバンムシ類も同時に発生している可能性が高いです。効率よく駆除するためにはアリガタバチとシバンムシ類を同時に駆除しましょう。 

アリガタバチのメスは毒針を持っているので、駆除するときはアリガタバチに効果がある殺虫剤を使うのが安全に駆除できます。 

小麦粉や乾麺、香辛料など、長期保存できる乾燥食品は、密閉容器などに入れて冷蔵庫などに保管すると安心です。冷蔵庫の中では、低い気温に弱いアリガタバチの活動を鈍らせることができます。 

スポンサードリンク